七つの大罪 168話 〈十戒〉殲滅計画

公開日: 

時は少し遡り・・・
場所は辺境の地・ゼルドン

スポンサードリンク

ギーラ

グスタフ
「いいかギーラ!
・・・それと新入り!」

ギーラ
「ニッカです。
グスタフ殿なんでしょう?」

グスタフ
「デンゼル様から直々の伝達があるそうだ!
今後の作戦会議も行うからな、急ぎテントに集まれ!」

ギーラ
「わかりました。
さ・・・行くわよ」

グスタフ
「・・・ニッカとやら・・・
返事もしないとはいい度胸だな?
ギーラの部下だそうだな・・・
ここへ来るまで俺様に1度も挨拶なしとはどういう了見だ。」

ニッカ「・・・」

ギーラ
「グスタフ殿、どうか非礼をお許し下さい。
私もほとほと手を焼いている始末でして。」

ギーラ

テント村

デンゼル
「聖騎士グスタフ、聖騎士ギーラ、並び配下の者よ。
ゼルドンまで急遽、救援に駆けつけてくれたこと感謝する。」

デンゼル

グスタフ
「破壊された塔は魔神族討伐の研究のため建てられた代物だとか!
損害のほどは?」

ギーラ
「研究の中には三千年前の魔神族との大戦で用いられた秘術があると聞きましたが・・・」

ギーラ

デンゼル
「・・・特に問題ない。
すでに研究による成果はこちらの手中にある・・・
何より団員も全員無事だった。」

デスピアス「・・・」

別のテント。

デンドレーが治療を受けている。

デンドレー

アーデン
「ドレファスの野郎~!
次に会ったら必ずブチころす!」

ワイーヨ
「正確には聖騎士長の中に入っている十戒だ。」

アーデン
「うるせぇ!
もう少しでデルドレーはしぬとこだったんだぞ!?」

治療している人
「ケガ人の前ではお静かに」

デルドレー
「アンタらしく・・・
ないわねアーデン。
アタシのことで・・・
そんなにムキになって・・・
くれる・・・なんてさ・・・」

アーデン、照れて横向く
「・・・るせぇ」

ドゲッド
「ったく揃いも揃って俺の偽物なんかにまんまと騙されやがって・・・
もう少しで全員おっちぬところだったんだぞ!」

ドゲッド

ワイーヨ「申し訳ない!」

アーデン「くそ・・・悪ィ」

デルドレー
「ありがとドゲッド。アンタの“ブースト”がなかったら今頃木っ端微塵だったわ。」

アーデン
「・・・それにしてもよ。
デンゼル様達は崩壊の中よく無事でいられたな。」

ドゲッド
「あの2人なら問題ねぇだろうよ。
デンゼル様にゃ秘密兵器もあるしな。
それと・・・ドレファスのことなら安心しろ・・・
デンゼル様の“ジャッジメント”を受けて夜も眠れねぇ状況だろうよ。」

そのフラウドリン。

襲い掛かる亡霊と格闘している。

フラウドリン

フラウドリン、亡霊の魂を呑込んでしまう。
「デンゼルめ・・・忌々しい奴よ ”デッドマンリベンジ(しびとの複製)”と言ったか。
刻まれた聖印を肉ごとそぎ落としてみれば・・・
また別の箇所に現れるとは・・・
何が聖印か まるで呪いだ!」

グレイロード
「フラウドリン。
その肉体を捨てろ・・・
術から解放される。
ブリタニア制圧が優先。」

グレイロード

フラウドリン
「・・・そう言うな。
この体には大分愛着があるんだ、できることなら手放したくない。
それに少々気にかかることもある。
・・・亡者共は私によってころされた者達ばかり。
だとしたらなぜ奴が現れぬ?」

ヤツ

再びゼルドン。

グスタフ
「・・・しかし十戒とはそれほどまで恐ろしい相手なのですか?
いえ・・・我々は先日、魔神化したヘンドリクセンと一戦を交えまして・・・
あれ以上の化け物というのはにわかに信じ難いような・・・」

スポンサードリンク

デンゼル
「ヘンドリクセンをつむじ風に喩えるなら、十戒は紛れもなく天変地異クラスだろう。
目のあたりにした時にはすでに手遅れ 十戒とはそれほどの存在なのだ。」

グスタフ達全員に戦慄が走る・・・

ギーラ
「・・・グスタフ殿、陛下にはあまり口外するなと言われていたのですが。
十戒復活を察知した陛下は密偵を数名各地に送ったそうです・・・
が、連絡は全て途絶えたとのこと。」

グスタフ「・・・!」

デスピアス
「いいえ・・・ただ1人戻ってきました。
それもたった今・・・ただし私が放った密偵ですが。」

デンゼル
「そうか!・・・して詳細は?」

ギーラ
「み・・・密偵?どこですデスピアス殿?」

グスタフ「どこにも姿と気配は・・・」

デスピアス
この子はインビジブル。
私にしか見えない妖精です。

ビジー

彼女はとても恥ずかしがり屋さんなんですよ。
私の子供の頃からの唯一の友人でしてね。
え?御褒美に私の歌が聞きたいって?
それはまた後で・・・ハハハ。」

グスタフ達はドン引き。

デンゼル
「コホン!本当だ・・・」

デスピアス
「ビジー、映像を見せてくれ。
・・・何。
ブリタニア北部、大小9つの町と村が・・・
十戒襲撃によりほぼ全ての民が魂を喰い尽くされ・・・全滅状態!?」

デリエリとモンスピート

グスタフ
「・・・!
バカな・・・
このわずかな期間にか!?」

デスピアス
「ああ・・・なんてことだ!
そんな・・・ま・・・さか。
南の王都キャメロットが陥落!
た・・・たった1体の十戒に全兵力が無力化され・・・
キャメロットは魔神の巣窟へとなり果てたそうです・・・!」

王の玉座に座っているゼルドリス。

ゼルドリス

デンゼル
「キャメロットは今やリオネスに次ぐ大国・・・
それをこの短期間で陥とすとは・・・!
恐ろしい相手よ。」

更にビジーからの報告はもう1つ

デスピアス
「バイゼルを中心に半径およそ8マイルの巨大迷宮が出現。
大喧嘩祭りに参加する為に続々多数の人間が迷宮内に入り消えたと・・・」

アーデン
「大喧嘩祭りだって・・・!?
うそだろ・・・」

ワイーヨ
「まさか十戒の罠だったとは・・・
危なかった!」

ギーラ
「このままではリオネスに侵攻してくるのも時間の問題・・・!」

デンゼル
「・・・それと更に悪い知らせだ 十戒はもう1体存在する。」

ざわつく一同

デンゼル
「そやつはリオネスの内部に音もなく忍び込んでいた。
さすがの我が兄にも予見できなかったようだ。」

ギーラ「その者とは・・・」

デンゼル
「聖騎士ギーラ!
急ぎ王都に戻り、国王と全聖騎士に通達せよ・・・!
今より我らは魔神族〈十戒〉および・・・

ゴウセル

グスタフ
「バ・・・バカな!
ゴウセル殿が魔神の仲間!?
・・・いや、十戒そのものだと!?」

「じゃあやはり七つの大罪は我らの敵だったのですか・・・!?」
「そ・・・そんな」

グスタフ
「俺にわかるはずないだろうが!」

ギーラはゴウセルの
“すまなかった 俺に心があれば心から謝りたい”
という言葉を思い出す。

ギーラ
(まさか・・・あの人が・・・
ゴウセルが十戒・・・!?)

ニッカ「大丈夫かいギーラ?」

ギーラ「はっ・・ええ」

デンゼル

グスタフ「・・・へ?」

胄を脱ぐと・・・
「やっぱバレちゃったか 
・・・私も王国と人々の為に何かしたくてさ

ベロニカ

アーデン、鼻の下がのびのび
「へー姫様。」

デルドレーがアーデンの頭をどつく

アーデン「いって!何すんだよ!」

ギーラ、外に出て
「ゴウセル、あなたは一体・・・」

時は戻って大喧嘩祭り。

ゴウセル・ジェリコ組

ゴウセル・ジェリコ

大喧嘩祭りルールその1 
あらゆる武器・魔力、または手段の使用が許可される。
ルールその2 勝利条件は相手タッグのさつ害、または無力化 または場外落下
ルールその3 試合放棄は厳禁・・・以上

俺は祭りに優勝して、心を手に入れる。

エスカノール・ホーク

–168話ここまで

次回 七つの大罪 169話へつづく

○感想

デンドレー、腹刺されて助かったんですね。

よかった。

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑