バトルスタディーズ 55話 pressure-360°

公開日: 

弱小公立高校相手のDL学園。
現在1回表ノーアウト1・2塁。
打席にはプロ注目のスラッガー、古谷。
その古谷がまさかのバントの構え。

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DLベンチそばの観客
「なんでやねんな~
頼むわ監督ぅ~。
ワシら古谷の1発見に2時間かけて尼崎からきたんやぁ。」
「ホンマやでぇ~。
金返せ!
金くれ!!」
「古谷は全国屈指のスラッガーやろ!?
打たしゃえぇがな!」
「ノーアウト1・2塁のチャンスやで!」
「聞いたことない公立相手になんでやねん・・・」
「打たせろ!」

しかし要望は聞いてもらえず・・・

古谷

金川
「仕事や古谷!
仕事仕事ー!!」

藤巻
「ココ大事!
決めて来いダビデ!!
石松につなげ!!」

狩野
(ベンチの声スゲーな・・・
ずっと意味のある言葉叫んでる・・・
1回表、ノーアウト1,2塁で3番古谷さん・・・
このケース・・・バントなんもわかるけど・・・
古谷さんだけにもったいない気もするわ・・・)

枚方のピッチャー
(俺らにもDLはバントするんか・・・
ガチやんけ・・ベンチの声もすさまじいし・・・)

DLベンチ
「仕事や古谷!」
「心臓賭けて決めろ!」
「1発で!1発で!」

金川
「1発で決めろよ、古谷!
ミスったらわかってんなお前!」

火影
「し刑やし刑。」

狩野
(仕事仕事?
1発で決めろ?)

古谷

ピッチャー
(・・たかががバントやろ?
DLベンチは何であんなにうるさいんや・・・
打った方がえぇんちゃうの?
まあいいや。)

ピッチャー投げる。

古谷のバント。

古谷

古谷、ベンチに戻ると

「えぇ仕事や古谷!!」
「いいバントです!!」
「ほら、石松!
古谷が仕事してくれたぞ!
次はお前がバシッと決めろ!!」

そばで聞いている記録係の花本とルイージ。

花本
(ベンチめっちゃ元気・・・
俺たち私学メンバーと大違いや・・・
ちゅーかあんな慎重なバント初めて見た・・・)

隣のルイージ
「さすがやな古谷さん、集中力が違うわ。」

花本
(さすがに起きてたか・・・)

ルイージ
「また相手にボディブロー入れはった。
今のバントも地味やけど嫌~なプレスや。」

(ん?バントがプレス?)

ルイージ

お前も経験あるはずや。
バントミスしたら完全に流れが切れてしまう。
野球は”流れ”のスポーツや。
バント1発は良い流れを切らんため。
ほんで相手守備へプレスをかけるためや。
バントを1発で決めてくるチームほど怖いものはない。」

(確かに・・
送球エラーが出るかもしれへんし、得点圏に走者送られたら守りにくいし・・・
プレスがかかんねんな・・)

「口で言うのは簡単やけど・・・
なかなかできひんねや・・・
ここぞという時バント程難しいもんはない。
バントで試合が決まることもあるからな。」

次の打者、石松が打席に向かう。

監督
「石松!
古谷にお膳立てしてもーてんから、絶対に二人ホームに帰せ!
古谷のアウトを無駄にすんな!
仕事しろ!」

古谷
「ウータン。
お前に二人帰してもらうための犠牲バントやぞ!」

石松「ウホ。」

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それを見ている狩野
「さっきから・・・
味方同士でプレスかけあってる!

古谷

古谷

ベンチ内
「火影バット引き忘れんなよ!」
「ランコー!打ったら石松の指示やぞ!」

1塁側DLベンチ。
ボールボーイ、阿比留、檜。

阿比留
「うっさ・・・ずっと叫んでる。」


「俺らの葬式ベンチとは大違いや・・・」

石松に対するカウントはスリーボールワンストライク。

ピッチャー
(黙ってくれベンチ。
俺ら公立やぞ・・・
何でうち等にガチンコやってんねん。
しかもこのマウンテンゴリラ・・
こんなもん反則やろ?)

ピッチャー投げた。

石松

強烈な打球はピッチャーの足元を抜けてセンター前へ。

まず一人(烏丸)ホームイン。

火影
「カラス!
桂の指示任せた!」

烏丸「よっしゃ。」

そしてその二人目のランナー、桂がホームを狙う!

センター、ノーカットでバックホーム!

桂

セーフ。

その間に石松は2塁へ。

全てが文句なし。

狩野
(なんじゃこりゃ・・・
ちょっとまって、いっぺん振り返ろ・・・

○ランナーとして相手投手ゆさぶって桂さんのデッドボールをアシストした烏丸さん。

○膝ついて必死にバント決めた古谷さん。

○古谷さんのバントを無駄にせんときっちりタイムリーで二人帰した石松さん。

ほんでベンチからの途切れることのない声・・・
確認事項を伝えると同時に味方にあえてプレスをかけ、相手にさらに大きなプレスをかけてた!
四方八方からの攻撃で2点・・・
試合開始5分であっちゅー間にマウントとった!
・・・ちょい待ち・・・
オカシイやんけ・・・
さっきから味方同士でプレスかけて、意識高め合って、自分たちの野球してるだけ・・・
相手がどうとかじゃない・・・

狩野

–55話ここまで

○感想

実力に裏打ちされたセオリー通りの野球というわけですか・・・

この試合はハラハラする展開はまったくなさそうです。

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