ドメスティックな彼女 92話 遠く離れて

公開日: 

居間でルイがイタリア料理の勉強をしている。

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夏生
「熱心だねえ。」

ルイ
「父さんの店でのバイトを許されたのはいいんだけど、最初はサービスを学ぶためにホールの仕事からなんだ。
だからって、その間、勉強しなかったら明日から厨房入ってって言われた時
困るからね。」

「へ~。」

夏生とルイ

「あ、シャーペンの芯買うの忘れてた。
ごめん持ってる?」

「ああ、上にある。」

自室に取りに行く夏生。

引き出しを開けると・・・

夏生

一旦は見ようとするが、思い直して止めておく。

(往生際の悪い・・)

朝。

陽菜の部屋。

陽菜

着替えて、化粧して、出勤!
「よし、今日も頑張るぞ!」

学校に着いた陽菜。

陽菜

生徒達
「なんか、橘センセ、来た時から変わったよね。」
「え?髪切ったの結構前だよ。」
「違う違う、雰囲気!
赴任してきたばっかの時は、あんま表情もなくってさあ・・
何かやらかして飛ばされて来たんじゃね?とか色々噂立ったけど・・

陽菜

この間なんて、うちらのお笑いの話にもノッてきたし。」
「わかるー。
例文を芸人に置き換えるやつ、面白くない?」

仕事が終わって夜。

陽菜はスーパーで買い物をした後、酒屋に寄る。

嬉しそうに酒を選んでいると、

「まーた来てる。

柿崎

陽菜
「ふっふー、実はね、今日、学年主任に呼ばれていったら、この間の英語の模試の平均点がかなり上がってるって褒められちゃった。
だからご褒美ってやつ?
自分にね。」

柿崎
「大人って嫌なこととか辛いこと忘れるために酒飲むんだと思ってた。」

陽菜
「ずいぶんな偏見だね・・・
野球で優勝した時だってビールかけとかするじゃん。
確かにやってらんないってときにも飲むけどね。」

柿崎
「飲むと憂さ晴らし出来るんもん?」

陽菜
「気分だよ、気分。
飲んだって問題が解決するわけじゃないもん。
酔ってる間は嫌な事忘れて楽になれるってのはあるけど、一時的なものだからね。」

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柿崎
「いいなぁ、一時的でも楽になれるなら・・・
俺も早く大人になって酔っぱらいたいもんだよ。」

陽菜
「柿崎くん、なんか悩みでもあるの?」

柿崎、それには答えず、
「あ、新しいビールの試供品も入れとくから。」

陽菜
「やーん、嬉しー。ありがとー。」

翌日、学校にて。

陽菜は天気がいいので外で弁当を食べ、屋上へ上がってみることに。

すると

陽菜

陽菜

ベンチに腰掛け、二人で話す。

柿崎
「多分、俺が大人だったら今日はベロベロになるまで飲むんだろうな。
飲まなきゃやってらんねー、とか言って。」

陽菜は「飲む?」と缶コーヒーを差し出す。

柿崎
「貰っとく。」

陽菜
「まあ・・・今日明日とかは無理かもしれないけどさ、引きずってもそんなにいいことないし、気持ち切り替えていこ?
昔から初恋は実らないっていうしさ・・・
柿崎くん、まだ2年生だし、きっとこれから好きな子が出来る機会とかあるよ・・・だから」

柿崎
「そんな気持ちで・・・

柿崎

陽菜「・・・」

柿崎
「本気だったんだ・・・
調理実習のお菓子もらった時から・・・
楽しく話せた時とか、そっけない態度の時とか相手の一挙手一投足にうれしくなったり、凹んだり・・・
先生は辛いことあってもすぐ忘れられんの?
やりきれない時でも酒飲んで切り替えられんの?」

陽菜

そりゃあ落ち込むこともあるけれど、いつまでもそのままではいられないよ。
ちゃんと心の中整理して取っておく、捨てる、しまっておくを決める。
そうやっていろんな感情も自分の中で折り合いつけながら

陽菜

本人も思ってもみなかった涙・・・

柿崎「先生・・・」

陽菜
「あれ?おかしいな・・・
整理してちゃんとしまっておいたはずなのに・・・」

夏生

陽菜

–92話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 93話へつづく

○感想

久しぶりの陽菜の登場でした。

が、夏生のことを忘れるどころか、ますます大きく膨らんでしまって・・・

次に進めていないみたい。

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