銀魂 571話 まんじゅうと朝飯

公開日:  最終更新日:2016/01/18

心理さえ見通す馬董の”覚眼”の性質を利用し、銀時は気だけで多数の銀時の姿を馬董に見せている。
いずれも実態と違わない研ぎ澄まされた気。
多数の剣が馬董を突き刺す。

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馬董
「此度は見逃さんぞ。
お前の狙いは、剣士の腕(いのち)」

そう、実体の銀時が刺すのは馬董の腕。

馬董は本物の銀時を見破り、もう一方の手で銀時に剣を振り下ろす。

銀時の剣は馬董の腕に刺さったまま。

馬董
(自分の死を悟った時、剣士は何を思うのか。
最期の瞬間何を思い 剣士は命尽きるのか。
俺はこの覚眼でそれを何度も見てきた。
剣の閃きと共に命尽きる剣士達は、その心に悲しみも後悔もたたえる暇すらない。
そこには
何もない
絶命という不条理を受け入れる為に 剣士はただ空になる。
本当の絶望とは絶望という言葉すら絶えた”虚”
ゆえに俺は敵にその”虚”を見た時 実感する。
勝利と、
己の生を。)

しかし、馬董がみた銀時の心の中は

銀時

馬董が実体だと思った銀時は実体ではなかったのだ。

その時、馬董の後ろから斬りかかる銀時の影。

馬董
「そこだあ!」

しかし、その姿はパクヤサ。

パクヤサ

銀時
「残念 そいつも錯覚(ハズレ)。
言っただろ、お前は目が良すぎるって。
全部見ようと欲張るから目の前のもんすら見落とす。
そんな大層な目玉ギョロつかせねェでも、俺にも見えるぜ 今のお前のはらの中くらい。」

馬董は背後に気配を感じ、振り返る。

銀時
「当ててやろうか。

銀時と馬董

馬董「二人目だ。
俺がこの覚眼で心を読みきれなかったのは。
一人は 絶命の淵に立ちながら明日の朝飯の事を考える男。
もう一人は 生きながら“虚”の男。
アレは・・・お前の何だ。
アレとやり合うつもりか。」

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銀時
「こっちが知りてえ。 是非その目で見てもらいたいもんだ。」

馬董
「心の読めん得体のしれん二人の戦いの行く末など、この覚眼がひらいていても見えんさ。
お前は命の終わりを隣に置いて生きてきた男。
他人の命の終わりも自分の命の終わりも 手をのばせばすぐ届く場所で生きてきた。
そして今もその中で生きている。
お前にとっては“朝飯”も“命の終わり”もさして変わらない。
当然のように訪れるだたの隣人なのだろう。
だがあの男には“生”も“命の終わり”もない そんな“虚”に 一体どう戦を挑む
やがてあの“虚”はお前達も世界も飲み込むだろう。」

銀時
「あいにく俺にはお前のようなあれもこれも見える立派な目玉はねえ。
目の前のもん一つ追うのがせいぜいさ。
だったら俺は、そこが死の淵だろうが、何もねえ“虚”だろうが。
墓前にそえるまんじゅうのためじゃねえ。
明日の朝飯のために戦う。
そんだけの話さ。」

銀時朝食

銀時は去っていく。

馬董
「皮肉なものだ。この覚眼が塞がって初めて見えた。
あれは底なし沼などではない。
底無しのバカだ。」

星海坊主

阿伏兎が、そのオッサン(星海坊主)の様子を崖の上から見ている。

阿伏兎
「まったくどうなってんだ。
息子といい あの親父といい・・
本当に一人で春雨を潰しちまいそうな勢いだぜ。
もしコイツが伝説に残る戦になるなら、そこに俺達の出番はあるのかねえ。

伝説の背中を守った男たちがいたと。」

阿伏兎たちが春雨の兵と戦っている間に、気を失っている高杉を担いでいる兵は安全なところへ逃れようとする。

しかし、春雨の砲撃は容赦なく降り注ぎ、兵の足元の崖を崩し、高杉たちは崖下に転落していってしまった。

総督

–571話ここまで

○感想

銀時は自分の気を自在に操り、馬董に自分の意図した幻影を見せていたのですね。

これはもはや達人の域を超えています。

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