GIANT KILLING 402話 夏木陽太郎の決意。

公開日: 

満員の東京メトロポリタンスタジアム。
日本代表 VS ホンジュラス代表。
来月に迫ったアジアカップに向けての最後の親善試合。

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実況席。

実況席

実況
「いやー、盛り上がってますね、安木さん。」

安木
「そりゃそうでしょー!
見所盛りだくさんのゲームだからねー!
瞬き一つ許されませんよー!
勝っちゃいましょうニッポン!
はっはー!」

実況
「それではおさらいしましょう。
昨年、ブラン監督とともに新たな船出となった日本代表!
W杯でのリベンジを誓うブランジャパンは、発足以降7勝3分けと未だ負けなしの快進撃を見せています。
中でも先日のウルグアイ代表とのゲームでは、若手と主力組が融合し、南米の強豪相手に互角の戦いを繰り広げました!
これからの日本代表に可能性を感じたゲームでしたねー。」

安木
「勝てたよねー、ニッポン!
伸びしろあるよ。
伸びしろいいよー!」

実況
「で、その好調ブランジャパンが初めて挑む大きな大会・・
それが来月UAEで開催される・・アジアカップです。
前回王者の日本は負けられない大会ですね!」

安木
「はっはー!
当然でしょう。
W杯で世界に勝とうって言ってるチームがアジアでやられてたら話になりませんからね!」

実況
「そこで目下話題となっているのは、ブランはどの選手をアジアカップへ連れていくのか。

選手

その残りのピース。
ブラン監督の構想の中に、一体いくつの枠が残されているのかはわかりませんが・・
国内最後の真剣勝負の場に、指揮官は新たな選手を数多く招集しました。
今日ホンジュラス相手にインパクトのある活躍を見せ、アジアカップのメンバーに滑り込むのは誰なのか!」

安木
「いやーっサバイバルだねー。
燃えちゃうなーこりゃ!
はっはー!」

選手控室。

ブランがぶつぶつ独り言。
「いやあ・・・
若干の後悔はあるよ・・・若干のね・・
確かにチームに元気をもたらすような、ムードメーカー的な存在を見てみたいと言ったのはぼくだけど・・
ここまでやかましい状況がいつまでも続くとは思わなかったよ。」

やかまし人、まず2人。

八谷・瀬古

瀬古
「正直言って心臓バクバクっスけど・・
失うもんは何もないんでね!
山形サポのためにやってやりますよ!
よろしく頼んます、八谷さん!」

八谷
「いちいちアクションがデカイな、瀬古は!
ワハハハ。」

初召集のくせに早速弟分を作る、図々しい八谷。

そしてやかましい人3人目

畑

江田
「その金髪と大きな声は、ゴールを奪わなければならないというプレッシャーと戦うために、自分を大きく見せようとする手段だと思っていいのかな、畑君。」


「人を小物みたいに分析すんなや江田!
鹿島が好調やからって調子のっとるやろお前!!」

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中にはこの雰囲気にうまく馴染めてない人も。

夏木

夏木は自問する。
(これでいいのか。
夢にまで見た日本代表だぞ。
せっかく掴んだチャンスなんだぞ!
あいつら以上に存在感を出さなければ、アジアカップ本大会のメンバーに選ばれないんだぞ!
生き残りをかけた戦いは、すでに始まっているのだ・・・!!)

ブラン
「・・・
やっと静かになったかな。」

夏木、立ち上がって
「おおーっし!
やってやるぜーっ!!」

ブラン
「あーナツキちょっと黙ってー。」

通訳「夏木静かに。」

選手たち「ワハハハ」

完全に出遅れている夏木・・・

ブラン
「えーっと、みんなに言いたいのはね。
アピールしたい気持ちはわかるけども、その前に僕の目を信じてほしいということ。
君たちがリーグでいいプレーしているのは知っている。
だからこそ、ここに呼んだんだ。
練習でも君たちのことは見た。
だからゲームで過剰なアピールなど必要ないからね。
大事なのはチームプレー。
日本代表としてホンジュラスに勝つ!
そのことを忘れないように。」

八谷
「おおー、それは勿論のこと!!
わかったな、畑ー!」


「あんたに言われたないわ!」

ブラン
「まぁ・・・
ここで僕の不戦敗記録が途絶えたりするのはごめんだからね。」

通訳
「訳しませんよー、それは。」

ここで反対意見を言う選手が一人。
「ははっ。
随分と甘っちょろいこと言う監督さんだねー。
ここにいる初めて呼ばれた連中は、あんたの言ういつものプレーをしてたら代表に引っかからなかった奴らなんだぜ?
死ぬ気でアピールするくらいの奴じゃないと、俺は同じピッチに立ちたくないね。
本当にトップに立つ選手ってのはさ・・・
周りに期待されたらそれに応えるだけじゃなく、凌駕するような結果を出して黙らせるような奴だと思うよ。

持田

選手入場。

江田

ボランチには川崎フロンティアの司令塔、八谷渡と、今季躍進を続けるモンテビア山形から大抜擢の瀬古紀武。
FWの2トップには、大阪ガンナーズ最強攻撃陣の一角を担う畑真哉と、達海監督の元、イースト・トーキョー・ユナイテッドで得点を量産する・・夏木陽太郎がゴールを狙います。
そしてなんといっても今回の目玉はこの人でしょう。」

安木「間違いないねー。」

実況
「怪我に泣かされ続けた天才・・・
日本のエース花森がライバルと認める男・・・

持田

–402話ここまで

次回 GIANT KILLING 403話につづく

○感想

夏木、あまりチームに馴染めてないようだけど大丈夫でしょうか。

活躍できればいいけど。

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