コウノドリ 139話 親になるということ

公開日: 

シリーズ子宮頸がん編第9話。

四宮とゴローちゃんが廊下を歩きながら話している。

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ゴロー
「・・・
市川さん、32週で出産することになったみたいですね。
やっぱり28週って言っていた鴻鳥先生は慎重になりすぎだったんですか?」

四宮
「いいや・・・
サクラの言う通り、オペしてみたら思った以上にがんが進行していることも十分あり得る。
それは医者のオレたちにも分からない。
こうしろっていうマニュアルもないから、産科医同士で判断が分かれてもおかしくない。
まあ・・・28週だろうが、32週だろうが・・・
すべては結果次第ってコトだ。」

マイさんの夫がマイさんの上司に状況を報告。

上司
「・・・まさか

上司と夫

上司
「それで、子供はどうするつもりなんだ?」


「医者の説明では、32週まで待って、帝王切開の直後に・・・
子宮とその周りを摘出すると手術をするという事です。」

「32週って・・彼女まだ19週だろ?
3か月以上もあるのに、がんは平気なのか?
若いから進行も早いんじゃないか?
・・・まあ、今回子供を諦めて子宮を取るって事になると・・・
子供はもう望めないだろうからね・・・」

夫「・・・」

夫は先日の、妻とのやり取りを思い出す。

マイ
「赤ちゃん、産めなかったら離婚しよう。」


「おいおい、何言ってんの?」

「テッちゃんはまだ若いんだし、子供が産めない私と一緒にいてもしょうがないよ。」

上司
「・・・
わかった。
とりあえず、産休と育休ということで、1年以上は休職になると思うが・・・
治療はそれ以上かかりそうなの?」


「出産と手術が終わって・・・
他にも転移が見つかれば・・・
治療が長くなる可能性もあると思います。

上司と夫

上司
「もしキミに育児休暇が必要なら、上や営業部長には私からも頼んであげるから。」

「ありがとうございます・・・」

「うちもキミのトコほど深刻ではなかったけど・・・
切迫早産で2か月間カミさんが入院して大変だったんだよ。
カミさんは自分とお腹の子のことしか考えられなくなってたし・・・
私も心配で変に気を遣ってね・・・
心配なんだろ?」

「寝れないくらい心配です。」

上司と夫

帰宅途中のサクラをマイさんの夫が待ち受けている。

二人は近くのコーヒーショップへ。

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「鴻鳥先生、すみません、突然・・」

サクラ
「いいえ。」

「あの・・マイは・・
妻は本当に32週まで妊娠を継続して助かるんでしょうか?」

「わかりません。」

夫「・・・」

「市川さん・・・
今から少しお時間ありますか?」

「え・・はい。」

2人が向かったのはサクラが育った施設、ママの家。

サクラと夫

サクラ
「僕は3歳から18歳までこの施設で育ったんです。
僕の母親はシングルマザーで・・・
妊娠中に子宮頸がんがみつかって、僕を産んですぐに亡くなったんです。」

夫「え・・・」

「赤ちゃんは確かに早産に違いはありませんが・・・
32週をこえれば成熟は進み、自分でしっかり呼吸ができる可能性が高いです。
だけど、僕はカンファレンスで28週での出産案を出しました。」

夫「28週・・・」

「28週という週数は、出生後ほぼ後遺症なく育つ週数です。
しかし、確実ではありません・・・」

夫「ふ~~」

「まだ未熟なため、出生直後から呼吸・循環の管理が必要です。
なので32週で出生した赤ちゃんとの差は大きいと言わざるを得ません。」

「でもその4週間でがんは進行するかもしれませんよね?」

「・・・もし市川さんと同じ状況の妊婦さんがいたとして・・・
28週で出産・手術をしても、思った以上にがんが進んでいる妊婦さんもいます。
しかし、32週・・・36週まで妊娠を継続してもがんが進んでいない妊婦さんもいるんです。
なのでぼくらもすごく悩むんです。

サクラと夫


「最悪な事態を想定するのは大切だと思います。
先生・・・オレもう一度妻とよく話してみます。」

夫、ケイコママに
「・・・おじゃましました。」

ケイコママ
「いえいえ、なんのおかまいもしなくてごめんね。」

「いえ・・・」

少し離れたところでサクラは子供たちに囲まれている。

施設

ケイコママ
「でも彼女はサクラを育てたかったと思うわよ。」


「・・・
そうですよね・・・
親ですもんね。」

–139話ここまで

○感想

がんの話はホントに重いですね。

正直、読むのがつらくなってきます。

無事出産をして、マイさんの手術が成功することを祈るばかりです。

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