クダンノゴトシ 3話 白石辰巳 其ノ弐

公開日:  最終更新日:2015/10/04

-ほんの数秒前まで、目の前にあった幸せ。いま、その瞳に映るのは–

スポンサードリンク

kudan1

あゆみの目の前で辰巳のアタマに時計が直撃した。
あゆみは呆然と立ち尽くすが、他のメンツは駆け寄り、助けようとする。
しかし、出血がひどいため、下手に動かさず、救急車を呼ぶことに。
2月27日。

病院。手術室の前で、じっと待つ5人。
そこに千鶴が駆け付ける。

千鶴
「た・・辰巳君は・・?」


「まだ手術中・・」

伸司
「秋田の実家にはオレが連絡しておいた。
取り乱してたよ・・
すぐに来るって言ってたけど・・
早くても朝になりそうだな・・」


「呪い・・?これって・・牛の化け物の呪いなの・・?」

伸司
「くだらねえこと言ってんなよ、舞!
んな非科学的なことがあってたまるかよ・・
警察も言ってたろ?あの公園の設備は古くて取り壊しの予定があったってよ・・
原因や責任は公園を封鎖してなかった自治体にあって・・
あくまでも不幸な事故なんだ!」

洋太
「じゃあよ、伸司・・辰巳の言ってた・・
化け物の予言はどう説明すんだよ?」

伸司
「洋太までそんなこと言うのか?」

洋太
「・・・」

伸司
「百歩譲って・・化け物の存在を認めたとしたってだ・・
7日後にって言ったそいつの予言ははずれた・・
辰巳が事故に遭ったのは8日目だろうが!!
言っとくけど公園の時計はズレてねえぞ。
スマホで確認したんだからな・・」


「そうかな・・俺は・・予言は当たってた・・と思う・・
辰巳は疲れて寝ちまって・・
起きたらアイツが現れたっていったんだ。
あの日・・俺は千鶴を送っていったよな?
アパートに到着したのは23時30分頃・・
レンタカー屋から辰巳のアパートまでは千鶴の所よりも遠い・・
帰宅後すぐに寝入ったとしたって・・0時直前だ。
てことは・・化け物が現れたのは0時過ぎ。
今日が7日目だったんだ・・」

あゆみ
「やめてよ。辰巳は・・まだ生きてるの・・生きてるんだから・・」

スポンサードリンク

あゆみは走り去り、トイレに閉じこもった。
涙が止まらないあゆみ。
「このまま逝ったりしないよね・・?辰巳・・
だってまだ・・ちゃんと告白してないよ・・?」

kudan2

病室から医師が出てきた。
駆け寄る5人。「先生、辰巳は・・?」

医師
「手は尽くしたのですが・・残念です。」

トイレの個室に閉じこもっているあゆみ。
外から扉をドンドン叩かれる。

あゆみ
「だ・・誰?」

扉の外では小さな声で、アユミ・・と言っている。

扉をそっと開けてみると、・・・辰巳の顔が!

kudan3

喜ぶあゆみ。
「辰・・巳・・・?生きてるの・・?辰巳・・」

扉を開けて外に出ると、そこには・・・

kudan4

kudan5

希望から一気に絶望へと突き落とされたあゆみはトイレを出てふらふらと歩き出した。

–3話ここまで

○感想

今度はあゆみにも予言。
あゆみの命もあと7日だそうです。
なぜ旅行サークルのメンバーがここまでひどい目に合うのでしょうか。
また、光が自ら命を絶とうとした本当の理由も気になるところです。

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑