風夏 103話 もしかして。

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新章開幕!
フェス編の勢いそのままに、因縁の歯車が動き出す・・・
リユニオン(再結成)編

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The fallen moon、いつものスタジオで練習中。

青葉
「もォっ!!
どうしちゃったんですかみんな!!
全然練習に身が入ってませんよ!?」

那智
「いやァ・・・
なんかフェス終わったら気が抜けちゃってさァ。」

真琴
「急に現実に引き戻されて、まるで全てが夢だったんじゃないかって思うよ。」

青葉
「夢じゃありません!!
現実です!!
忘れたんですか?
ヘッジホッグスが解散ライブで言ってたこと。
”自分たちの想いはきっと若いアーティスト達が受け継いでくれる”って!
アレは・・・あなた達に言ってるんですよ!?」

沙羅
「・・・・
そうよね。
もうヘッジホッグスはいないんですものね。」

青葉
「そうです!
それが現実です!!」


「あ・・・あの・・
ゴメン、僕そろそろバイトの時間なんで・・・」

青葉
「もう!!
急に現実的な話しないでください!!
夢を見ましょう夢を!!」

那智
「どっちだよ!」

優、電車移動中。

優

もしかしたら・・・
たまは始めからそれをやらせたくて、僕たちをフェスに呼んでくれたのかな・・・
僕自身が心のどこかでそれを望んでいたことに気付いて・・・
僕は碧井風夏と一緒に、おもいっきり歌いたかった!!
碧井風夏と一緒に、もう一度・・・」

優と風夏


「いや・・その・・・
碧井とのコラボライブ楽しかったな~って思って。」

風夏
「絶対そんな事思ってる顔じゃないでしょ・・・」


「お・・思ってるよ!!」

オジサン
「おい、久々に出勤したと思ったら痴話ゲンカかよ。」

優「え・・・」

風夏「違います!!」

風夏、少し考えて
「そうね、楽しかったわ」


「だったら・・」
(僕たちと一緒に・・)

風夏
「あ・・そういえば、あの時のライブ、私の元バンドメンバーも観に来てくれてたの!」

「えっ」

風夏

風夏
「・・・でね、そのライブ観てみんなやっぱり・・・」


「今でも会ったりするの?」

風夏
「えっ、まぁ・・・実家に帰った時はたまに。」


「やっぱりそうだよね。
すごいカッコイイもんね、あの人達。」

風夏、少し赤くなる
「・・・・
は・・?
ど・・・どうしたのよ、急にそんなこと・・・」


「いや・・・なんかちょっと気になっちゃって・・・・」
(でも・・・)
「あのさ、バイトが終わったらちょっとつき合ってもらえないかな。
話したいことがあるんだ。」

風夏
「え?
う・・・うん・・・」

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バイトが終わって・・・

優と風夏

風夏
「ね・・ねェ、話ってなに・・?
こんな所まで来て・・・」

「うん・・・上まで行ったら話すよ。」

風夏、ドキドキ
(え・・・これってもしかして・・
こ、告白とかじゃないよね・・・)

高台

風夏
「わぁ・・・
すごく奇麗。」


「都心で一番高い場所なんだって。
・・・・
ここならこんな話をするのに丁度いいと思って。」

「え・・・」

「僕さ・・・
この前のフェスで碧井とライブやってわかったんだ。
今まで気づかないフリしてた自分の本当の気持ちが・・・」

「・・・!!
やっぱり・・・」

「あ・・・もしかしてバレてた?」

「そ・・・そりゃわかるよ・・・
前のバンドのメンバーのこと気にしたり、こんな所連れて来られたら・・・」

「そっか・・・
なんかカッコ悪いな。
そんな態度に出てたなんて。」

「そ・・そう?
いい所だと思うよ、私はそういうの・・・」

「じゃあ改めてちゃんと言うけど、僕はどうしても碧井と・・・」

「ちょっと待って!!
こ・・・小雪ちゃんはどうすんのよ!!」

「・・は?
なんで今、たまちゃんが出てくんの?
関係ないじゃん。」

「そ・・・そうかもしれないけど・・・
それに優くんも私と一緒で、そういうことはできないって言ってたじゃない。」

優と風夏


「一緒にバンドやりたいって話なんだけど・・・」

「・・・バンド?」

「碧井が入ってくれれば僕たちはもっと高い所へ行けるから、それを都心で一番高い場所で伝えたかったんだ・・」

優と風夏

風夏
「紛らわしいのよバカっ!!」

「え!?」

「何、都心一高い所って!!
中途半端ね!!
どう考えても告白されるって思うでしょ!?」

「な・・なんでそんな話になるんだよ・・」

「だってそうでしょ。
昔の仲間のこと気にしたり、こんな雰囲気のいい所で話があるとか言われたら!!」

優と風夏


「だって碧井、いつか昔のメンバーとバンドやりたいって言ってたし。
だから誘いづらくて・・・」

「完全に断られたわよ、東京に来る前に!!」

「そんなの僕聞いてないし!!」

「それで・・ライブが終わった後みんなに言われたの。
私がそうしたいならThe fallen moonに入れてもらえばいいじゃん・・・って。」

「・・・・え。
そ・・それで、碧井は何て・・・」

風夏

優と風夏

風夏
「ってゆーか、優くんこそ大丈夫なの?
まだ他のメンバーに相談してないんじゃ・・」

「うん・・・
でもきっとわかってくれると思うし、反対されても絶対説得してみせる。」

優と風夏

風夏
「だ・・だから!!
そういう言い方が誤解するって言ってんでしょ!?」

「え!?
あ・・・ゴメン。
そういう意味じゃ・・」

「わかってるけど!!」

–103話ここまで

次回 風夏 104話へつづく

○感想

優と碧井のやりとりはアンジャッシュのコントみたいでした。

それにしても優はかわいそうでした。

カン違いで殴られた上に、謝らされるとは・・・

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