グラゼニ 東京ドーム編 40話新体制の編成会議

公開日:  最終更新日:2015/08/09

応接室で球団側と交渉中の杉里。自由契約を言い渡される。
ショックを隠せない杉里。
杉里
「ぼくはもうイップスなんかじゃありません。ストライクは入ります。オファーを待ちます。」
球団側
「もし、オファーがなかった場合、トライアウトを受ける意思はあるか。」
杉里
「まだあきらめるつもりはありません。そうなったらトライアウトを受けます。」

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廊下に出ると鳥海が待っていた。
杉里が自由契約になったことを鳥海に告げると、
鳥海は自分はトレードで所沢ジャガーズに行くと答える。
杉里
「いいですね。僕とは大違いだ。今から練習付き合ってもらえますか?」
鳥海
「それは無理だ。俺はロッカーを明け渡さなきゃならん。」
自由契約になったものはキャッチボールをする相手もいない。

鳥海は思う。
・・・自分も人のことは言えない。プロ野球選手として本当の正念場に来てしまった。
しかし、杉里は完全に終わった。シーズン前半にあれだけの活躍をした選手のトレードが
決まらないとは!
好調・不調を見られているわけじゃない。プロ野球選手としての資質を見られたんだ!
壊れてしまった選手を獲ってくれるくれる球団はあるのか・・・。

モップスでは来季補強する選手についての会議が行われていた。
会議の最中、辺見は考えていた。
FAやトレード、外国人選手の補強、ドラフトが終わって、それに伴ってくびになる選手も選定される。
70人枠もあと3枠。今抱えている選手は誰もくびを切れないし・・・。
悩ましいことだ。

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その夜、辺見は杉浦とバーのカウンターで飲んでいた。
「実はだな、杉浦・・・」
と辺見が思いつめた表情で杉浦に話しかける。
杉浦「何?カントク」
辺見「70人枠を使い切ってしまったんだ。もう落とせる選手がいない。
言いづらいことなんだが、凡田を”育成”での契約にしてもいいか?」
ショックを受けた表情の杉浦。
「マジで言ってんのか、カントク」
辺見
「辺見モップスの1年目、編成のみんながいろいろな選手を推薦してくれた。
その中、誰がブレイクしてくるかわからない。」
杉浦
「全員飼っておきたいと・・・」
辺見
「ああ、そうだ。これでも泣く泣く断った選手も何人もいて・・・。」
杉浦
「確かに凡田は来年1年まるまる使えない。しかし!凡田はリアルにモップスの優勝を決めてくれた男だぞ。
第一、凡田の給料はどうするんだ?普通に考えれば来年の給料はアップだろう。
凡田は今シーズン8千万でやっていたんだぞ。育成選手に8千万以上払えるのか?」
辺見
「いや、それはさすがに無理だ。設定出来て2千万。手当をつけて4千万が限界だ。」
杉浦
「優勝に貢献したのに給料が半分になってしまうというのか?」
辺見
「もちろん、来年払えない分は再来年再解約するときに乗っけてくれるよう、頼んである。」
杉浦
「絶対反対!凡田は育成に落としちゃいかん!最低でも現状維持で契約すべきだ。」
辺見
「みんな良かれと思って思い入れのある選手を推してきてくれている。
その気持ちも汲んでやりたいし、本当にいい選手ばかりなんだ!」

何も知らない凡田はペットショップの前で、妻と犬を飼う相談をしていた。

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