鬼灯の冷徹 第173話 檎(ごん)動く

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–恐ろしき拷問・蟇盆(たいぼん)の生みの親
妲己(だっき)の恐ろしさ、爆発します–

dakki

妲己(だっき)
「蛇が食べたい。」
檎(ごん)
「あい?」
妲己
「昔、蟇盆(たいぼん)の刑場で食べた、人を丸呑みにした蛇、
あれがおいしいのよ。ところで檎、あんたここんとこ客引きも売り上げも
イマイチね。落とし前はきっちりつけてもらうわよ。」

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檎が閻魔庁正門で、門番の鬼に何やら頼みごとをしている。
「頼んます!地獄の刑場にいる蛇を分けておくんな!
このままじゃ解雇か食われるかじゃ!」
門番
「知らねーよ。そんなに困ってんならうちに就活に来ればいいだろ。」

「それはもっといやじゃ。規則正しい出勤、あくせく働く、まっぴらごめん。」
門番
「食われろ。」

奥から鬼灯登場。
「何の騒ぎですか。」
門番が説明。
鬼灯
「それは、蛇を持ってこいではなくて、売り上げをあげなきゃお前を蛇に飲ませて食うぞ。
という警告では」

「そうじゃが、妲己様の場合、売り上げをあげてさらに詫びに蛇を持ってこいこの甲斐性なし!が正解。」
鬼灯
「そこまで上司の含みを理解できていながらなぜあなたはこのていたらくなんだ。」

鬼灯
「じゃあ、うちで1週間手伝いをするといいよ。お盆時で忙しいので。
先ほど、ちょうど黒肝処(こくとしょ)で亡者を丸々飲み込んだ地獄の蛇がいます。」

「あれ食っちゃって大丈夫な訳?」
鬼灯
「食っても亡者ごと再生しますから。」


「しかしな、1週間ここで働くというのは性に合わんな。しかもわしの給金はなしじゃろ。」
鬼灯
「うちがいやならよそに頼むことです。白蛇奉っているところにお願いしてみるとか。」

「神の遣いじゃねえか。7代先まで祟られるわ。」
鬼灯
「ではサタンをうまくおだてて蛇に化けさせ食べるというのは。」

「国際問題に発展しそうなのはわしでもわかる。」
鬼灯
「では、なんとか現世へ行ってハブの駆除を手伝う。TOKIOの山口氏くらいの能力があれば。」

「その能力があったらわし今頃自力で家の一軒でも建てとるよ。」

檎は結局、鉄野干食処(てつやかんじきじょ・寺を焼いたりすると堕ちる)で働くことになる。


「何すりゃええの?」
鬼灯
「亡者をビビらせればいいんです。」

「かったるいなあ。なんかコツある?」
鬼灯
「まずその、アルカイックスマイルをやめてもらいましょうか。」

「地顔なんじゃけど。」

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1週間が過ぎ、鬼灯が鉄野干食処をのぞいてみると、檎は亡者と将棋を打っていた。
鬼灯、無言の制裁。

「わし生来厳しいことって苦手なんよ。」
鬼灯
「ともかくこれでは蛇はあげられません。妲己さん、困るんですよ、こういう人。」
妲己
「檎、アンタって奴は本当にダメな子。覚悟おし。」

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妲己は九尾の妖狐に化け、檎をたべようとするが・・・。

鬼灯
「あの~、1週間分がチャラになるほど亡者どもがビビりましたので、蛇は差し上げます。」
妲己
「そういわれると気分いいものね。檎、それ運んで料理して。」

「妲己さまはわしを唯一働かせられる気つけ薬と言えるな。」
鬼灯
「なるほど、世の中よくできている。」

–173話ここまで

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○感想

今回もたくさんの地獄が登場しました。
ここには出しませんでしたが、中国のほう都、エジプトのツアト、
EU地獄第七の濠、野干吼処(やかんこうしょ)などが登場しました。
こういうのを検索にかけるのもまた楽しからずや。

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