ドメスティックな彼女 76話 決着

公開日:  最終更新日:2015/12/21

前回までのあらすじ
新入部員の昴に、陽菜との秘密がバレてしまった夏生。
夏生の書いた小説の受賞に納得がいかない昴は、秘密の暴露をほのめかし、勝負を挑んできた!
果たしてその結果は・・

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文芸部員は揃い、顧問の桐谷の進行で投票開始。

桐谷による説明

判定員の部員に、今朝、二人から提出された小説のコピー(無記名)を渡し、休み時間中に読んでもらった。
純粋に作品内容で判断する。
テーマはSF。3万字以内の短編。
自分が良いと思った作品名を紙に書いて投票。

投票が済み、いよいよ開票。

タイトルに対する作者が明かされる。

となりの客人・・藤井夏生
星戦の掟・・・・芝崎昴

部員

最初の1票は芝崎。

開票が進んでいくと・・

夏生が5票。
昴が1票。

納得がいかない昴はごね始める。
「みんな実は作者を知ってたんだろう。」
「みんなにセンスがない。
馴れ合いの本好き連中が正当な評価など出せない。」

桐谷
「君が納得できなくても、これが正統な結果です。
原稿は活字の打ち出し、票集めの工作もない。
極めてフェアに行われました。
君はでたらめと言いましが、僕はこの結果には頷けます。

要は”人間が描けているか”なんですよ。

確かに君の作品の細かい設定や、世界観の作りこみは素晴らしかった。
しかし、そこに拘るあまり、人物描写が浅くなってしまったんです。
その点、藤井君の作品は、話の規模は小さいながら、しっかり人の内面が描けていた。
物語は書き手も人間なら、読み手も人間です。
僕も部員なら、やはり藤井君の作品に入れたでしょう。」

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「ハッ。一介の国語教師ごときが偉そうに。
あんたに文学の何がわかるんだよ!!」

昴はこの後、他の部員から桐谷が”蓮川要”というペンネームで小説を書いていると聞いて仰天する。

蓮川要

そして夏生が負けた側に出された条件のことを言いかけると・・・


「ええ守りますよ。
筆を折る約束。
あなたが秘密を守りたい一心で受けた勝負ですもんね。
あなたが教師と付き合っていたっていう秘密を。」

夏生は青くなり、他の部員がざわつき始める。

そこで桐谷がフォロー
「あー、先日皆さんが噂していた話ですね。

桐谷

夏生
「負けたら筆を折るって話だけど、一方的に決めすぎ。
もう怖いもんなくなったし、勝った俺が決めるから。
罰ゲームは、君が文芸部に入部すること。
こんだけ書ける人が入ってくれたら、絶対部も盛り上がるし。

さっき君、馴れ合ってるだけとか、ノーテンキとか言ってたけど、俺たちだってそれなりに色々あるんだぜ?

部員

多分、一人より、みんなでいた方が、もっといい作品もできると思うし。」

昴しぶしぶながら「わかりましたよ、入りゃあいいんでしょ。」

夏生、桐谷と廊下を歩きながら、フォローの礼を言う。
そして、陽菜との関係についても切り出す。

「先生、もしかして、俺らのこと・・」

桐谷
「まぁ、なんとなくね。
橘先生が異動になって、君のことも心配ではありました。
実はあの時、君と芝崎君の口論を聞いていてね、何か対策を、と思ったんです。
その後消息は?」

夏生
「陽菜は・・橘先生は、俺の小説家になる夢のためにって、黙って去ったんです。
だから今のままじゃ会えないと思って・・・」

桐谷
「そうでしたか。
ならば頑張って早く夢を叶えませんとね。」

とある離島ー。

陽菜

–76話ここまで

○感想

昴に桐谷先生の正体を明かしたときのリアクションが良かった。
水戸のご老公とわかった時の悪人のようでした。

新しい展開、楽しみです。

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