ハレ婚 71話 椎名町の女

公開日: 

小春の誕生日。
龍と二人の初デートは一夫多妻制度のない東京で。

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小春、龍之介を腕を組んで歩いている。

龍之介
「そんなに嬉しいの?」

小春「ん?」

小春

小春
「当ったり前じゃん♪
デートだもん。
ウフフ。」

龍之介
「気色悪いよ。」

小春、一瞬固まる。
「なによお!!
盛り上げなさいよぉ。
ホラ胸!
当たってっけど!?
ドキドキするとかあるでしょー!?
大サービスよっ」

「何も感じないけど。」

「おい!!」

龍之介、少し前の回想。

小春の言葉
「今日は他の人のこと考えないで。」
を受けての龍之介
「忘れろって事?」

小春
「忘れなくていいけど、なんてゆーか、せっかくなんだし普通に・・楽しめたらなあーって。
勝手・・?
かなあ、コレって。」

黙って列車に乗り込む龍之介。

列車の中で
小春「ゴメン・・わがまま言って。」

龍之介
「一つ約束して欲しい。
今日中にウチに帰ること。」

龍と小春

改札を出る2人。

小春
「はー、やっと着いた!」

龍之介
「椎名町・・?」

椎名町

小春
「すぐそこに美味っし~いお店があるの!
龍にも食べさせてあげたいと思ってさ!」

龍之介
「僕お腹いっぱいだよ。」

小春「はっ、はぁーーーーーいっ!?
だから言ったじゃん!!
何考えてんのアンタ!」

龍之介
「だってさー」

ゆずの寿司がうますぎて・・という言葉は飲み込んだ龍之介。

小春、怒りを鎮めて
「・・まあいーよ!
じゃあお腹空くまで時間つぶそ。」

しかしこの辺はパチンコ屋しかなく、しかも雨が降って来た。

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小春
「池袋戻るー?」

龍之介
(池袋かぁー・・
ラブホ街しか知らないなぁー。
そんなつもりで言ってるんじゃないんだろうなー・・)

小春
「パチンコする?
誕生日だし出るかも!」

龍之介
「散歩しよーよ。
小春ちゃんが住んでた街、見てみたい。」

椎名町

椎名町

小春
「・・・短大出てからはプラプラ。
二年間フリーターしてたの。
家賃だなんだでとにかくお金がなくてさー。
毎日バイトバイト・・
でもここは安い店が多いから住みやすくって。」

龍之介
「・・就職しなかったの?」

小春、ギク
「まあ、色々と複雑な事情があったのよねー・・」

龍之介、すべてを察する・・
「男か・・
どうせ彼に”一緒に暮らしたいね~”とか言われたのを健気に信じて、就職も大変そうだし結婚しちゃおっかな?位に軽~く考えてたんでしょ?
でも軽く考えてたのは向こうも同じで、結局何の進展もないままポイされたのかなあ・・
あ、結婚してたんだっけ?カレシ。」

小春
「やめろよ・・
これでもトラウマなんだからな・・・」

龍之介
「ホント甘ちゃんだよね~。」

小春
「そりゃ甘々だったけどさ・・
別に就職が嫌だったわけじゃないもん。」

「へえ~?」

「結婚なんて言われたら考えちゃうじゃん。

小春

「よかったねえ、結婚できて。」

「んー、思ってたのと違う・・」

「そんなもんだよ、はは。」

「なんかムカつくなあ。」

そんなことを話ながら歩いていると、走る子供を追いかける母親が小春にぶつかる。

その拍子で小春が飲んでいた珈琲がこぼれて・・

小春の友達

–71話ここまで

○感想

しかし、龍之介は容赦ないですね~

ま、だいたい言いたい事言う人ですし・・

それでいてすごく気を遣うところがあるのがいいんだけど。

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