4D(フォーディー) 3話

公開日:  最終更新日:2016/02/09

<異次元>サイエンティフィック・ファンタジー

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沙也の”暴走”から1夜が明けて—-

宮田がワイドショー番組に出演している(録画)。
それを喫茶店で御崎とみている。

レポーター
「突然空から畳が降ってきたそうですが・・」

宮田
「超能力者の仕業です!瞬間移動ですよ!
僕が考えるに四次元空間を介し・・・」

レポーター
「ありがとうございました。以上、現場からでしたー」

御崎
「ばっかじゃないの・・・」

宮田
「心配しなくとも誰も信じやしないさ、今はまだね。・・・」

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宮田
「記念すべきファーストレッスンの前におさらいをしておこうか!
御崎・・・君は四次元空間を”視る”ことができる。
四次元空間を通し、物体の内側を見る”透視”で側溝の中に落ちていた鍵を見つけ、
さらには柔道場の畳や巽先生を宙に浮かせる”念動力”までをも発揮して見せた。
だが君にはその理屈がわからず、制御することもできない・・・」

御崎
「視るだけなら集中すればできます。
ただ、いきなり遠くの光景が見えたりもするけど・・・
学校にいて街中が視えたりとか。」

宮田
「では、空間の距離について整理するが・・・」

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宮田
「例えば、地上では平面に見える地球も、宇宙から見下ろせば球だ。
この場合、地球の裏側への最短距離は地上を半周回るルートではなく、中心をつっきて進む直径になる。
同じように、四次元空間内で、この三次元の世界が湾曲していたとしたら?
四次元空間越しの光景が三次元より近くに見える可能性は十分あり得る。
超能力でいうところの”千里眼”だ・・・!!」

御崎
「私はこの力を何とかしてほしいだけなの!」

宮田
「わかってるさ。そのためにも能力を理解する必要があるだろ?
そこでまずは、他の能力者を見つけ出すんだ。
先人のアドバイスを聞いたほうが合理的だろ。」

御崎
「でも、どうやって・・」

御崎はここでペンダントのような小道具を取り出す。

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宮田
「それは・・?」

御崎
「子供のころから身に着けてるお守りみたいなもの・・・
心が落ち着くの・・」

宮田
「能力者を見つける方法は簡単だ。
誰でもいい。四次元空間越しに相手の顔と見つめ続けろ。
もし目があえば、相手も四次元空間越しにこちらが”視える”ということになる。
つまり・・・能力者だ。」

御崎は2階にある喫茶店の窓から行きかう人々を視る。
突如御崎の目にはどこかの部屋の中の映像が映る。
そこではひとが男に内臓をえぐりだされている。
その男と、目があった!

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男は四次元空間を介し、突如眼下の横断歩道に姿を見せる。

そして、次の瞬間には喫茶店内に移動してきた。(なぜかパンツ一丁で)

宮田
「テレポート(瞬間移動)?
やはり!僕の仮説通りだ!
視ることができる地点には、四次元空間を通して移動が可能になるのか!」

御崎は、話を聞こうとする宮田の手をひっぱり、突然走り出した。
「あの人、人殺しよ!」

御崎から説明を聞いた宮田。
「口封じのために追ってきた?いや!
衆人のど真ん中に瞬間移動してくるリスクのほうが、はるかに高いはず・・」

その時、空間から手が出現し、御崎の手をつかんだ。

空間に引きずり込もうとする手から御崎が強引に自分の手を引き抜くと、御崎の手の皮が全て剥けてしまっていた。

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半狂乱になる御崎。

宮田
「落ち着け!御崎!大丈夫だ!理論上必ず元に戻る。」

御崎
「理論上って・・・」

宮田
「だが、その前に、奴が手出しできない安全な場所を確保しないとな。」

御崎
「何言ってるの?瞬間移動で狙われたら、どこにいたって同じでしょう!?」

宮田
「なーに、四次元空間が存在するなら瞬間移動は超能力ではなく、ただの”能力”だ。
タネと仕掛けさえわかれば対処法はある。」

–3話ここまで

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○感想

御崎の手は本当に大丈夫なのでしょうか。
確かに前回、御崎が巽を念動力で浮かせた時も、空中では巽の顔の皮が剥がれていたけど、後に元に戻っていましたね。
その理論って、どんなものなのでしょう?

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