ハレ婚 70話 誕生日の女

公開日: 

今日は小春と龍、二人っきりの初デート!
(東京で)

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出発の朝の駅。
まどかとゆずが見送りに来ている。
まどか、龍に財布を手渡しながら
「念のためカードも入れておきますが、今日使っていいのはここに入っている現金のみです。
いいですね?」

龍之介「はーい。」

ゆずからは風呂敷に包まれたおやつが手渡される。

小春
「遠足かよ。」

ゆず
「お土産よろしくね。」

龍之介
「へいへい。いってきまーす。」

龍と小春

ゆずとまどか、帰りの車中。

ゆず
「見たぁ?
小春ったら、珍しくスカートなんか穿いちゃってさ。
誕生日で気合十分ってカンジ~?」

まどか
「そういえばいつもホットパンツだったわね・・・」

ゆず
「あー、いいなあ、東京!
もうすぐセールだし、行きたいなー。」

まどか
「尾行でもしたら?
好きでしょ?」

ゆず
「いいわね、それ!
いく!?」

まどか
「私はいい・・・」

小春

龍之介がお茶を買ってきてくれる。

小春
「ありがと・・」
(龍は全然スカートなんて気づいてなさそうだけど・・)

小春、龍が手にお稲荷を持っているのに気付く。
「って、何食べてんの?」

助六

小春
「ちょっとお、食べ過ぎないでよ・・!?
お昼にいいトコ行くんだから!」

「でもコレ、すごく美味しいよ。はい。」

「うん・・うま!!」

「ね。」

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小春
「しかも・・荷物にならないよう完璧に配慮されている・・・!」

龍之介
「なんてデキた嫁なんでしょう。」

小春
(ムッ)

小春

龍之介
「小春ちゃんには無理でしょ!ははは。」

小春「そ・・そうカナー。」
(ガマンガマン。。こいつの無神経はいつものこと・・!
こんな小っちゃいことでせっかくの誕生日デートを台無しにしたくない!!)

龍

小春

龍之介
「あらそー?」

小春
「うん!カッコイイ!」
(よしがんばった!!いいコト言った!えらいっ)

龍之介
「じゃあまどかのセンスがいいんだね。」

小春
「!?」

龍之介
「去年の誕生日に貰ったんだ。」

小春
「なっ・・はあ!?
なんでわざわざ今日それ着てくんの!?」

「ダメ?」

「普通少しは気遣って・・
せめてあたしに言うなよ!」

「フーン?
似合ってんなら別にいーんじゃないの?
そもそも僕自分で服買ったことないし。」

龍と小春

小春
(なによ!
あからさまに他の嫁のこと褒めちぎってさ・・!
誕生日くらい恋人気分に浸らせてくれたっていーじゃん!!
もしかしてコイツ・・・)

龍之介、お腹いっぱいになって眠くなったそう。
「着いたら起こして・・・」

龍之介の寝顔を見ているうちに、小春の表情は怒りから寂しげなものに変わっていった。

上野駅に着いた二人

龍と小春

乗り換えのために、地下を歩くと、カップルばかりである。

小春
「あそこも、ここも、そこも。
どこにも嫁が複数いるカップルなんていない。」

龍之介
「普通のカップルが羨ましいんだね・・」

小春

小春
「・・さっきわざとそっけなくしたでしょ。
あたしがデート気分で浮かれてるから。
龍はみんなの龍だもんね・・」

小春

小春
「いいでしょ・・?
ダメ・・?」

–70話ここまで

○感想

今回も面白かった。

小春の渾身の”似合ってるよ!”があんなふうにあしらわれてしまうとは!

”お坊ちゃまかおめーは!!”は何回読み返しても笑えます。

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