ピアノの森 236話 カイの将来にかかわる話

公開日:  最終更新日:2015/10/03

阿字野に早速接触するつもりの
ミュージシャン・ハンドドクター・仲尾が今回の主役です。

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会場内に阿字野を発見したDr.仲尾と梨本。
カイと連絡がとれないなら先生と直接話をすればいいじゃないかと言い出したDr.仲尾に梨本は
「ちょっと待ってください。
まずは一ノ瀬君と話をしないと。
一ノ瀬君がこの件に関して阿字野氏に打ち明けているかもわからないし・・・」

Dr.仲尾
「いずれ知ることになるのだから一緒だよ。
私の時間も限られているのでね。
先生のところにいればこっちで探さなくても一ノ瀬君は来るでしょ。」

変装しているジャン・ジャック・セローと一緒にいる阿字野のほうは殺到するカイへのコンサート依頼の対応に追われていた。
セロー
「壮介!これはしばらくカイのマネージャーをしてやらんと・・・」
阿字野
「私は適任ではないですよ。でも、マネージャーの件は考えたほうがいいですね。」

そこにDr.仲尾が声をかける。
「阿字野壮介氏とお見受けしましたが・・・」
阿字野
「ええ、そうですが。」
Dr.仲尾
「この度は一ノ瀬君の優勝おめでとうございます。」
阿字野
「ありがとうございます。」

piano1

Dr.仲尾
「ご挨拶が遅れましたが、私はこういうものです。」
と言って、ミュージシャン・ハンドドクターの肩書の名刺を差し出す。

セロー
(うそ!例のドクターが…カイとの約束を自ら果たしに来たということか!?)
Dr.仲尾
「あ、これはこれはジャン・ジャック・セロー氏!
世界のマエストロ!お目にかかれて光栄です。」
セロー
「いや~、お噂はかねがね・・」
(うわぁ、変装中なのにバレバレじゃん)
続けて阿字野にDr.仲尾を紹介する。
「こちらは知る人ぞ知る手の権威で・・」
(非常にマズい!カイはこの件をまだ壮介に話してないぞ!)

Dr.仲尾
「ここでは落ち着かないので、よろしければ場所を変えて少しお時間をいただきたいのですが・・・
ショパンコンクール初の日本人チャンピオンの、将来に関わるお話がしたい。」

阿字野
「えっ・・・カイの将来に・・・?」

piano2

セローはガラコンサートが終わったカイを会場の外に連れ出す。

カイ
「Dr.仲尾が会場に?」
セロー
「そうだ。梨本先生も一緒だ。そして今二人は壮介と一緒にお前を待っている。
カイ、とにかく急ごう!」

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ホテルのロビーの一角で、Dr.仲尾は阿字野に、手術に関する説明をしていた。
しかし、説明を聞きながら、阿字野は大きな勘違いをしていた。
 
阿字野
(カイは手に深刻な問題を抱えていて、手術が必要だとは・・)
「一体、一ノ瀬の手にはどんな問題があるのでしょうか?
先生のような権威のある方がかかわるほどしんこくなことなんでしょうか・・」

Dr.仲尾
「一ノ瀬君はずっと医者を探していました。
凄腕の手の専門医をね。
そして、彼・梨本君を通じて私にたどり着いたというわけです。」
阿字野
「それは治るんですよね。」
Dr.仲尾
「手術が必要です。一ノ瀬君も治すためなら何でもやるといいました。
そこで、わたしは彼がショパンコンクールで優勝をすることを条件に引き受けました。!」

Dr.仲尾は手のレントゲン写真を阿字野に手渡す。

「説明します。事故に会われた25年前、そのころには不可能だった手術が今なら可能なのです。
私の考案した、この特別な内視鏡によってね。」

阿字野「?」

Dr.仲尾
「阿字野さん、一ノ瀬君は今後のピアニスト人生において、あなたをピアニストに戻すことが絶対不可欠なんだそうです。
手術の話は全てあなたの話ですよ阿字野さん。事故で負傷したあなたの左手の話です。」

阿字野
「わ、私の・・・手!?」

piano3

そこにカイとセローが到着。

カイ
「Dr.仲尾・・梨本先生・・すみません!遅くなりました!
あ、阿字野先生・・・先生?」

阿字野
「やあカイ!遅かったね」

piano4

–236話ここまで

○感想

カイ自身の手の手術だと思っていた阿字野が、自分の手のことだと分かった時の表情の変化がとてもよかったです。

ピアニストであることなどずっと昔に諦めていた阿字野。

しかし、素直に手術を受けるでしょうか。

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