ニセコイ 200話 キヅイタ

公開日: 

この気持ちを何と呼ぶかは知っていた。
でも、気づけなかった。
あまりに近くてあまりに当たり前で。
そう、

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千棘

千棘
「ね、ほら私の言った通りでしょ!?
とうとうクリアしてやったわ!
なんだか今日はイケる気がしたのよ〜!!

・・・どうしたのその顔?なんか赤くない?」


「へ?そうか?別にそんなこと・・」

千棘
「なぜ目をそらす?」

楽

千棘
「ったく・・
バカやってないで帰るわよ?
そろそろ電車も動いてるだろうしね。」


(一体いつからそうだったんだろう・・・
小野寺への “好き” と少し違う気もするけど。
今は確かに分かる。
これは “好き” なんだ・・・紛れもなく。)

千棘と楽


(親友だと思ってた奴から好きな女子に変わってしまったこいつはなんだかいつもと違って見えて・・・
なんだか・・
本当にいつから?

千棘と楽

ずっとその状況を望んでいたハズなのになんでオレ・・・こんな気持ちになってんだ・・・?

千棘と楽

そうだよ、こいつ好きなヤツいんだよ!!
これじゃあ自分の気持ちになんて気付かない方が良かったんじゃあ・・・)

千棘
「??何やってんの?
・・・もうすぐ三年生になっちゃうね。
この関係もあと1年で終わりかあ、ちょっぴり名残り惜しくもあるわね。」


「お前はそうでもねぇんじゃねぇか?
好きな奴いるんだろ?
終わったらそいつと堂々と付き合えるかもしんねーじゃねえか。」

千棘
「・・・まぁ・・・そうかもね。」


「・・・どんな奴なんだ?
お前の好きな奴って。」

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千棘
「なっ・・!何よいきなり!」


「いっ・・いいだろ別に。
興味本位だよ、興味本位!」

千棘
「そうね 一言で言えばバカかな」

楽「バカ?」

千棘
「おまけに鈍感でおせっかいで口うるさくて、その上偉そうに説教とかしてくんの。」


「おいおい、良い所1つも無えじゃねえか。」

千棘
「でも良い奴なのよ。」


「・・・へぇ そりゃまたずいぶんそいつに惚れてんだな。」

千棘


「じゃあやっぱり早くこの関係が終わった方が良いんじゃねぇか?」

千棘
「う~ん、別にいいんじゃない?このままで。」


「は?なんでだよ。」

千棘
「え?なんで?
いや・・まあそれは・・とにかくいいんだってば!
このままがいいったらいいの!」


(はぁ!?なんなんだよこいつ。
好きって言ったりこのままがいいって言ったり・・)

楽回想

楽回想

千棘

翌日。

集


「そりゃそうだろ、オレはずっと小野寺に惚れてたんだぞ。
それが今、2人の人間を好きなんだって気付いちまった・・・
正直そんな事を言ってる奴の気持ちなんて分かんなかったし分かりたくもなかった。
でもオレは確実に千棘の事を好きになっちまってる。
最低だ、自分がそんな人間だとは思ってなかった。」


「どうしてそれが最低だって事になるんだい?

集

お前の気持ちは真剣なんだろう?
だったらいいじゃない!
これからは2倍ドキドキ出来るんだぜ最高じゃん!」


「・・呆れるを通り越して感心したわ。
わりいけどそんな楽観的にゃ考えらんねえよ。
オレ、なんだか小野寺を裏切ってるような気がして・・・」


「・・楽は自分を不純だって思ってるのかい?
そんな事ないよ。
人が人を好きになるのは素晴らしい事さ。
大切なのは・・・その2人から1人をきちんと選ぶ事じゃないかな?

尾野寺


(いや・・・その通りだ。
悪いのはどっちつかずのまま答えを出さないこと。
2人の人を好きになった以上、オレは選ばなくちゃいけない。
あの2人のどちらかを・・・
時間はあるようで少ない。もう4月は目の前だ。
3年になったら時間はあっという間に過ぎていく。
また春がやってくる)

–200話ここまで

○感想

複数人を同時に好きになるのはよくあることだけど、誠実な人ほど一人に絞れなくて悩むものだと言う事でしょうか。

この場合、問題なのは二人とも楽を好きだという事ですね。

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