GIANT KILLING 395話 石浜の決意-地方クラブの事情-

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清川対石浜。サイドの攻防開始!

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ETU、ボールを奪われ、甲府のカウンター。

石浜が上がってくる。

石浜をマークする清川。

石浜と清川の電話の続き。
電話の前半はこちら

石浜
「悪いな、キヨ。
俺はETUに戻る気はないんだ。」

清川
「もうそんだけ、覚悟決まっちゃってるんだな、石浜。」

石浜
「気を悪くするかもしれないけど、聞いてくれるか、キヨ。
俺は、自分の甘さを捨てたくてETUを出たけど、甲府に来てわかったのは、ETUってクラブがどれだけ恵まれてたかってことだよ。」

清川
「え。」

石浜
「前も話したけど、やっぱ甲府って地方クラブはさ、選手の年齢層が高くて、俺みたいにレンタルできている選手も多い。
若手で有望株の選手が育ってきても、すぐ他のクラブに買われてしまうのが現実。
だから、代表クラスの選手が長く活躍することは有り得ない。
引き留めておくだけの資金は、このクラブにはないんだ。」

清川
「いやいや、ウチだって金ないのは同じだって。」

石浜
「やっぱ中にいるとわかんないよな。
それが全然違うんだよ。」

清川
「・・・」

石浜
「キヨ知ってたか?
甲府のチームほどスポンサーの看板が並んでるスタジアムないんだぜ?
でっかい企業の後ろ盾がない分、地元の小さな会社やお店がお金を出し合ってクラブを支えてるんだ。
それに比べてETUは、大企業ではなくても、大江戸通運がずっとバックに付いてくれてる。
だからこそ、王子やスギさん、ドリさん達みたいなレベルの選手がいられるんだ。」

清川
「何が言いてえんだよ、ハマ。
ETUは金があんのに情けねえって話かよ。」

石浜
「金だけじゃない。
東京だろ、ETUは。
東京ってだけで人は集まるんだよ。
俺やキヨがETUに加入が決まった時、都会での生活に浮かれてたみたいにさ。
わかるか?
どれだけETUが恵まれてるか。
東京Vみたいなクラブがいてくれるおかげで弱小ぶっていられるだけで、そこで胡坐かいてるようなもんなんだ、首都のクラブだってのに。」

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清川
「そこれへんにしとけよ、ハマ!
育ててくれたクラブに対して、よくもそんな恩知らずな事言えんな!!」

石浜
「情の話はしていない。
俺は客観的にどう見えているかの話をしているんだ。
ETUはぬるい。
だから俺みたいなメンタルの弱い選手を生み出すし・・・
この前の横浜戦みたいに、3点リードから追いつかれそうになったりするんだ。
それに比べて甲府はさ、クラブとしての規模は小さくても、スタジアムの看板の数が物語っているように、たくさんの人たちが情熱をもって支えてくれてて、いろんなクラブを渡り歩いてきたような選手たちが、もう一度ここで輝こうと必死になってサッカーに取り組んでる。
決してレベルは高くないかもしれないけど・・
俺はここでなら、純粋にプロサッカー選手としての喜びを感じられる。
だからこそ、他の同じような地方クラブのためにも、俺はこのヴァンガード甲府を・・
絶対に1部リーグに残留させなきゃならないんだ!!」

甲府はETUの守りを次々に突破し、ETUのゴールに迫る。

そして上がってきていた石浜にボールが出た。

石浜、そのまま中へ折り返す。

石浜

シュート!

それを黒田が阻止。

黒田

まだボールは生きている。

甲府の監督
「球際負けるな!ここで奪われたら一気に持っていかれるぞ!」

甲府の選手

石浜
「押し込めっ!!」

頭で合わせて・・

甲府の選手

ゴール

決まった!

前半25分。

先制したのは、ヴァンガード甲府。

–395話ここまで

○感想

ETUは、慢心していた訳ではないんでしょうけど・・・

環境的に恵まれていない選手はハングリーさが違うという事でしょうか。

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