コウノドリ TRACK22 (ドラマ9話の原作)【NICU前編】

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※ネタバレしています。ご注意ください。

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NICUとは新生児の(Neonatal)集中治療室。
低出生体重児(未熟児)や、先天性の病気を持った重症新生児に対し、呼吸や循環機能の管理といった専門医療を24時間体制で提供する。

ペルソナのNICUはベッドの数が足りておらず、常に満床状態。

そこに23週の妊婦(小泉さん)の搬送依頼が来る。

受け入れようにもベッドの数が足りない。

ベッド調整をすると言って、電話を切る。

今橋が、3か月前に入院した赤ちゃんの母親に事情を話し、なんとかベッドをあけてもらえることに。
(その母親も3か月前、同じような状況だった)

受け入れOKの連絡をし、母親が搬入される。

出産は無事に済み、赤ちゃんはNICUの保育器の中に。

翌日、小泉さん夫妻はNICUに赤ちゃんを見に行く。

小泉さん夫妻

新井が説明を行う。

「まず、治療のこともありますので、起こり得ることについてお話します。
23週の赤ちゃんは未熟で肺も出来上がっていません。
なので、今は人工呼吸器で助けながら肺を膨らませるお薬などを使っています。
小さい赤ちゃんは呼吸や循環が不安定なため、脳がうっ血、または虚血しやすい状態です。
そのため、脳室内に出血することがあります。
出血のダメージにもよりますが、影響のないものから、予後が不良なケースまであります。」

小泉夫
「予後が不良なケースって・・」

新井
「障害が残るか、もしくは命に関わることもあるということです。」

小泉妻
「大ちゃん、どうしよう、私・・どうしよう。」

小泉夫
「アキコ、大丈夫だって・・・」

新井の方を向き、「でも・・その確率は低いんですよね。」

新井
「低くはないと思います。」

小泉夫
「低くない・・・?

小泉さん夫

新井
「私は・・・赤ちゃんの力を信じていますから。」

小泉夫
「そんなの勝手でしょ。
もし障害が残ったら・・先生がこの子の面倒を一生見てくれるんですか?
今だけですよね?」

今橋
「新井先生、小泉さんは今日出産終えたばかりですから、詳しい説明はまた明日にしましょう。」

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夜、新井は一人ベンチに腰掛けていた。

新井

加瀬
「なんだ、どこの美人かと思ったら、新井先生かよ。」

新井
「加瀬先生・・・
加瀬先生は自分が助けた患者に重い障害が残った時、助けたことを後悔することありますか?」

加瀬
「ないよ。」

新井
「即答かよ。」

加瀬
「まず、命を助けることだけを考える。
それが医者だろ。
もう99%助けられない症例の患者が目の前にいたとしても、その患者が助かる1%かもしれないなら・・オレは絶対に助けたい。
新井先生だって一緒だろ。」

新井
「その顔でよくそんな恥ずかしい事言いますね。」

加瀬
「顔は関係ねえだろ。」

新井
「新生児科は救命と違って、そんなに単純じゃありませんから。」

加瀬
「へー、そんなもんかね。」

新井

サクラが小泉さんの病室を訪れている。

サクラ
「小泉さん、顔色もいいですね。」

小泉妻
「・・鴻鳥先生、赤ちゃんに会いに行かなくてはなりませんか?
私・・NICUに行くのも、赤ちゃんに会うのも怖いんです。
なんだか、あんな可哀想な姿を見ていると、自分が責められてる気がしてきて・・・
普通の母親なら、子供に会いたいはずなのに・・・」

サクラ
「小泉さんが人より少し早く赤ちゃんを産んでしまったのは・・・誰のせいでもありません。
ご自分を責めることもないし、誰かに責められることもしていません。
普通のお母さんです。

それと、あのたくさんの管に繋がれている赤ちゃんの姿は、かわいそうな姿ではなく、生きるために頑張っている姿です。
近くで大好きなお父さんとお母さんに見てもらえたら、子供は皆一生懸命頑張ります。
早産児としてではなく、自分の子供として、赤ちゃんを見て上げて下さい。
赤ちゃんはお2人を待っていますから。」

–【NICU前編】ここまで

○感想

「なんで助けたんですか」はきついですね。

この言葉は、新井先生、ずっと引きずってしまいます。

小泉さんの赤ちゃんの様子が気になる後編へ。→【NICU後編】はこちら

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