食戟のソーマ 162話 私

公開日: 

創真
「・・・俺にセントラルへ入れって?」

司「あぁ」

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創真
「・・・冗談きついっすよ司先輩。
なんで俺がそんな事・・・」

司、がっくり
「・・・そっか。やっぱりダメかぁ・・・」

創真
「や・・・そこまで落ち込むことないじゃないすか。
んまー俺の腕を認めてくれたっていうのは正直嬉しいっすけど?
でもゆきひらの料理をセントラルで披露するつもりにはなれないんでー。」


「あぁ、それはいらない」

固まる創真


「幸平の料理はいらない。
俺が欲しいと思ったのは君のサポート能力なんだよ。
幸平がいてくれたら俺の料理は今以上に研ぎ澄まされると思うんだよね・・・
えっと・・・
そんな訳だから、俺の料理の為にもう1回考えてみてくれると嬉しいんだけど・・・」

創真
「・・・涼しい顔してすげーわがまま言ってくれますね。
まったく料理人って人種はどいつもこいつも自分勝手で困るぜ。」

えりなはフランス料理の調理演習を受けている。

えりな

秘書子
(えりな様・・・)

えりなアリスとの会話を思い出す。
(黒木場対連太郎の食戟の後)

回想。

アリス
「薊叔父様が余計なことをなさらなければ私・・・
えりなともっともっとも~っと仲良しになれてたのに・・・」

えりな「アリス・・・」

アリス
「大体最近辛気臭い顔をしすぎよ!
もっと堂々としたらどうなのっ、えりな!」

えりな「・・・!?」

アリス
「おおかた極星寮にお世話になりっぱなしで部屋に篭ってばかりなんでしょう!」

えりな
「な・・・何よ、その言い草!
アリスが私を家出させたんじゃないのー!」

アリス
「薊叔父様の下で怯えているえりなが見ていられなかったからでしょ!
薊叔父様に見せつけなきゃだめっ 
自分は自分なのだと!
誰かの思い通りになりはしないと!
その為にもいつまでも殻に篭ってちゃダメなのよ!
いいわねっ!

えりなとアリス

えりなが調理を終えて手を洗っていると・・

秘書子がタオルを渡す。
「えりな様!
お疲れ様でした。
A評価獲得!
流石でございます。」

えりな
「造作なき事よ。
・・・それにアリスに大きな顔をさせる訳にはいきませんから・・・!」

秘書子「?」

パチパチパチ・・・

講師3人
「相変わらず見事な腕だわ・・・
薙切さん、お父上もさぞお喜びでしょうね。」

えりな「講師の先生方・・・」

講師
「何しろあなたは薊総帥の意思を継ぐべきお方・・・
セントラルと遠月学園の為にも更なる飛躍を期待していますよ。」

えりな
「・・・失礼します。」

えりなと秘書子は一礼してその場を去る。

えりなと秘書子が着替え中。。

秘書子
「そういえばえりな様・・・
残党狩り2日目の日程が決まったそうですよ。」

えりな
「・・・!
そう・・・それでいつなの?」

秘書子「3日後です。」

えりな
「・・・そう・・・間もなくね。」

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秘書子
「結局・・・
勝利した最先端研以外の研究棟は潰されました。
2日目も多数の団体が無くなってしまう事は避けられないでしょうね・・・」

えりな
「でも勝利をもぎ取る団体がまた出るかもしれないわ。

えりなと秘書子

えりな
「・・・なに?
人の顔をじっと見たりして・・・」

秘書子
「い、いえ その・・・
えりな様の表情が・・・
どこかいつもと違う気がしまして。
なにか・・・
心境の変化でもおありになったような・・・」

えりな「・・・」

着替え終わった二人は廊下を歩いている。

えりな
「・・・今まで私はお父様の言うことを何の疑問ももたずに聞いてきたわ。
そうすること以外考えもしなかったし、従うことが当たり前だと思っていた。
でも・・・」

えりな

えりな
(それなら私は・・・?)
「“私自身は” ・・・本当はどうしたいのだろう・・・って・・
そんな風に思うようになったのよ。」

秘書子
「えりな様・・・!」

えりな
「べ・・・別にアリスや幸平くんの影響を受けたわけではありませんからね!
私はただ自分の意志で・・・」

秘書子は立ち止まって窓の外を見る。
「! 幸平・・・?」

えりな
「だ・・・だから幸平くん達は何も関係・・・」

秘書子の視線の先には創真と司。

創真と司

二人は咄嗟に隠れる。

えりな
「なっ・・・どうしてあの2人が・・・!?」

秘書子
「なにか・・・様子が変ですね」


「・・・そうか・・・セントラルへ入るつもりはないか。」

えりなと秘書子「・・・!?」


「今セントラルに入って俺と組めば、もっと上のフィールドで活躍できるかもしれないんだよ?」

創真
「でもそれは司先輩のサポートとしてだけっすよね。
俺の料理が出せなきゃ全然意味ないんで!」


「うーん・・・そっか、残念だなあ・・・」

創真
(ほんとに自分の料理のことしか考えてねーのな・・・)
「大体、司先輩って俺の皿1回も見たことないっすよね?
もしかしたら俺の方が料理の腕は上かもしれないじゃないっすか!」


「・・・なるほど なら試してみようか。」

創真「!」

顔を見合わせるえりなと秘書子


「どちらの腕がより上なのか・・・
十傑第一席の座をかけて。
俺でよければ今ここで相手をしてやってもいいぜ。」

創真
「マジっすか?」

司はケースから包丁を取り出す。
「マジだよ。
もし俺が勝ったなら、君にはセントラルに入ってもらい俺の下についてもらおう。
この勝負受けるか?
幸平創真。」

創真と司

えりな
(幸平くん・・・!)

創真
「・・・上等っす・・・!」

–162話ここまで

次回 食戟のソーマ 163話へつづく

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