火ノ丸相撲 88話 真剣勝負

公開日: 

五条は空手のの師匠、高荷からの宿題を実践している。
(スマホで撮影しながら)

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三ツ橋はウェートトレ。

柴木山親方

柴木山親方
「・・確かに彼らにとってプロと触れ合う時間は貴重だろう。
だが満足してもらっちゃ困るよ。
プロが相手では鍛えられない事もある。」
(そのことを知ってか知らずか、この二人は団体決勝での悔しい思いがいい方向に働いている様だが・・・)

さて、残る二人は・・・

その二人プラス堀ちゃん。

國崎
「ハッハッハ・・・
まさかな・・・
マジで警察に通報するとは思わなかったぜ・・・」

警官、北高の主将に
「まぁ彼らも反省してるようだし、私はこれで・・・」

名古屋城で典馬にヒップアタックした先輩
「・・・おい、大太刀てめぇこらナメたマネしてくれるじゃねえかよ・・・

竜二

堀ちゃん

小関
「・・・な何でこんな事に・・・
偵察とか言って・・まさか正面から敵地に乗り込むなんて・・・!
金沢北高校・・・
全国優勝経験もある相撲の名門校だ・・・
石川県は相撲王国・・・
プロも大勢輩出している・・
そんな千葉以上の激戦区で昨年も代表を務め、IHで団体3位・・・
部員数も石高より多いし、こんな立派な合宿先もあって・・・
学校やOB,親からのサポートも厚いんだろうな・・・
凄いや・・・
何もかもがダチ高とは正反対だ。」

北高部員A
「ねえねえ相沢主将ー。
彼らもせっかく来たんだしさ、少しくらい相手してやってもいいんじゃない?
俺、この子にカッコいい所見せたいなー。
それに・・・鬼丸にやられた典馬の借りも返したいしさ・・・」

相沢
「・・・ダメだよ。
名古屋に来たのは俺たち北高が強くなるためでしょ?

相沢主将

相沢

「典馬の件は・・むしろ鬼丸に礼を伝えてほしい。
敗北は強さへの糧になるからね・・
名古屋城での二人の戦いを止めたのも同じ理由さ。
ここで鬼丸に勝ってもウチに良いことは何もない。
まぁ、負けに等しい感情を鬼丸に与えちゃったようだけど・・
小関主将もその場にいたらきっと止めてただろう。
血の気の多い後輩を持つと苦労するよね。
俺も何度も言ったんだよ。
鬼丸とやるなって・・・
でもまぁ結果オーライかな。
相当ショックだったんだろう・・・
体格を自慢にしてきた典馬にとって、鬼丸はある意味一番負けたくない相手だったはずだ。
でも上ばかり見て焦っていたあいつには今回の負けはいい薬になったに違いない。
鬼丸も強くなったみたいだけど、おかげで典馬も今より強くなれる。
典馬を負かしてくれてありがとう。
お返しに、殴り込みの件はこれ以上問題にしないよ。
出場停止じゃなく、ちゃんと当たって勝ちたいしね。。」

國崎
「だってさ。どうする?部長。」

小関
「え!?俺!?」
(ま・・まぁそうか・・・
俺が決めなきゃ・・
ここに来たのは偵察のためだけじゃない。
俺に度胸をつけるためでもあるんだ・・・!
だったらこのまま帰る訳には・・・)
「あ・・あの・・
やっぱり1番だけでもいいんで取りませんか?
軽くその・・遊びのつもりでもいいんで・・」

相沢(・・遊び?)
「大太刀さんはさ・・・
目標ってあるの?
もちろん優勝を目指してるんだろうけどさ・・
でも全国初出場だし、強豪校の胸を借りながら一つでも上に行って最後は・・って感じかな。
俺たちはね、本気で全国優勝目指してるんだ。
この違いわかるかな・・・
北高相撲部には伝統がある・・・
先輩たちが築いてきた長い戦いの歴史が・・
去年は三位だった・・・
あの時の悔しさは今も忘れない・・・
俺たちは日本一じゃなきゃダメなんだ。
でも別に伝統にしばられてやらされてるわけじゃない。
自分たちの意志で・・・
日本一になりたくてこの学校に入ったんだ。
君たちみたいに有望な1年が入って来たからやる気だして・・・
せっかく全国行けるなら優勝だって狙わなきゃ・・・
なんて軽いもんじゃないんだ。
俺たちにはいい加減な気持ちで取る相撲なんて今までもこれからも1番だってありはしないよ。
何もない・・・
勢いだけでここまで来た君たちとは違うんだ。」

小関

トボトボ帰る3人。


(・・黙って帰るなんて意外だった。
國崎さんならもっと何か言い返すかと思ってたけど・・・)

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小関
「何もない・・・か。
・・・確かにダチ高相撲部は俺が入るまでは長い間休部状態で・・
誇るような歴史も・・・実績もない・・・
潮が入るまでは日本一なんて・・・
自分には関係ない世界の話だった・・・
北高の人たちは・・・
入部した時からずっと日本一を意識しながらやってんだもんな・・
そんな人達からしたら俺なんて、ないないづくしに見えるんだろうな・・・

小関

悪い!
二人は先帰ってて!」

小関は北高相撲部の合宿先に走って行った。

國崎
「はっはっは、来た甲斐はあったみたいだ。」

三ツ橋がプロに稽古をつけてもらっている。

柴木山親方と桐仁が話をしている。

柴木山
「・・・体も心も明らかに上であるプロとの稽古。
君たちが学べるものは多い。
ただ、心を鍛えることは出来ない。
プロは君たちに本気を向けてはくれないから・・
勿論手を抜いているわけではない。
一緒に流す汗は本物さ・・・
だが両者が本場所で、IHで向かい合うことはない。
プロと高校生・・・
戦う舞台が違うから、競い合う相手にはなり得ない。
一つの勝利を奪い合う相手・・・
プロはプロ同士、学生は学生同士の中でしか、心を伸ばす本当の本気の真剣勝負は生まれないんだ。」

桐仁
「・・現にIH予選、団体決勝と個人の火ノ丸との死闘で部長は完全に殻を破ったはずだった・・
でもそれだけ重大な勝負だからこそ・・・
同時にある種満たされてしまった。
自覚はないだろうが、それが今の部長の心のムラの正体・・・
でも予選で満足しきった訳じゃない。
だからこそ、部長はもがいている。
今一度、心に火を・・・
部長ならきっとつけられるはずだ。
アウェイなんかものともしない、全国優勝まで消えない強く大きな火を・・・
それが出来るのはプロでも仲間でもなく、本物の・・敵。
同じ舞台で斬り合う相手の、画面越しじゃない本気の敵意に向き合うんだ・・!」

國崎と堀ちゃん。

國崎
「・・北高には感謝しねえとな。」

堀「え?」

國崎
「相撲こそ取ってはくれなかったが、それはあいつらが本気だったから。
本気でIHに勝つために拒絶した。
そういう真剣勝負だったんだよ。
あいつらのいう事はもっともさ。
北高は名門で、俺らはぽっと出・・
歴史も浅い。
だが・・・

國崎

小関

相沢
「・・・・
何?忘れ物?」

小関
「・・・・・
はい。
大事なことを伝え忘れてました・・・
金沢北高は今年も日本一になれません。

小関

北高の威圧感に一瞬たじろぐ小関。

しかし、声を震わせながらも
「え・・・えっと・・・つまり・・・
ダチ高をなめるなよ!
いっ以上!
失礼しました!!」

小関は帰っていく。

相沢
(・・・
こっちの分析では・・
敵に宣戦布告する様な人じゃないと思ってたけど・・・・)
「・・・まあた俺余計なこと言っちゃったかな・・・
遊びでも相撲取ったほうがむしろ良かったか。
主将の俺がしっかりしないと・・・
鬼丸の時も軽く煽っちゃったんだよね。
三点投げの鬼丸って。」

チャラい後輩
「本当は主将が一番血気盛んですよね。
言いたくて仕方ないんだ、勝つのは俺らだって。」

竜二
「問題ねえ、気持ちは全員お前と同じだ。」

相沢
「ああ、勝つのは俺達だ。」

小関

–88話ここまで

次回 火ノ丸相撲 89話へつづく

○感想

國崎が言い返さなかったのは小関に言い返させるためだったのでしょうか。

これで小関がスランプ脱出といけばいいのですが。

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