ハレ婚 58話 夜道の女

公開日: 

病院から戻ってきて、白髪になった父親に
「別れろ」
といわれた小春。

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「お前はまだ22で子供もいねえ。
いくらでもやり直せるだろ。」

小春
「は・・?マジで言ってんの?
なによ、今更・・」


「大マジだ。」

といって、離婚届を取り出し、

「サインしろ。
俺はな・・ハレ婚制度なんてものはしんようしてねえ。
財産だの、戸籍だの、そんなもんどうだっていい・・
大事なのはそこじゃねえ。
なあ、どんな気分だ?
自分が3番目の女だってのは。
幸せか・・?」

小春
「・・・いや、3番目って言っても・・」


「人に言えるか?
お前らのこと世間はどう見てる?
金持ちの好色旦那とそれに群がる金目当ての女・・・
そんなとこだな。お前は本当にそれでいいのか?」

小春父

小春「・・・・」


「あなた!龍ちゃんのことは、悪く言わないって約束でしょ!」


「事実だろ・・あいつには悪気ねえだろうが・・
俺だって実際頭上がんねえよ。だがそれとこれとは別だ。
サインしろ、小春。お前の幸せのためだ。」

小春
「するわけないでしょ!
なに言ってんの?こんな紙まで用意しちゃって。
だいたいあたし一人サインしても意味ないし。
そーゆーことは自分で決めます!」


「なら出てけ。
俺は本気だ。サインしないなら家に入れねえ。
2度と帰ってくんな。」

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カフェで働いていても顔色が優れない小春。

そこに雪おばさんと花おばさんが子供を連れて入ってきた。

結婚祝いと東京土産といって、シャンペンを持ってきた。

叔母

ハレ婚のことで盛り上がったあと、小春は帰ることに。

母親がついてきている。


「遅くなっちゃったわね。
明日は朝うららちゃんに頼んであるから、あんたはゆっくり・・」

小春
「ねぇ、何か隠してる?
お父さん・・・どうして退院したの?
治って・・・ないよね・・?」


「治ってないわ。延命治療はしないって・・・
最後の一か月は家で過ごしたいって。」

小春
「・・そっか、わかった」

小春父


「小春!お父さんの言った事、気にしなくていいから・・・!」

夜道を泣きながら自転車で帰っていく小春・・・

–58話ここまで

○感想

自分の命の残りを考えて、
最後に言っておきたかったことがハレ婚のこととは・・・

父親の気持ちを考えると、切なくてたまらないでしょうね。

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