火ノ丸相撲 91話 帰って来た国宝

公開日: 

全てを決める国技館決戦、開幕!!

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国宝・・・外国出身力士が台頭し、日本人横綱が消えて十数年。
将来有望な学生力士は未来の横綱候補との期待を込めて、国宝級の刀剣の名を借りた二つの名を与えられる。
ー彼もまた、小学生時代国宝と呼ばれていた。
しかし、その輝きは中学に上がり、体格差の壁に阻まれることで失われ、いつしかその名は表舞台から消え去った・・・

火ノ丸が潮家の墓参りをしている。
「・・・見とるか?
この体でもここまで来れたぞ。
インターハイ・・・勝って来るぜ・・・!」

国技館。

インターハイ初日。

初日

2階の席から見ているのはこの二人。

駿海
「・・・ふーん。
三日間で個人・団体の全試合を消化するのか。
恐ろしい強行日程だな。
今やっているのは個人の予選か?」

柴木山親方
「えぇ、まず予選を3試合戦って、2勝以上下選手が決勝トーナメントに進むらしいですね。
・・・どうです?
久しぶりでしょう、高校生の相撲を見るなんて。」

駿海
「フン・・・
確かに・・・レベルは高い。
この年代のプロとアマの差なんてのはもうほとんどねぇのかもね。
中でも、一際目を引くのはあいつだ。」

久世

柴木山親方
「・・あれが例の”草薙”
大和国の息子。
久世草介ですよ。」

駿海
「・・・なるほど。
国宝か・・・」

大和国
「・・・頼もしい顔をするようになった。
あれは・・

久世

(あの新人戦を経て、お前の相撲は、守るものから欲するものになった。
こころの在りようで稽古の質も変わる。
新人戦に勝ったあの時よりも、今の草介は強くなっているぞ。
・・・草介に勝利の価値を教えてくれた・・・
彼には・・・
感謝しなくてはな・・・)

火ノ丸
「・・・懐かしいな。
小学生相撲の時以来か・・・
・・・帰って来たぜ。
聖地国技館・・・」

火ノ丸

駿海
「名古屋合宿から1か月半足らずか・・・
初めて会ったのが今のあいつなら、俺も小鬼だなんて呼んでねぇだろうなぁ。」

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柴木山親方
「肌の張りも良し・・・
今日まで更に良い稽古を積んできた証拠です。」

駿海
「・・・草薙もそうだったが、本物ってのはその佇まいだけで、

火ノ丸

名塚(女性記者)
「・・・選手だけじゃない。
彼のことを何も知らない観客も・・・
みんな・・・
みんなが彼の雰囲気に寄せられてる・・・」

親方

火ノ丸

火ノ丸

カメラマンも名塚も驚愕。

名塚回想。

編集長
「・・・鬼丸完全復活?
まだそんなこと言ってるのか・・・
この間も俺の目を盗んで勝手なことを書きやがって。
俺らも鬼丸鬼丸と言っちゃいるが、県予選通過ごときで国宝と認め直すつもりはねえ。」

名塚
「だから試合を見て下さい。
見れば絶対・・」

編集長
「一時の熱に浮かされるのはそれこそ三年前の鬼丸で懲りたはずだぞ。
お前なぁ・・
国宝がどういう意味か分かってるのか?
未来の横綱候補!
身長が足りず、このままじゃプロにすらなれない奴に、横綱への道なんてねぇだろうが!!
そもそも中学時代の鬼丸を散々こき下ろしたのは名塚!お前じゃないか!
鬼丸は終わった・・
国宝の名を汚した・・
罪悪感でもあるのか?
私情で仕事すんじゃねえよ!」

名塚
「・・・覆しに来たのよ・・・
彼は、全てを・・・」
(・・春の団体は地区敗退・・
関東新人戦も草薙の踏み台にされ・・
未だ、本当の意味で彼に光は当たっていなかった・・
・・でもようやくこの全国という光の当たる場所に帰って来た・・・

皆驚く

火ノ丸

–91話ここまで

次回 火ノ丸相撲 92話へつづく

○感想

久世、典馬、天王寺・・・対戦が楽しみすぎる。

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