風夏 91話 湖のほとりで!

公開日:  最終更新日:2016/01/13

優を支えているつもりが、バンドの足を引っ張っていると言われた沙羅。
優の顔を見ると感極まって飛び出して行ってしまった。

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沙羅を追いかける優。

しかし優はそんなことをしている時間はない。

ベースとドラムを録り終らないと先に進めないのだ。

夜11時。

初日は5曲のうち2曲のリズム録りが終了。

夕食はコテージで青葉が作ってくれているという。

この時優たちはこの時間になっても沙羅が戻らないことを心配し始める。

沙羅

以前言われた
”いいボーカルにはいわゆる華ってのが絶対に必要なんだ。
残念だけど、今の優くんにはそれを全く感じない”

という言葉を思い出す。

沙羅
「だからこそ、私が頑張らなきゃいけないんじゃない・・・」

優さんが少しでもステージで輝けるように、私が彼の翼に・・

間宮に言われた
”要するにアナタは信頼していないのよ、彼の歌を”

沙羅
「あんな機械みたいな人にわかるわけないじゃない!!
私の気持ちなんて!!」

・・・私の、気持ち・・

那智と沙羅

さらに歩み寄る那智。

沙羅は「来ないで!バカ!」

那智は「みんな心配してんだぞ!?」と言って、沙羅の手首をつかむ。

その瞬間、沙羅は見事な一本背負いで那智を湖に投げ飛ばしてしまう。

那智と沙羅

その後、湖からあがった那智は震えながら沙羅の話を聞く。

那智
「ま・・ま・・まぁ、だだだだいたいの、じじじ事情はわか・・わかった。」

沙羅
「え?」

那智
「事情はわかったっつってんだよ!!
要するに好きな男のために頑張って何が悪いって話だろ?」

沙羅
「違うわよ!!」

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那智
「いいか、前から言おうと思ってたんだが、俺はお前のことが大っ嫌いだ。」

沙羅
「は?」

那智
「相変わらずトイレのティッシュは使いすぎだし、先輩にタメ口だし、すぐに手ぇだすのも、その目つきもムカつく。
とにかく普通に生きてたら絶対に関わりたくねえ女だ。」

沙羅
「悪かったわね、私だってアンタなんか大っ嫌いよ!!
ってゆーか、なんなのいきなり!!」

那智

沙羅
「・・・え?」

那智
「好きなことのためなら努力を努力とも思わず、妥協も満足もできず、さらに上を目指す。
オレはそーゆーヤツが本当に好きだ。」

戸惑う沙羅
「は・・・?なんなの・・急に・・・」

那智
「そんなお前がこのバンドに戻ってきたのは・・
ただ好きな男といちゃつきたかったからなのか?」

沙羅
「・・・
そんな訳ないでしょ!?
私は優さんとしか作れない音があるから・・・
初めて私たちの曲を完成させたとき、この人となら同じ夢を終えるって感じたから・・
だから、たとえ誰かを傷つけても、優さんを支えたいって思ったの。」

那智
「オレも・・多分三笠も同じ気持ちだ。
だけどな・・今アイツは自分の力で飛ぼうとしてんだ。
風夏に比べたら全然頼りない、すぐにへし折れそうな小さい翼だけど・・
それでも自分の力で・・

那智と沙羅

沙羅
「わ・・私は天才なんかじゃ・・」

那智
「うわ、さっび・・」

沙羅
「あ・・ごめんなさい、私のせいで・・
風邪ひいちゃうから早く帰って着替えたほうが・・」

那智
「ああ、へーきだよ、これくらい。
鍛え方が違うからな。」

沙羅
(本当は那智先輩って、すごく優しいのかも・・)

那智と沙羅

–91話ここまで

○感想

以前の沙羅のセリフ
「ごちゃごちゃうるさいやつは私のギターで黙らせる。」
が沙羅の性格と優への気持ちすべてを物語っていますね。
結果、バンドの足を引っ張っていた・・・
そのことに気づけたこの合宿。
これからどう変わっていくのか、楽しみです。

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