ドメスティックな彼女 87話 一番の幸せ!

公開日: 

進路のことで母親ともめて家を飛び出したルイ。

スポンサードリンク

実の父親のレストランの前に座り込んでいる。

ルイ

心配した夏生が電話をしても出ようとしないルイ。

そこに父親が到着。

ルイ
「ごめんね父さん、こんな時間に連絡して。」


「いいけど、どうした?
何かあったのか?」

「家・・飛び出してきちゃった・・」

藤井家。

夏生はルイに電話したが、ルイは出ない。

そこに都樹子さんの部屋から夏生父が出てくる。

夏生
「親父・・!
都樹子さん何て?
ルイのこと説得してくれた?」

夏生父
「どうやら今回のことにはルイちゃんのお父さん、つまり前の旦那さんが絡んでるらしくて・・」

翌日、学校にて。

夏生とルイが話をしている。

夏生
「・・・じゃあ、昨夜はそのお父さんの店に?
そっか、おれはまた野宿でもしたのかと・・・
せめて電話には出ろよな!?
心配すんだろ!」

ルイ
「ごめん。
落ち着いて話せる自信なくて。」

夏生
「・・・で、これからどうする気だよ?」

ルイ
「とりあえず店の事務室で寝泊まりできるから居てもいいって。
だからしばらくは店から学校通う。
ずっとこのままってわけにはいかないだろうけど・・・」

夏生
「・・・
お前が出てったあと、親父が都樹子さんと話したんだ。
俺は知らなかったからさ。
お前のお父さんが料理人だったなんて。
正直そのお父さんと同じ道に進むのも、快く思ってないらしいな。
ただ、その料理人って夢を百歩譲って認めたとしても、お父さんの元で修行したいっていうのは、到底許すことは出来ないって・・」

ルイ「・・・」

夏生
「なぁ、どうしてもお父さんのところじゃなきゃダメなのか?
料理勉強するならほかのところだってあるわけじゃんか?
専門学校とか色々さ。
何もお父さんの店でバイトしなくたって。」

ルイ
「夏生も貫けって言ったじゃん。
今まで色んな店の料理食べてきたけど、この間の父さんのパスタほど感動したものはなかった。
確かに父さんはクズかもしんないけど、料理人としては最高なの。

ルイ

藤井家、夜。

夏生、冷蔵庫を漁っている。

何にもなくて、結局夕飯はカップラーメン。

ルイとのやり取り
”今日何ー?”
”今日はカレイの煮つけ。”
を思い出す夏生。

「そういえば、ずっと任せちゃってたもんな。」

机に向かっててもルイのことが気になって集中できない夏生。

思い切ってルイの店に行ってみることに。

ルイに電話で誘導してもらいながらレストランに到着。

夏生、扉をあけながら、
「へぇ、洒落た店だなー。
今晩はーっと。」

ルイが出てきた。

夏生
「おおルイ、何してた?
どうせ寂しくしてんだろうと思って、仕方なく会いに来てやった・・」

ルイと夏生

ルイと夏生

ルイ
「開店に向けての準備中の段階だしね。」

夏生
「このソファで寝てんの?」

「うん。」

「風邪ひきそうだなぁ・・・」

「毛布あるから大丈夫。」

「夜ずっと一人って危なくないか?」

「父さんたまに来てくれるって。」

「メシは?」

「心配性。」

「そりゃ心配するだろ。家族だし!」

ルイ、夏生の目をじっと見て
「それだけ?」

ルイと夏生

ルイ
「ここにいることは自分で決めたことだけど、一人でご飯作って食べてるとき、さびしいって感じてる自分に気づいたの。
ヒナ姉と母さんと3人で暮らしてるときは、二人の帰りが遅くて一人で食べることも多かったから何とも思わなかった。
でも夏生たちと住むようになって、誰かと食べるのがフツーになってたから・・・

ルイ

父親がスーパーの袋をぶら下げて入って来た。

二人の様子を見て
「およ?あららら、取り込み中だったか!
ごめん、続けて続けてー。」

夏生
「いやいやいやいや!!
あの、俺、ルイの義兄になった・・」

ルイ父
「あ、電気のスイッチここね。
あそこに間接照明あるから。」

夏生
「話を聞いてほしい!!」

・・・事情を説明・・・

ルイ父
「なるほど、再婚した人の息子さんかー。
俺はてっきりルイがカレシ連れ込んでると思ってさー!」

「いやいや・・・」

ルイ
「まあ、当たっているよーな、いないよーな。」

夏生「おいっ」

ルイ父
「じゃあ今日はルイを連れ戻しに?」

「あ・・いえ・・ちょっと様子見に・・」

ルイ父

ルイ父、うれしそう。
「そうかそうか!
まあここも夜は自由に使ってくれていいしな!
よし、今日はいいチーズも買ってきたし、夏生君との出会いに乾杯しよう!」

スポンサードリンク

夏生
「え、俺未成年なんでお酒は・・・」

ルイ父
「大丈夫。ジュースジュース!」

夏生、一口飲んで

ルイ父
「みたいなワイン。」

夏生、吹き出す。

ルイ
「ちょっと何してくれてんのよ父さん!!」

「いーだろフルーツワインくらい。」

「イタリアじゃないんだから!
それに夏生アルコール弱いんだから・・・
ああ、ほら!」

夏生、酩酊状態・・

ルイ父「うそっ、よわっっ!!」

夏生とルイ父、外で二人。

ルイ父
「どう、気分は?
夜風で少しはスッキリしてきた?
ごめんごめん!
まさかこれ程耐性ないとは。
君のお父さんも酒弱いの?」

「そっすね、飲みますけど、強くはないっす・・」

「じゃあ都樹子につきあうのは大変だろうなぁ。
あいつはよく飲むし、強いから。」

「都樹子さん・・・随分あなたを恨んでるみたいですね・・
娘の夢に猛反対して出て行かせるほど・・・」

「まあ・・そうだろうなぁ。
そういう別れ方しちまったから。
仕方ねーさ。」

「不倫ですか・・・」

「ああ、そういう事になってる。」

「なってる?」

ルイ父

「え?」

「でもまあ、親の反対でぐらつく程度なら夢なんて言わねーよ。
夏生君はさあ・・
人にとって一番の幸せは何かわかるか?」

「一番の幸せ・・
んー・・・人それぞれだと思いますけど・・・
目標とか夢を叶えるってことですかね・・?」

「そうだな、最終的にはそういうことだろう。
ただその根本、人間にとって一番重要で幸福なことは、

ルイ父

誰にされるでも流されるでも縛られるでもなく、自分の生き方を自分で決める。
だからこそ誰のせいにもできないが、これこそが人としての一番の幸福だと思うんだ。
だから俺は嬉しいんだよ。
ルイが自分と同じ職を選んだからじゃない。
自分の道を進む強い意志を持った人間に育ってるってことが。
都樹子は怒ってるかもしれないけど、俺は彼女に感謝してる。

夏生

翌日、夏生とルイが一緒に下校。

ルイ
「昨日父さんとどんなこと話してたの?」

「え?」

「ほら、外に涼みに行った時。」

「あー・・・
ルイには頑張ってほしい的な?」

「ふーん・・」

夏生
(結構重要なこと聞いちゃった気がするけど、黙っとこ。)

※ ”ホントはそれが理由じゃねーけどな”というセリフ。

夏生
「今日も親父たち帰り遅いらしいから、俺もルイんとこで夕飯食おうかな。」

「ホント?」

2人がルイ父の店の前に来ると・・・

ルイ父の娘

–87話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 88話につづく

○感想

ルイ父、ちゃらちゃらしてるようで人として深みがありますね。

ぜんぜんクズじゃありません。

別れた時も、あえて言い訳的なことをしなかったんでしょうね。

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑