ピアノの森 最終話(241話) カムバックリサイタル

公開日:  最終更新日:2015/11/07

テレビで阿字野壮介特集をやっている。
それを視ているのは、ベンちゃんと天丸。
ベンちゃん
(どのチャンネルも阿字野壮介特集だな・・
ま、時期が時期だから仕方ないのかもしれんが・・)

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べんちゃん、今日は阿字野とカムバックリサイタルの会場に移動する日。
ピアノ室の外から阿字野の様子をうかがうと、やはり練習している。
ここのところ、ずっと閉じこもってピアノを弾いているらしい。

阿字野とベンちゃん

ベンちゃん
「先生、大丈夫かよ?顔色が悪いけど・・・」

阿字野
「ホントに?脅かすなよ。」

ベンちゃん
「とにかく先生は寝てればいいから!
起きたら目的地だ。」

二人はワンボックスカーに荷物を詰め込んで、出発。

途中、”ピアノの森”というカフェに寄って、レイコに頼んでおいた弁当を受け取る。

ちなみにこの店、レイコが経営している様子だが、阿字野が保証人になって、カイが買ってあげたらしい。

レイコは阿字野に挨拶したいというが、今ナーバスになっているからそっとしといてやれという。

仕方がないので、これを・・・とベンちゃんに何か手渡す。

レイコとベンちゃん

他にも、大勢でリサイタルに行くらしい。

みんな

一方、上海ではパンが、阿字野のリサイタルに出発する前にハオの工場を訪れていた。

パンとハオ

ハオ
「ウェイ・・・今度はどこに行くんだ?」

パン
「日本へ」

ハオ
「ああ・・阿字野先生のところか・・・」

パン
「はい、阿字野先生のカムバックリサイタルを聴きに!」

阿字野先生の手術から22か月!
俺はどれほどこの時を待ったことだろう!!

サントリーホール。

阿字野

大勢の人が詰めかけている。

その中には当然雨宮修平の姿も・・・

それにしてもすごい人気である。

阿字野のカムバックリサイタルは連日メディアで取り上げられて・・・

本人の希望とはかけ離れた一大イベントになっていた。

カイがショパンコンクールで優勝してからというもの、その師である阿字野の復活ストーリーに世界中が感動し、すっかり時の人になってしまったのだ。

雨宮がホールに入ると、丸山誉子が声をかける。

隣に座り、演奏プログラムを見ると、かつて阿字野が得意としていたレパートリーがずらりと並んでいた。

プログラム

このプログラムを見た皆の反応

観客

さらに怖いのはプログラムの後半は曲目が書かれていないのだ・・・

丸山誉子が冴ちゃんに気づく。

冴ちゃん

しかし、手を振っても冴ちゃんの方は気づかない。

雨宮が会場を見渡すと、世界中から有名な先生、演奏家が来ていることに気づく。

アダムスキも、当然、パン・ウェイも・・

アダムスキとパン

森の仲間たちもすでに席についている。

しかし、カイの姿が見えない。

今日は裏方に徹すると言っていたらしいが・・

ここで演奏中の注意事項のアナウンスが入る。

パン
(俺は・・・この時を待っていた。
22か月だぞ・・)

パン

いよいよ開演。

観客

舞台袖で阿字野はレイコのお守りをポケットにしまい、ステージに上がる。

阿字野

阿字野
(この時を・・・私は待っていた。
どのような結果になろうと・・私は恐れない。
このプログラムがどれほど危険なのかも知っている。
でも私はこれらの曲で今日・・・この世界に戻る!
それが、カイのピアノと出会い、第二の命を授けてもらった、今の私の・・

阿字野

パン
(あ・・・この音は・・・
阿字野壮介その人の音・・・
俺の命を繋いだ音だ!
いや・・それどころかもっと・・・
もっと・・心に染み入る優しさに満ちている・・)

観客

梨本とDr.仲尾が目を合わせてグータッチ。

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阿字野
(この曲を・・・
天国にいる私の・・亡き母と・・亡き恋人に・・
そして、私を蘇らせてくれたカイに・・捧げたい!)

一方、カイは控室で泣いていた・・

ジャンが優しく声をかける。

「客席で聴かなくていいのか?」

カイ
「いいんだここで。」

ジャン
「がんばったね、カイ!」

カイ
「頑張ったのは阿字野だよ。
俺・・心の底から先生を尊敬する。」

ジャン
「うんうん、やったな、壮介はもう大丈夫だ。
なんだよ、カイが一番壮介の腕を知ってたじゃないか。
リサイタルが成功することなんて、わかってたじゃないか・・」

カイの回想。

阿字野のリハビリがうまくいかず、ツアー中、大型契約を蹴ってまで帰国し、付き添ったカイ。

「ヘタでいいじゃん。
その現実と向き合う勇気を持たなきゃ始まらないじゃないか!!
そこが最初の一歩なのに・・・
ジャンじいなんか70歳こえてるんだよ!
阿字野はあと20年あるじゃないか!!
70になったとき現役に戻ればいいんだ!」

こんな見事なカムバックがあるとは・・・

観客

プログラム前半が終わり、観客は皆、感動を口にしている。

そしてステージ上を見ると、もう一台ピアノが運び込まれている。

場内アナウンス
「後半のプログラムをお知らせします。
本日のピアノコンチェルト・・・
曲目は・・
モーツァルト作曲、
2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365
ラヴェル作曲 ラ・ヴァルス
共演はMHK交響楽団
指揮はジャン・ジャック・セロー
プリモ アジノ・ソウスケ

セコンド カイ・イチノセ」

カイ

カイ
(阿字野この日を俺は・・

阿字野とカイ

このピアノをすべてに人に

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–ピアノの森 ここまで

○感想

前回から大分間が空きました。

前回を読んだ限りでは、ホントに次で終わるの?と思いましたが、

感動的な最終回になりました。

カイがずっと夢見ていたこと、阿字野が夢にも思わなかったこと、それが実現して、そしてそれは、これからもずっと続いていくのでしょう。

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Comment

  1. 名無し より:

    220話あたりから読んでました。
    とても読みやすくまとめられていて面白かったです!
    またこのサイトにお世話になるかもしれません。
    ありがとうございました!

  2. まさやんじろう より:

    ありがとうございます。
    励みになります!

  3. ゆうか より:

    とても読みやすかったです!いつもサイト利用させてもらってます^^

    • まさやんじろう より:

      こういうコメントを頂くとホント、嬉しいです。
      これからもよろしくお願いします。

  4. 世志子 より:

    これからコミックを借りて読むところです。
    スゴく感動しました。涙涙

    • まさやんじろう より:

      私も実は覇者の宿命から読んだのですが、最終回は泣きました。
      今Dモーニングで1話から連載しているのでそれを読んでいます。
      レイちゃんってこんなだったのかと驚きました。

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