ピアノの森 234話 覇者の宿命

公開日:  最終更新日:2015/10/03

冒頭カラーページ

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”カイと阿字野、二人を森が引き合わせた–”
森の中で幼いカイを優しく見つめる阿字野。そしてピアノ。

”師弟の契約を結ぶ二人。”
紙鍵盤を持つ小学生のカイと、阿字野。

”カイを世界に出す。阿字野に生きる目標ができた”
ピエロ姿のカイと、阿字野。

”もうカイは一人ではなかった。”
自転車に乗るカイ、マリアに化けたカイ、
お腹を抱えて笑うカイ、そして黒いスーツ姿のカイ、
そしていつもカイの隣には、阿字野。

piano1

そして今、カイはショパンコンクールに優勝し、世界へ旅立とうとしている。
しかしそれは、カイと阿字野、二人の師弟関係の終わりを意味する–。

最終章、いよいよ開幕—。

誰も予想さえしなかった、カイの優勝。
日本の仲間たちが感激して泣き叫んでいる。

その中にいるカイの母親レイコにポーランドから阿字野が電話をしている。
阿字野
「一ノ瀬さん、レイコさん、聞こえてますか?カイが・・・優勝しました。」
レイコ
「ええ!聞こえています。先生。
でもあたし、嬉しいのを通り越して怖いくらいで・・・」
阿字野
「わかります!私もここまでの結果は想像していなかったので・・・」
レイコ
「先生・・先生に会いたいです。今すぐ・・」
阿字野
「ええ、今すぐは難しいですが、日本に戻ったら必ず・・一番に会いに行きます。」
感激で立ち上がることもできないレイコ。

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雨宮修平
「何と僕らのカイ君が3賞取っただけでなく、ショパンコンクールの覇者になったんだ!!」
浮かれる雨宮。、誉子やばあや、ナストゥルイの常連と、手当たり次第にハグをしていく中、間違えて
光生にまでハグをしてしまう。

一方、カイは、大勢の取材に囲まれて、この現実を阿字野と分かち合えないままだった。

阿字野は阿字野でやはりマスコミの餌食になっていた。
再起不能となった事故からの指導者としての再生ストーリーは格好のネタなのだ。
また、今回の準優勝者・パンウェイがずっと阿字野のピアノを目標に精進してきたということもあり、何重にも注目されていたのだ。

そんなマスコミの取材攻勢を受ける阿字野を心配そうに見つめるカイ。
そのカイの視線に気づき、笑みで返す阿字野。

カイと阿字野の長い夜は、まだまだ終わりそうにない!!

一方、審査員の一人、ピオトロのもとにショパン協会会長のブゼクから電話が入った。

なぜ日本人を優勝させたのか、マズルカはポーランドの心だ。
なぜマズルカ賞まで日本人にしたんだ。とピオトロを責めたてる。

ピオトロは答えた。
「ポーランド人だとか日本人だとかそういう次元の話じゃない。
私はやつのマズルカで泣きました。
私は二度と音楽を裏切らない。」

授賞式の最中、ピオトロは思う。

”ショパンコンクールの優勝者には・・スターになってもらわなくてはならない。
それが我々に共通の暗黙の願いだ。それは古くからの権威あるコンクールの歴史を
色褪せさせてはならないからだ。!!

itinose

スターを生むことができなければ名のあるコンクールもいずれ堕ちていくだろう。
だからこそ、優勝者には活躍してもらわなくてはならない。
中にはその重責に耐えかねて消えていくものもいる。
だがイチノセ!お前は消えるな!
我々がこれまでのセオリーを捨てて・・音楽の神に誓って君を選んだのだから!”

そしてその授賞式の客席の中にはミュージシャンハンドドクターの中尾の姿が・・・。

–234話ここまで。

あらすじ
森に捨てられた壊れたピアノを弾いて育った少年カイの物語。はじめは楽譜すら読めないカイが、かつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介と出会い、また、周囲を取り巻く人々によりピアニストとしての才能を開花させていく過程を描いている。

○感想

長い間連載が中断していた「ピアノの森」ですが、久しぶりに連載が再開されました。
単行本の最新刊が25巻で、26巻が完結だそうなので、ほぼ終わりまでの
原稿のめどが立っての再開だと思われます。
ここまでの色々な伏線もあり、どういった感じでまとめてくれるのか、
最終回までとても楽しみです。

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