ドメスティックな彼女 81話 ももと律2

公開日:  最終更新日:2016/01/27

もものベッドに腰掛けて、ももがシャワー室から出てくるのを待っている桜坂。

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初体験への期待から胸がはち切れんばかりである。
(うあー、やっべー。
ぶっちゃけここまで考えてなかった。
どうしよう、手に汗止まんねー。)

ももが出てきた。

もも

冷蔵庫からアイスを持ってきて、桜坂に渡し、隣に座って自分も食べだす。

桜坂はももが食べているところに見とれてしまい、アイスが溶けてズボンに垂れる。

ズボンに垂れたところをももが拭いてくれるが、そこは今一番触れてはいけないところ・・

桜坂、ビビクウッ!
「ひゃあう!!」

もも
「あ、、ごめん、触っちゃった?」

桜坂
「だ・・大丈夫っス・・」

食べ終わって、ももはベッドに横になる。

ももと律

もも
「そういえは・・
まだ質問に答えてなかったね。
噂が本当かどうかっていう。」

桜坂はうつむいている。

もも
「りっくんは・・好きな人いる?」

桜坂
「いないっス・・」

もも
「今まで誰も?
小、中学校の時は?」

「あ・・・中学校の時は。
片思いでしたけど。」

「へ~、どんな子?」

「えっと、野球部のマネージャーで・・
結局、部の先輩と付き合っちゃいましたけどね。」

「じゃあ、その子のことを思い浮かべて~、
こっち向いて。」

ももと律

「あたしも好きな人いるけど、りっくんがその人だって思うことは出来ない。」

「好きな人って、藤井先輩スか?」

「えっ!?バレてる!?ヤダ~。」

「いや、いつもべたべたしてるんで・・」

「ふふっ、そっか、恥ずかし・・
そうなの、ナツオくんなの。
あたしが今したいのは・・・
色んなことしてあげたいのはナツオくん。
だから、誰とでもってその噂は・・ウソ。
確かにあたしは、今まで付き合った人数が人よりちょっと多いから、そういう話が出るのかもしれないけど、その時その時でちゃんと好きになった人だもん。
誰でもいいわけじゃない。
色んな考えの人がいると思うけど、あたしは好きな人だからこそ、そういう気持ちになるの。
今何してるかなとか、気持ちいい時どんな声で、どんな顔するかなとか。
どういう風にしたら喜んでくれるかなとか・・
前にその噂を信じた人がいて、危ない目にあった時あったんだ。
”いーじゃん、誰にでもさせてんだろ?”って・・
その時は必至で逃げたけど、陰でそう言われてるんだって知って・・悔しくて泣いちゃった。
今までの”好き”が否定されたみたいで。
噂を真に受けてる人や広めてる人は、何か期待してるところもあるのかもしれないけど、
ももと律

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ももの家からの帰り、桜坂はバッティングセンターに寄り、手のマメがつぶれるまで打ち続けた。

もも先輩を傷つけてしまった・・・

そう思うと桜坂の涙が止まらない。

数日後、部室にて。

もも
「あれ、今日もりっくんこないの?」

ももと部員

翌日、桜坂の教室。

桜坂は机に突っ伏して落ち込んでいる。

そこに友達が声かける。
「そーいや、どうなった?
例の話。
文芸部のエロい先輩のウワサ、ホントかっていう・・・」

桜坂
「うるせえな、しつけーぞ!
おれにその話二度とすんな!!」

友達
「なんだよ、ちょっと聞いただけじゃん!」

桜坂、独り言
「もう・・部活辞めよっかな・・・」

そこに「へえ、それは独り言か?それとも伝言か?」
と声をかけてきたのは、芝崎昴。

桜坂
「ば・・バルス・・」


「お前までそれで呼ぶんじゃねえよ、腹立つ!
まあ、辞める気だったら先生に伝えてやるけど。
あとコレ。」

と昴が桜坂に手渡したのは手紙。

桜坂
「え・・お前から手紙とか、気持ち悪い・・」

当然、昴からのものではなく、ももが桜坂に書いたもの。

律

それを聞いた桜坂、校舎の外まで走って行く。

そして校庭から、もものいる教室の方に向かって叫ぶ。

律

校庭にいる者、窓側にいる者全てが桜坂の方を見る。

桜坂は叫び続ける。
「ももせんぱーい!!
桜坂です!
柏原ももせんぱーい!!」

窓側にいたルイがももを呼ぶ。

ももとルイ

桜坂
「もも先輩!
この間は失礼な事言って、ホントにすみませんでした!!
もも先輩のお話を聞いて、先輩に関するふしだらな噂が全部ウソであることも、ちゃんとした恋愛観や信念を持っていることも、

ももと律

俺の無神経さで先輩を傷つけてしまったことは取り返しつかないですけど・・・」

ももと律

–81話ここまで

○感想

ちょっと感動しました。

桜坂、男ですね。

でも、ホント、噂を流すって、卑劣な手段・・

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