食戟のソーマ 163話 頂を目指す者

公開日: 

司の勝負を受けて立った創真。

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創真
「ほんとに?
ほんとに俺が勝ったら第一席をくれるんすか?」


「う、うん・・・そのかわり君が負けたら」

創真
「そんでお題はどーします?
お題どうしますお題お題、勝負のお題!」


「あの、俺の話聞いてくれてる?
俺が勝ったらセントラルに入ってもらうって言ったんだよ・・・?」

廊下で聞いているえりなと秘書子

えりな
(幸平くん・・・!)

創真
「それは正直イヤっす!」


「えぇぇ・・・イヤっすと言われても・・・
じゃあ・・・やめとく?
俺も全力で頑張るし・・・
君に負けるとは思えないから。」

創真
「いーや・・・やりますよ。
俺が負けるかどーかはやってみなきゃ分かんないでしょ。
受けさせて下さいその勝負。
誰の邪魔も入らねー第一席との一騎討ち!」

ソーマ


「対決テーマだけど・・・
鹿肉はどうかな。
本来さっきの授業で使うはずだったみたいで様々な部位が用意されてるから。」

創真
「なるほどオーケーっす。」


「あとは料理ジャンルや品目の縛りだけど・・・」

創真
「フレンチで行きましょう!」


「・・・いいよ。
それじゃ始めようか。
勝負開始だ。」

創真
(学園祭の時、司先輩の模擬店で食ったフランス料理。
今でも思い出す・・・
とてつもない衝撃だった。
けど俺だって四宮師匠んとこで学んだんだ!
俺のフレンチで・・・
全力でぶつかってみてぇ・・・っ!!
さて・・・鹿肉か・・・
どんな料理を作る?
どんな品なら司瑛士に勝てる・・・?)

「幸平」

司

司

秘書子
「塩・胡椒をすりこんだ肉を上火オーブンでゆっくり優しく加熱していく。」

創真
(フライパンは角切りにした油とスジを並べ・・・
肉がフライパンに直接ふれないようにしてるのか。
そして時々取り出し“arroser”(アロゼ)することで溶けた脂を回しかけ、表面の乾燥を防ぐことにまで神経を注いでやがる・・・!
素材へのいたわり方が半端じゃねぇ。
どこまでも食材を慈しむような・・・
まるで食材と静かに話でもしてるみたいだ。)

えりな
「それが第一席たる所以なのよ・・・
今、彼は ほんとうの意味で食材と“対話”をしているの。」

司がシカをいつくしむ描写。

司、鹿に
「よしよし ほらこっちだ もっと近くへ来てごらん そうだ・・・おいで
さぁ、俺の皿に宿っておくれ。」

鹿肉

秘書子
(すごい・・・!!
肉汁が身の中で静かに波打っているかのようだ。
あの食材がもちうる最高の状態へ。
今まさに高まっている・・・)

秘書子

くっ・・・!
食べてもいないのに・・・
香りと見た目だけで“くらって”しまう!
あの素材が持つエネルギーを!!」

えりなも身体がビクビク。

えりな
「その感性と技術はもはや人間業を超えたもの・・・

司

司「・・・幸平 調理に入らなくて大丈夫なのか?

一応、俺もセントラルの一員として負けられないから・・・手加減するつもりはないよ?」

創真「・・・司先輩 セントラルって結局、何がしたいんすか?」

えりなと秘書子「?」


「・・・え?
どうしたんだ急に・・・」

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創真
「真の美食がどうとか言ってましたけど・・・
ほんとに学園内を支配するのだけが目的なんすか?
だって司先輩こんだけスゲー料理人なんだから、別に薊政権に入らなくたってやってけると思ったんすよねー」


「・・・そ、それは過大評価だよ幸平ぁ・・・
うーん・・・そうだな・・・
セントラルの今後の目標は・・・
日本中の料理店を潰すこと・・・かな。」

創真「はぁあ?」

司「
ああっ、誤解しないでね・・・
ちゃんとした美食を出してる店は勿論潰さないから。
薊総帥はこう言っていた・・・」

”料理とも呼べない “餌” を出している店は殲滅しなくてはならない。
それは日本の美食を前へと進めるのに絶対に必要な行程なのだ。”


「その為にはまず優秀なコック・・・
つまり兵隊の育成が不可欠・・・
今、学園内で行っている粛清や授業も全国の不出来な店を潰す為の前段階の準備なんだ。

セントラルの思想は・・・
やがて遠月を飛び出しこの国を覆っていくだろうな。」

創真
「・・・それはたとえば・・・
その辺の大衆料理店とか、洋食の三田村さんとか。」

秘書子「・・・!」

創真
「俺の実家・・・
食事処ゆきひらもいらねーって事すか」


「そうだね・・・
そういう事になる。」

創真
「・・・そのせいで、誰かが大事に思ってる場所がなくなっちまうとしてもですか?」

司「・・・うん・・・そうだね。
仕方ないかな・・・って思うよ。」

”食事処ゆきひら”での思い出

ゆきひら

ゆきひら

創真
「・・・わかりました。
やっぱ俺、先輩の懐刀には向いてないと思いますわ。
おし、こっちも作る品は決まりました!」

ソーマ

秘書子
「幸平・・・
一体どの部位を選んだのだ!?」

えりな
「あっ、ちょ ちょっと緋沙子!
私にも見せて・・・
あの肉は・・・?」

創真
「俺はセントラルには入れません。
この勝負、勝たせてもらいます。」

–163話ここまで

次回 食戟のソーマ 164話へつづく

○感想

薊がどれくらいの水準の店まで含めるのか不明ですが・・・

庶民が食べて安くておいしい店は大半がなくなっちゃいます。

極論ですね。

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