ハレ婚 78話 偉大な女

公開日:  最終更新日:2016/04/04

ゴミ箱にバースデーケーキが捨ててあるのを見つけ、更にまどかの冷たい微笑を目の当たりにした小春。

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まどか
「おかえりなさい。」

小春
「たっただいま・・・」

伊達家

(あたしのために・・誕生日ケーキを・・
用意してくれてたんだ・・!!
そんな・・・
それなのにあたし・・・

伊達家

小春
(龍・・!
アンタならきっとこの状況収められる!
たのむ・・!
てゆーか大体はお前のせいだぞ、何とかしろ!!)

龍之介、ニッと笑い
「・・つい、我慢できなくなっちゃってさ。
小春ちゃんがあまりにも無邪気で可愛いから・・・
あぁー、凄かったな。
ボロボロ泣きながら・・・・
龍好きっ
なんて言いながらさー・・・。」

ゆず
「まっ
ステキじゃな~い。
今夜こそお赤飯ねっ」

小春

小春はもはや意識を失う寸前。
立っていることも出来ずに座り込んでしまって
(忘れてた・・・
こいつら、三度の飯より修羅場が好きなクズだった・・・
しんだ・・・」

まどか
「・・そうですか。
長年の夢を一つ叶えられたのですね。
おめでとうございます。

まどか

龍之介さんの熱意と努力・・
私は誇りに思います。」

龍之介
「そう、夢は叶えるものさ。」

小春
(こいつ後で埋めよう。)

龍之介、ズルズルと炬燵に潜り込み
「というわけで、僕は今とても疲れているので、おやすみぃ~。」

ゆず
「えーーっ!?」

小春
(いや燃やそう・・・
蘇りそうだから・・・)

ゆず
「ダメよぉ~!
オイルヒーター買いに行くんだからぁ。」

龍之介
「えっ今から・・!?
好きなのかっておいでよ・・・」

「えーっ」

小春はまどかが寂しげに戻っていくのを見ていた。

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ゆずは龍之介を後ろから羽交い絞めで持ち上げる。
「ズルいわよぉ!
小春ばっか可愛がっちゃってさー!」

龍之介
「あ、イタ・・・
ホント腰がね、ダメなのもう・・・」

ゆず、くすっと笑い、
「な~んちゃっていいのよ。
むしろぉ~、小春みたいなやたらガードの堅い勘違い女もその気にさせちゃうなんて・・・
凄いわ。

ゆず

じゃ、あたしは電器屋巡りしてくるわね!
コタツで寝ちゃダメよぉ?」

龍之介、再び炬燵に潜り込み
「はーい。あ~幸せ。」

小春

なんて懐が深い!!
フツーそんなふうに考えられる・・!?
なんかディスられたけど。
帰ったら絶対火あぶりの刑だと思ってた!!
あぁ・・助かった!!ホントに・・・)

ここで小春はゴミ箱のケーキを見て我に返る。

玄関を出ようとするゆずを追う。
「待って!あたしも行く!!」

「えー、いいわよ、来なくて・・・
アンタも寝不足なんでしょ~?」

「荷物持つから!!
お願いします。
一人にしないで!!」

「しょーがないわねー。」

「お姉さま!!」

コタツの龍、この会話を聞きながら真剣な表情で何やら考えている。

龍之介

助手席の小春
「はぁ~・・・たまんないよ・・・もう。」

ゆず
「え~、セ○○スのことぉー?」

「第二夫人の恨みを買ったことですぅ!!」

「自業自得なんじゃなーい?」

「アタシは帰るって言ったの!」

「はぁ?
アンタだってしっかり楽しんだんでしょ。
言い訳とか、申し訳ないって顔されても余計ムカつくだけだから。」

へこむ小春。
「・・・ゴメン。
だからそれも禁句だっつーの、バカ。
それより龍ちゃんどうだった?
何回ヤったの?
体位は?」

「取り調べかよ・・」

そのころ伊達家ではまどかが外出着に着替えて眠っている龍之介の枕元に立っていた。

まどか

–78話ここまで

次回 ハレ婚 79話へつづく

○感想

まどかは産婦人科での診断結果も原因なのでしょうか。

もしかして子供は出来ないと言われたとか。

龍之介は起きるかな。

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