4D(フォーディー) 5話

公開日:  最終更新日:2015/10/17

<異次元>サイエンティフィック・ファンタジー

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瞬間移動の能力者に御崎が襲われ、想像を絶する姿に成り果ててしまった・・

宮田は激しく後悔していた。
「すまない、御崎。僕が浅はかだったばかりに・・
僕もすぐ息の根を止められる。心臓を抜き取られて・・」

その時微かに御崎の立体クロスの小道具が動いた・・

能力者
「やはり危惧していた通りだな・・
貴様らのような無知蒙昧な輩が現れるとは・・
お前に至っては視えもせぬようだな。
信仰心も持たぬものに大日経の教えを理解し、
仏の力を正しく扱うことなどできまい。」

宮田
(この男・・何者?
信仰心?仏?大日経?
この男、密教の人間か・・!)

大日経

宮田
「教えてくれないか・・
なぜ僕たちの命を狙う・・?」

能力者
「知る必要はない。」

突如宮田はポケットからナイフを取り出し、
自分の心臓に突き立てた。
「心臓に手をかけ抜き取る瞬間にナイフを突き立ててやる!
うまくいけば指の数本・・・
そうでなくても手負いの状態で、不安定な四次元空間から形を崩さず、その手を戻せるか?」

能力者
「面白い男だ。
いいだろう。お前がどのように理解しているかは知らないが、
あの世界は仏の教えも知らぬ衆愚の者どもが立ち入っていい領域ではない。
そのような雑念を払い、引導を渡す・・それが俺の勤めだ。」

密教

宮田
「こんなマネまでして、いったい何が明るみに出ることを恐れている?
ひょっとしてそれは・・密教という概念そのものを揺るがしかねない真実なのか?」

能力者
「喝ーーっ!!
まずは小脳を潰し、身動きできなくする。
往生際を間違えたな・・
楽には逝けぬぞ。」

宮田
(ああ・・僕はまた余計なことを・・・)

とその時、周囲のカラーコーン、車、消化器、そして能力者も宙に浮きだした!

念動力

宮田
(念動力!?)
御崎がいた場所を見ると、そこには靴と、あの小道具だけが・・

能力者
「こ・・これは・・あの娘はどこ行った?」

宮田
「よかった・・!!
生きてるんだな御崎・・・!!
そこにいるんだろう?」

四次元空間

宮田
「いいか?君は体を裏返された状態にあるんだ。
だが心配するな!今から元に戻る方法を教えるからな。
メビウスの輪だ・・・!!」

クラインの壺

四次元空間

宮田
「戻ってこい御崎沙耶!4Dの世界から・・・!!」

帰還

能力者
「信じられん。あの状態から戻るとは・・・
ただの覚者ではないのか?この娘はいったい・・・」

御崎
「私ハ、イッタイ何者ナノ・・・?」

御崎

–5話ここまで

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○感想

御崎の四次元空間からの帰還はまさにイリュージョンでした。
それにしても能力者が密教の修験者だったとは・・・
そこに付け入るスキを見つけた宮田はさすがでした。

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