コウノドリ 140話 最優先事項

公開日: 

シリーズ子宮頸がん編第10話。

ママの家。
マイさんの夫が帰った後、サクラとケイコママが話をしている。

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ケイコママ
「妊娠中の子宮頸がんか・・
あのご主人も、お腹に赤ちゃんがいる奥さんも、

サクラとケイコママ

サクラ
「一年前に検診を受けていれば、結果はもっと違っていたかもしれない・・・
欧米では、20歳から69歳までの子宮頸がんの検診率は80%近いんだ。
日本はやっと40%ってとこだよ。
20代の検診率となると、20%ぐらいだろうね。
まだ低いよね・・・」

小松さんの行きつけの店、”ぶ~やん”にて。
小松さん、看護師、白川、ゴローちゃんで飲んでいる。

看護師
「・・・・でもくやしいですよね。」

小松さん達

小松
「日本人は恥ずかしいとか、怖いとか単純な理由で受けない人も多いからね。」

看護師
「女医にじゃなきゃ診てもらいたくっていう女性は多いですしね。」

小松
「女医じゃなきゃ、娘を見せないっていう親も多いしね。」

ゴローちゃん"

白川

小松
「そんなに少ないんだ。」

白川
「すべてを予防することは出来ないけど、子宮頸がんは・・・
ワクチンのある唯一のがんなんすけどね。」

小松
「やっぱりワクチンの推奨が取りやめになった影響はデカイね~。」

白川
「一時期は13歳の初回接種率が70%近い都道府県もあったんですよ。
2009年にワクチンが日本で承認されて、2013年の4月には国や自治体が強くすすめる定期接種になって、小学校6年から高校1年に相当する女子は全国的にほぼ無料になったんです。
でもそれから3か月も経たないうちに、副作用などの問題で、定期接種のまま、推奨だけが取りやめになったんですからね・・・」

看護師
「私の妹は取りやめになる前に受けましたよ。
3回の接種で約5万円のワクチンが無料ですからね。
両親もそれならっていう気持ちで・・・
でも、副作用が問題になった時、母親はすごく心配していました。」

小松「だろうね・・・」

白川
「少女が苦しむあの映像を観れば、親がワクチンを打たせなくなるのは当然ですよ。」

ゴロー
「でも海外では慢性的な痛みや、運動障害などはワクチンの成分とは直接関係ないとも言われていますし・・・
ワクチンの副作用だという根拠は得られていないですよね。」

小松
「といっても、原因が明らかでないのに、気にしないで打てと言われても無理だよねー。」

白川
「でも推奨を中止したままの国なんて・・・
先進国じゃ日本だけですよ。」

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再びママの家。

さっきの続き。

サクラ
「・・・毎年約1万人が子宮頸がんになって、そのうち、約3000人が亡くなっている。
3000人のうち、2000人はがんにならずにすんだと予想されているんだ。
ワクチン接種で6~7割近くは命が助かるかもしれない・・・
僕は早く推奨を再開するべきだと思う。」

ケイコママ
「私は心配だな。
この施設にだって、接種対象の十代前半の女の子がいる。
その子供たちは自分でワクチンを接種するか、しないかなんて判断できないでしょ。
もしも私があの娘たちにワクチンを受けさせて体調悪くなったら・・・
私はワクチンが原因かどうかわからなくても、ワクチンの副作用だと思うわ。
それに子供にワクチンを受けさせた自分を責めるだろうね。
でも仮にあの娘たちが20代、30代になったとき・・・
子宮頸がんになってしまったら、なんでワクチンを受けさせなかったのか後悔すると思う。」

サクラ「・・・」

ケイコママ
「そういうものさ・・・

サクラとケイコママ

サクラ
「そうだね。
原因がなんであろうと・・・
苦しんでいる女性や家族がいるのはたしかなことだから。
今後は原因究明をさらに進めて、問題が起きた時のシステムやデータ管理も改善されて、良い方向に向かったらすごく嬉しいよ。」

市川家。

夫が仕事から帰ってくると、マイさんはお笑いのDVDを観ていた。

家に1人でいると落ち込むからということだが・・・

「でもやっぱり笑えないや。」


「なあマイ・・・
28週で帝王切開と手術をしようと思う。」

マイ
「28週って・・・
赤ちゃんはまだ自分で呼吸もできないのに・・・
何かあったらどうするの?」


「確かに28週と32週で生まれた赤ちゃんの差は大きいらしい・・
でもその1か月でマイのがんが進行していたら元も子もないだろ。」

マイ
「テッちゃんは当事者じゃないからね。」

「お前・・・何言ってんの?」

「妊娠しているわけじゃないし、がんでもない・・・
だからそんなふうに言えるんだよ。」

「・・・
だったら俺は・・とっくに子供諦めて手術しろって言ってるよ。
俺は子供がいなくても、離婚する気はないから・・・
たしかに俺は妊娠もしていないし、がん・・・でもないよ。
じゃあなんで、俺はこんなに悩んでんだよ!

マイさんの夫

マイが今、おなかの赤ちゃんを守ることに必死なのはわかってるよ。
でもその子を俺たち夫婦で守り続けることが最優先なら、

マイさん

マイさんと夫

–140話ここまで

○感想

子宮頸がんワクチンの問題は難しいんですね。

単に統計的な確率から言えば受けるべきなのでしょうけど、親や本人の心理となると、問題は複雑になるんですね。

ただ、検診は受けた方がよいのでしょう。

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