ニセコイ 204話 チャンス

公開日:  最終更新日:2016/02/08

クロードが眉間の皴、多めで帰還。

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部下達の出迎え
「あ!クロードさん、おはようございます!」

クロード

部下
「お元気ですぜ?
今日だって明日がデートだってんで鼻歌歌ってたくらいで。」

クロード
「ぐっ・・・そうか・・・元気ならいいのだ・・・
誠士郎はどうしている?」

鶇の家の台所。
鶫が料理中。

ポーラ
「ねぇブラックタイガー、あんたこのシンロキボウチョウサショって書いた~?」


「進路希望調査書?
ああ、そういえば2年になった時に書かされたな。」

ポーラ
「担任が早く提出しろってうるさいのよ、書き方これで合ってるかしら。」


「別に適当でいいだろう、私達に進路など意味がないからな。
お嬢の進む先についてゆくだけだ。」

ポーラ
「それは分かってるけど・・・一応よ一応・・・!」

鶇、調査書を見て
「ん?ポーラお前大学へ進学したいのか?」

ポーラと鶫

ポーラ
「そういうあんたは何て書いたのよ?」


「は?いやだから・・・私達に進路なんて・・・」

ポーラ
「なによちゃんと関係あるでしょ?
第二の妻っていう・・・」

鶇、動揺する
「だからポーラ、何度も言うが私はそんな事望んで・・・!!」

ポーラ
「は~まったく煮え切らないわねえ~。
そんな事言ってるから好きな男の1人も落とせな・・・」


「落とせなくて結構だ!!
だいたい私はあんな奴の事はなんとも・・・!!」

鶇の携帯が鳴る


「クロード様だ」
「もしもし誠士郎です」

翌日。

街中で待ち合わせの千棘と楽。

千棘と楽

千棘
「今日どこ行く?」


「一緒に決めよーぜ。」

遠くから双眼鏡で覗いている鶇(変装)
(・・・はぁ、クロード様も執念深いというか諦めが悪いというか・・・)

クロードと鶫

ずっと側で見てきたのだ。
2人の慈しみ合う姿を・・・誰よりも近くで・・・)

(この姿ならばれることもあるまい)
茂みから出て、物陰から監視する。

言い争いをしている千棘と楽。

収まって笑顔になる。。

千棘と楽と鶫


(・・ハッ!?・・
なんだこの胸のモヤモヤは!!
任務に集中しないか集中・・・!!
今日の私の任務は2人をただ見守るだけだ・・・!
・・・そう、見つめ続けるだけだ・・・)

物陰からの監視を継続中の鶇
(・・・ん?なんだ?なんだか2人の様子が・・・)

なにかを見つけた様子の2人。
その場から逃れるように二人は走り出す。

鶇、追いかけながら
(どうしたのだろう どんどんと人気の無い所へ・・・
・・ハッ!!・・
若い男女が人気の無い所へ。
これは・・・追いかけても良いのだろうか・・・
もしかすると恋人同士の、人には見られたくない瞬間などを目撃してしまうのでは・・・
しかし私は仕事で2人を監視しなくてはならないわけで。
とはいえお嬢のプライバシーをそこまで侵害してまでというと・・・いやいやしかし・・・)

結局監視を続ける鶇
(・・・申し訳ありませんお嬢、これは全て任務の為なのです。
決して私的な興味などではなく仕事の・・・)

鶫、聞き耳を立てている。

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千棘
「・・・それにしても驚いたわね~あんな所にウチの皆がいるなんて・・・」


「ウチのモンまでな。
ケンカしてるわけじゃねえみたいだったから良かったけど。」

千棘
「ちゃんと約束守ってくれてるみたいね、ちょっと感心しちゃったわ。
逃げてきちゃったけど良かったかしら。」


「大丈夫だろ、見つかるとメンドーだし。」


(・・・なるほど、ビーハイブの者がいたのか、ヤクザも。
確かに2人きりの時間を邪魔されたくはないだろうな。
・・・やはりやめようこんな事は。
クロード様には何も無かったと報告して・・・)

立ち去りかけたその時・・

千棘
「・・・それにしても意外とバレないもんよね、私達の関係って。」

千棘と楽と鶫

千棘
「なによ、文化祭の時は普段恋人のフリしてるんだから大丈夫とか言っといて。」


(恋人のフリ!?)


「あれはあくまでオレ達のアドリブ力の話で・・・
てか親父達との約束まであと1年あるんだから油断すんなよ?」


(約束!?
1年って・・・!?)

千棘
「そっちこそヘマやらかさないでよね。」


「こっちのセリフだ」


(なんなのだこの会話は・・・まさか・・・まさかお嬢達は・・・)

千棘
「じゃそろそろ行こっか・・・てか今日あんた口数少なくない?」


「・・・気のせいだろ。」


「まっ・・・待って・・・!

鶫

2人は絶叫
「ギャアァアー!!
なんか出たー!」

話をする3人。

楽と千棘は正座。


「つまり・・・お嬢達はずっとボス達の命令で恋人のフリをしていただけだと・・・
私はずっと2人にだまされていたと・・・」

2人
「・・・その通りにございます」

千棘
「ごめんねつぐみ、今まで黙ってて・・・」


「いえ・・・事情を知れば納得しましたから。
まさか2人が組織や街を守る為にその身を犠牲にされていたとは・・・おそれ入ります。」


「・・・怒らないのか?
ころされると思ってたんだが・・・」


「この状況なら私に言えるわけもないだろう。
そのくらいの分別はつくさ。」

千棘
「ホントにゴメンね。
本当はそろそろ打ち明けなきゃって思ってたんだけど・・・」


「つぐみは千棘の引っ越しの時、あのメガネより千棘の味方になってくれたからな。
言うのが遅くなって悪かった。」


「いやいいんだ・・・悪気があって騙してたわけでもないのだし・・・
そんなことより今は・・・今までそれを見抜けなかった事がショックで・・・
正直今でも信じられないくらいです。
私は心の底から2人は愛し合う恋人同士だと信じていたので・・・
本当に2人は何でもない関係なのですか?
お互いを異性として何とも思っていないのですか?」

千棘と楽


「・・・そうですか・・・どうやら・・・
本当に私には人を見る目が無かったようですね・・・
分かりました、この事はクロード様には黙っておきますから安心して下さい。
私はこれで失礼致します。」

千棘
「ああ・・・うん・・・またねつぐみ。」


「またな・・・」

鶇、自宅のキッチンで。

鶫

(まさかこんな事になっていたなんて・・・
クロード様が正しかったと言うことか・・・
私には・・・何にも見えていなかったと・・・
今でもまだ信じがたい・・・
あの2人の・・・お嬢のあの幸せそうな笑顔が今まで演技だったなんて・・・
本人がああ言っている以上、本当なのだろうけれど・・・
ああダメだ、まだ頭が混乱しているな。
一度冷静に整理してみよう。
お嬢達が本物の恋人で無かったとして何が変わるだろう・・・
特に何も変わらんか。
いや・・・むしろ2人の助けになるべきだろう。
2人の働きで実際組織間の衝突は減っているのだしお嬢の為にもなる。
他には何があるだろう あとは・・・
一条楽がお嬢の恋人でないのなら、一条楽が他の誰かと結ばれても問題無いということ・・・?)
どわああ!!
何を考えているんだ私は・・・!!
一瞬とはいえ今何を・・・!!
他の誰かって誰だ!!
わわわ私は何も考えてないぞ考えてないったらあ~!!」

「・・・へぇ~あの2人って恋人じゃなかったんだ~」
と登場したのはポーラ。

鶇、ビックリして振り返る
「ポ・・・ポーラ・・・その話をどこで・・・」

ポーラ
「たった今あんたから。
あんたさっきからずっと1人でブツブツ喋ってたわよ?
大丈夫?」

鶇、状況をポーラに説明。

ポーラ
「・・・ほうほうなるほど、話はだいたい分かったわ・・・
要するにブラックタイガー大チャンスってことね~」

鶇「違う!!」

ポーラ
「だってあんたずっとお嬢様のこと気にかけてたじゃない。
これでようやく気がねなくあの坊やを物に出来るのよ?
今更何を迷うわけ?良かったじゃない。」


「いや・・・理屈はそうかもしれんがそういう問題ではなくてだな・・・そもそも私は・・・」

ポーラと鶫

–204話ここまで

○感想

それにしても楽、またしても状況がややこしくなってしまいました。

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