コウノドリ TRACK12 (ドラマ2話の原作)救命救急–後編

公開日:  最終更新日:2015/10/24

※ネタバレしています。ご注意ください。
ドラマ3話 風疹はこちら

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運ばれてきた女性患者は今井メグミ28歳。
交通事故にて頭部外傷。
妊娠36週。
痛みに対する反応なし。

サクラ
「胎児心拍に問題ありません。」

加瀬
「おし、CT行こう。」

加瀬
「左側頭部の硬膜下血腫・・・
それと脳挫傷か。こりゃまずいな・・・
船越先生、手を貸してくれ。すぐに全麻(全身麻酔)で開頭する。」

船越
「わかりました。ゼンマ急げですね・・・なんちゃって。」

サクラ
「・・・」

加瀬
「・・・急ぐぞ。
すぐ血腫除去と外減圧だ。」

メグミさんがいる集中治療室の前に夫のヒロユキさんが来ている。

そこに加瀬とサクラが説明に来た。

加瀬
「たった今、奥様の開頭手術が終わったところです。」

ヒロユキ
「あの・・メグに・・妻に何があったんですか?」

加瀬
「奥様は交通事故に遭われて頭を強打してしまいました。」

ヒロユキ
「でも、大丈夫なんですよね?
大したことないんでしょ、先生?」

加瀬
「・・・」

ヒロユキ
「だって、妻とはさっき電話で話したばかりだし。
あ、そーだ。寿司屋に行かなきゃ。」

ヒロユキ

加瀬
「今井さん!もう少しだけ座ってお待ちください。
私たちはまだ奥様の処置が残っていますので、
それが終わったら詳しい説明をさせていただいてもよろしいですか?」

加瀬曰く、事故に遭った患者の家族には、時間をおいてから説明しなくては、耳に何も入っていかないらしい。
さっきまでピンピンしていた人間が急に命が危ないと言われても、受け入れられないという。

サクラ
「加瀬先生、分娩に持ち込めませんか?」

サクラは赤ちゃんが元気なうちに分娩誘発をという。

それに対し、加瀬は今そんなことしたら、母体の命がないという。

脳圧が上がって、脳ヘルニアになると。

母体を取るか、赤ちゃんを取るか、救命医である加瀬と、産科医であるサクラが、意見の対立を見せる。

加瀬
「おれらと、お前らでは、目的が違うんだ。
もう少しだけ待ってくれねえかな。
患者が落ち着くまで。
オレが、母体は任せろといえるまで。
どっちも助けたいってのが医者だろ。」

サクラ
「わかりました。加瀬先生。」

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加瀬より、ヒロユキに対し、絶望的な事実が告げられる。

メグミさんの意識が戻る可能性は非常に低く、ICUで厳重に診てはいるが、再出血があれば、命も危うくなる状態だという。

ほとんど気を失いかけているヒロユキに対し、サクラが声をかける。

「今井さん・・・
今井さん。お腹の赤ちゃんはとても元気です。一緒にエコー見ませんか。」

エコーを見せて、サクラが説明している。

「奥さんは今、こんなに大変な状況でも、胎盤を通して赤ちゃんに酸素や栄養を送って、母親として赤ちゃんを守っています。
今井さん、奥さんも、赤ちゃんも頑張っています。
分娩は、奥さんの状態が落ち着いてからがベストだと思いますが、容体が急変してしまった場合、父親である今井さんにどちらの命を優先させるのか、決めていただきたいんです。」
この出産は、奥さんの命に関わると思います。」

あまりにも残酷な選択を迫られたヒロユキ。
意識のない妻に話しかける。
「メグ、俺一人じゃあ、着るものも食べるものだって決められないのにさ・・・
お前と赤ちゃん・・どっちの命を優先するのか決めろってさ・・・
アハハ、笑っちゃうだろ。メグ、ごめんな。
オレ、守ってやれなかった。」

メグミの両親が来て、ヒロユキは一旦家に帰ることに。

帰る途中、妻の妊娠を機に辞めていたタバコを吸いながら、夫婦でベビーカーを押しながら歩くことを楽しみにしていた頃を思い出していた。

そして、産婦人科の待合室でメグミを撮った動画を見ていた。

その動画で、メグミは、
「ねえ、ヒロ君・・やっぱりあるんだね・・・自分の命より大切なものって、やっぱりあるんだよ。
この愛おしさは愛だね、愛!!」

メグミ

と言っていた・・・

やっぱり家には帰らず、病院に戻ってきたヒロユキ。

その時メグミの容体が急変し、すでに心停止し、加瀬が心臓マッサージをしている。

ヒロユキ
(メグ・・・ゴメンな・・)
「先生、助けてください。赤ちゃんを助けてください!」

そこにサクラと四宮が到着。

加瀬
「鴻鳥先生、カイザーだ!4分、いや、3分以内に赤ん坊をとり上げろ。」

手術室に移動している時間がないと判断したサクラと四宮はそのままICUで手術を始める。

そして、赤ちゃんは無事に生まれ、メグミは・・・永眠。

処置が終わり、病室にはヒロユキと赤ちゃん、そしてメグミ。

ヒロユキ
「メグ・・・メグによく似た女の子だよ。」

メグミとヒロユキ

ヒロユキ
「オレ、独りじゃ嫌だよ。」

サクラと加瀬がいつものベンチに腰掛けている。

加瀬
母体は俺に任せろなんて、そんなこと、言う暇もなかったな。」

サクラ
「でも、母体を助けようと必死だったじゃないですか。」

加瀬
「最後は母体のためじゃねえさ。赤ん坊を助けるためだよ。
心臓マッサージして、必死に血液まわしてたよ。
じゃなきゃ、赤ん坊は助からなかったからな。
でも、母体を最後まで助けたいとは思ってたがな・・・」

そこに船越がアイスを差し入れてきた。

船越
「助からなかったみたいですね。あの妊婦さん。」

加瀬
「それでオレらが落ち込んでると思って差し入れてくれたのか?」

船越
「べつに・・・まあ、そうっすかね・・・」

加瀬
「なあ、船越先生。何かダジャレ言えよ。」

船越
「そ・・・そんなの急に言われても。
今回は、私の出番はなかったし、むしろ忘れられてたし・・・
それに、この状況で麻酔科医の自分がダジャレなんて・・・」

船越

加瀬
「お前のダジャレは本当、クダらねえなあ。」

船越
「クダらなくなんてないですよ!!ねぇ鴻鳥先生。」

サクラ
「えっ・・・」

ひと月たち、ヒロユキが赤ちゃんを連れて一か月健診に来た。

サクラ
「・・もう一か月健診ですか・・・」

ヒロユキ
「はい、なんとか周りに助けられてやってます。
先生・・・この子の命を選んだのは私じゃないんです。
これはメグが決めたことです。
だから私はこの子を、生まれてきてよかったって、思う子に育てていきたい。」

サクラ
「今井さん、頑張ってください。」

ヒロユキ
「鴻鳥先生、ありがとうございました。
へその緒・・・二つ用意して頂いて。
あの時はお礼が言えなかったから。」

ヒロユキとサクラ

–TRACK12救命救急後編ここまで

○感想

正直、前編読んだだけでは、ここまで深刻な状況になるとは思っていませんでした。

愛する妻か、お腹の子か、どちらかを選べなんて、こんな残酷な選択ありますかね。

それでも最後に今井さんが前向きになってくれていたことが救いです。

ここでは割愛しましたが、メグミさんのご両親がいい人なので、これから助けてもらえると思います。

ほんと、頑張ってくださいとしか、言いようがありませんね。

余談ですが、船越先生のダジャレ、ゼンマ急げと、マスイっすねはドラマでは1話で使われちゃってましたね。

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