バトルスタディーズ 58話 全員集合

公開日: 

前回の続き。
丸井は森の中を走って寮に向かっている。

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”バーターのカスが逃げてどないすんねん。
悔しかったらはい上がれや。”
という金川の言葉を思い出し

(・・・金川さんめっちゃ怖かった。
でも・・・
なんか・・
ちょっとだけ
うれしかった・・・

丸井

急に服を掴まれ、物陰に引っ張り込まれた!

「お前、ツーブロックにしてへんやんけ。」

丸井、顔を上げるとそこにいたのは

狩野
「おかえり。」

丸井と狩野

丸井
「はー?食えるかー!
何考えてんの?
残飯掘り返した!?
はー?
いらんわ!!」

狩野
「何言うてんねん。
騙されたと思て食うてみ!
美味いからほら食うてみ、あ~ん。」

「いらんって。
狩野が食べーや!」

「えっ・・・?
えぇんか?」

「えぇよ!
いや食べんの!?
アカンて!汚い!!」

「ク~、うんまっ!
砂糖醤油う~んまっ。
誰やこんなタレ発明したヤツ、天才やろ!
しぬときはこのタレで身体洗ってほしい。」

「やめときって。
病気になんで!」

「うんまっ。
でもちょっと洗剤の味がする。
まっえぇか。」

「アカンやろ?
しぬで!
てかどんな生活してんの?」
(ちょっと待って・・・
オレもそのうちこんな風になるんか?)

「カー、うんまっ!」

丸井
「・・・・
こないだはごめんな。」

狩野、モグモグ
「キッショ!
青春かお前、くっさいくっさい。
あっボール磨きいかな!
・・・
せや、これ返しとくわ。」

「?」

狩野
「大事なもんやろ。
かわいい妹の夢叶えたれよ。」

狩野は「ゼア!」
という掛け声で石垣を飛び越え、走り去っていった。

丸井

PM9時半、洗濯場。

丸井は阿比留から選択の仕方を教えてもらっている。

阿比留
「だから何回言わせんねん。
ブラシはこう持つねん!」

「ごめん。」

「洗濯板も反対じゃ。
お前アホか?
人の言うてること聞いてんのけ!?」

「ごめんって。
初めてやししょーがないやん・・・
阿比留・・・
毎日これ練習終ってからやってんの?
洗濯以外にもしごとあんねんやろ?」

「あ゛あ゛!?
だから言うとんねん。
お前のペースでやってたら寝るの5時回るわ!
足引っ張んな!!
早よやれ!」

「う・・うん。
5時・・・」

そしてふと阿比留の向こう側を見ると檜が洗濯をしている。

丸井
(中学のスター檜が・・・
みんなと同じように洗濯してる!!)

丸井と飛田

丸井
「飛田・・・
こないだはごめ・・・」

飛田
「洗剤とって。」

丸井が洗剤を渡すと

「ありがと。」

「うん。」

そして飛田、丸井にノートを渡すと、
「写しとけ。」

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丸井、受け取って見ると、それは1年生ノート。

「二週間も遅れてんねんから寝ずに覚えて人の倍働け。
お前がおらん間金川さんの仕事阿比留一人でやってたんやから感謝せえよ。」

そこに毛利と門松がやって来た。

毛利
「おいおいおい飛田100等兵!
エラえい先輩面しとーやん。」

毛利と飛田

その後も毛利を蹴り続ける飛田を丸井が慌てて止める。

「アカンて飛田。
誰か止めて!
ケンカ禁止やろ?」

「離せ関係あるかぁ!
ちょっと活躍したからって調子こきやがって。
ころしたろかコイツ!」

うずくまっている毛利の横で門松がカウントを取っている。
「ワンッツー!」

そこに花本と南が通りかかる。

花本

花本
「そりゃルール破ったら大変なことになるよ~。
出も全部守ってたら生活できひんって。」

丸井
「確かに・・・」


「常識で考えたらわかるやろ。
1年の仕事腐るほどあんのに、私語禁止で回るわけないやろ。
アホかお前。」

花本
「上級生がおらへん場所では普通にしゃべれんの。
TPOってやつやで。」

飛田
「上級生おる前でぺちゃくちゃしゃべるアホがどこにおんねん。
その場の空気読んで動けば何も問題あれへんねん。」


「さっきのも毛利が決定的に悪いやろ。
オレでもしばくわ。」

丸井
「・・・・
なんかよくわからんけど、慣れるように頑張るわ。」

飛田
「ところでお前・・・
そんあゼイニクブヨブヨぶら下げて練習ついてこれんのけ?
入寮日から何キロ増えた?」

丸井
「えっ、いや・・・トレーニングはしてたで!
2キロぐらいしか太ってへんし・・・大丈夫やって。」

飛田
「アカン、チェックや。」

丸井

飛田
「丸井・・・
どつかれる、どつかれへんなんてどーだってえねん。
それよりまず自分のこと心配せえ!」


「そうや。
この生活に不満あるんやったら帰れや。
お前が自分で決めて戻って来たんやろが。」

花本
「まあまあ、丸井。
この生活も1年4か月我慢したら絶対に終わんねん。
そう思って頑張るしかないねん。」

丸井
「せやな。服返して。」

深夜1時、洗濯場。

丸井は洗濯機に頭を突っ込んで寝ている鷲中を起こしていた。

鷲中は起きないので諦めて、その場に座り込んでしまう丸井。

「アカン、しんどい。
もう動かれへん。
俺が脱走してる間、みんなこんなに過酷な生活してたんか・・・
エラいな・・・」

丸井、寝転んで
(みんな受け入れてくれたんかな?
だいぶみんなと差ぁついたし、この生活についていけるか不安やけど・・・
戻ってきて良かった。
頑張って早くDL学園の一員にならな・・・」

などと考えているうちに寝てしまった丸井・・・

5月1日、DL球場。
私学大会2回戦。
DL学園対花忠社(かちゅうしゃ)

檜の球を狩野が受けている。

狩野と檜

–58話ここまで

次回 バトルスタディーズ 59話へつづく

○感想

洗濯場では相変わらず自己中心的な檜ですが、今回のマウンド上の檜は一味違う!

といいのですが。

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