グラゼニ 東京ドーム編 43話 幸せな則川

公開日: 

–今シーズンの出世男。美酒と美女に酔いしれる。–

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2DKの則川邸
則川がブランデーを片手に美女とソファに腰かけている。


「あたし年俸4千万円の野球選手の奧サンになるんだァー。」

則川
「年俸が1千100万の時は結婚してくれなかったくせによ~。
現金な女め。」

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「何言ってるのよー。今年のオフには結婚するって言ってたじゃん。」

則川
「お前、おれが出世するかどうか品定めしてたろー。」


「してない、してない。してたら他の選手と結婚してるよー。キャハハ。」

則川
「あ~、言っちゃっても~。未来の一億円プレーヤーに向かって。」


「いいねいいね。モップスにいれば、一億円も夢じゃないよ。」
(モップスにいる間に稼いじゃって・・・)

則川
「あ~、お前、最初からモップスの選手を狙ってたな。」


「モップスの選手にしちゃーカッコ悪いけどね、ノリくん。」

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そこに杉里から電話。
トライアウトは不合格で、台湾のチームのテストを受けるという。

電話を切り、則川は女にたずねる。
「お前はもし、俺が台湾に行くって言ったらついてきてくれるか?」


「行かな~い。」

則川
「はは、聞いた俺がバカだった。」
(お前は男の世界のことはわからなくていい。
俺たちの生きている世界は特別すぎて、一般の女には到底理解できるはずもない・・・)

飛行機に乗り込む杉里。
「おれは、まだやれる!」

凡田邸のリビング。

夫婦で愛犬の一球さんと戯れている。

凡田
「あ~、癒されるわ」

奥さん
「ねー、お散歩行ってみない?
もーお外に出しても平気よ。」

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鳥海は、ドラフト1位でモップスに入り、トレードで所沢ジャガーズに来たことで落ち込んでいるだろうが、パリーグにこそチャンスがあるといわれる。
理由はDH制。「バットマン」はパリーグのほうが稼げるのは当然だろうと。
試合に出るチャンスがあるから、そこでまた成長できる。
鳥海が最初からパリーグにいたらヒット1千本、年俸1億いっていたもしれないという。
しかし、バッターが育つ分、逆にピッチャーも強いので、いずれにしても大変である。

鳥海
(セリーグとパリーグ。どっちの道も修羅なのはわかってる。
俺はもうアマチュア時代の栄光も、モップスドラフト1位のプライドもない。
ジャガーズに拾ってもらったことを感謝するのみ。家族も養っていかなくちゃならないし・・)

再び凡田邸のリビング。ダーティ桜塚と凡田がさしで話している。

桜塚
「辺見監督と杉浦ピッチングコーチ。この二人にはやられたよ。」

凡田
「すいません。突然二人でこられたもんで・・・」

桜塚
「まさかこの二人で直接選手と年俸交渉しにくるとは・・
代理人も真っ青だわ。
こーゆー時は”カネ”の話はしないでね。」

凡田
「すいません、すいません。」

桜塚
「ほんとにわかってんの?約束違反だから。
今日やっと球団事務所にミーが行って話をしてきたけど、大筋ユーがあの二人に言われた通りだった。
来年は育成で金額は落ちるけど、その分再来年は1億2千万円でけいやくしてくれるという・・
ただこれは別に複数年契約というわけじゃないから書面は交わしてくれなかった。
あくまでも口約束。
来年球団の気持ちが変わったとしても文句は言えない。
もっといろいろ文句言おうと思ってきたんだけど・・・」

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桜塚
「ワンちゃんのおかげで怒れないじゃないのよッ!」

ダーティ桜塚はワンちゃん好きだった。

一球さんをなでながら桜塚は考えていた。
(まぁ、来年一球も投げない人に再来年1億2千万も出してくれる。
これはすごい契約だわ。
さすがモップス・・・)

–43話ここまで

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○感想

則川と言い、ダーティ桜塚と言い、キャラクターが今風でなくていいですね。
楽しめます。(ブランデーグラスはちょっと古すぎのような)
凡田の契約は、言われてみれば、すごい契約です。
(凡田の肘が治って、ちゃんと再来年払ってくれれば。)

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