ハンターハンター 350話 王子

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HUNTERXHUNTER

クラピカ
「6人の王子が警護を求めてプロハンターを優先して募集している。
申込方法はプロハンターの場合協会の登録番号を入力することが必須で”二重申請(かけもち)は即失格となる。」

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「身分を隠して登録するのなら?」

クラピカ
「レベルが落ちる。
王子の身辺からは離れた任務になってしまう。」

クラピカ
「6人の王子の中に標的(ターゲット)がいる可能性も0ではないし、いなくとも王子に最も近づける状況に変わりはない。
そこで、それぞれの王子の警護に潜入してもらう。」

ハンターハンター350話

ハンターハンター350話

バショウ
「できるだけってのは具体的には?」

クラピカ
「理想は接触できる位の位置だ。
それによって使用可能な能力の種類と精度が増す。
極端な話 前夜祭で私が第4王子(ツェリードニヒ)と握手出来れば 君たちは乗船をキャンセルしても構わない。」

ビスケ
「ちょっとお待ち。
そのキャンセルは警護の事であなたの依頼のことではないわよね?
警護の依頼に申請がすめばもうあなたとの契約は成立でしょ。
成功した時の報酬はキッチリもらうわよ?」

クラピカ
「もちろんそれで結構だ。
普通の理解力があれば確認は不要だと思うが?」

ビスケ、カチン!
「あんたねぇ 自分で自分をどう思ってるか知らないけど信用できませんから!!」

クラピカ
「初対面で過剰に猫をかぶるような人間に言われたくないな!」

ビスケ
「は!?」

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クラピカ
「キルアの紹介でなければ 君のような
華奢で!!
はかなげな!!
少女を!!
雇うことなどしなかっただろう!!」

ビスケ「・・・」

クラピカ
「君は警護よりもお姫様の方がよほどお似合いだ キャンセルするなら今のうちだぞ。」
(私は なんでもする・・!!)

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もっと複雑な立場におかれている者もいるし、それ以上に我々の知る由もない事情があって当然。
6件とも殆ど変わらない依頼内容と条件ではあるが 僅かな違いからでも本命へ近づける可能性があるならば、ただの6択と思考を停止するわけにはいかない・・・!
一番早く依頼をした者、逆に一番後で依頼をした者、報酬が最も高い者・・・
逆に報酬の釣り上げ合戦には最初から加わっていない者、早々に離脱した者・・・
採用条件にいくつも注釈がある者、全く無い者。
審査の行程を明記しておく者、完全に秘密にする者、面接の有無etc.
この中で最も標的に近づけるのは・・・)

クラピカ、名簿を見て
(おそらく このどちらか・・・!!
王子が直々に面接をするという項目が成熟と自信を表している それが2名いる・・・
一人は競合の結果最高報酬を提示し もう一人は報酬額を変えていない。
1)釣り上げに勝利して最高報酬を設定した者は 負けん気が強く力を誇示するタイプ
2)最初から報酬額を変えなかった者は自尊心・自制心が強く 相手にもそれを求めるタイプだと予想される・・・
このプロファイルに最も当てはまるのはハルケンブルグ王子・・・!!
このどちらかがハルケンブルグ王子だとオレは確信する!!)

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イズナビ
「クラピカ。
他のみんなは送信したぞ。
あとはお前と、お前が選ばなかった方に行く俺だけだ。」

クラピカ
(最初の感覚に従おう・・・
おそらくハルケンブルグは自分にも他人にも厳しい性格・・・
故に こちらの方だ!)

カチ

と端末から送信するクラピカ

イズナビ
「OK、じゃ、俺はこっちだな。

ハンゾー
「早速俺には返事が来たぞ。
ホイホイホテルに午後7時。」

バショウ
「こっちもだ 説明会があるらしい。」

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クラピカ
「私にも来たが場所が違うな。
ホイコーロ一族が経営するホテルには違いないが・・・
なにか手がかりを得たらすぐに連絡をくれ。
依頼主から情報統制の指示が出た場合は予定どおりQを使う。」

※Q=協会が独自に保有する電話局に9桁の数字を送信し受け取り側は特殊な解析ソフトを使い情報をやり取りする。
発着履歴・通話記録も残らずに通常盗聴システムにはデータとして拾われない。

現場のホテルに到着したクラビカ

関係者
「中で王子がお待ちです」

ハンターハンター350話

オイト
「はじめまして。
ワブルと母のオイトです。」

クラピカ
「クラピカともうします。」

オイト
「どうやら失望させてしまったようですね。」

クラピカ
「!
いえ 決してそのような事はありません。」

オイト
「いいのです。
その方が私たちが望む人材である可能性が高いのですから。」

クラビカ
「それは一体・・」

ハンターハンター350話

オイト
「あの依頼項目にはルールがあり、どの王子かが特定出来るような書き込みは許されませんでした。
変更が許されるのは報酬額のみで 他の項目は決まったフォーマットから選ぶだけです。
理由は王子が特定できてしまうと暗さつを企むものが潜入しやすい点…そして人気が高い王子に人が集まるのを防ぐ狙いです。
その両方に当てはまるのがハルケンブルグ王子。
彼はそれをわかっていておそらく 元々依頼を出していません。」

クラピカ
(・・そうだったのか・・・)

オイト
「ハルケンブルグ王子は非常に厳しい方です。
自分にも他人にも。
ルール上できませんでしたが、彼を知る者が彼を装うならば、報酬額をゼロにするのが正解だと思うでしょう。」

ハンターハンター350話

オイト
「彼の支援調査団体を通さず近寄ろうとする者の殆どは暗さつ者か偽支援者と言っていいでしょう。
しかし私達にとってはその方が好都合なのです。
ギブ&テイクが成り立つから。
彼の命を狙う者は私達を守っている間そのチャンスを維持出来ますし。
彼を操ろうと企む者は彼の弱みを握る事ができます。」

クラピカ
「?
どういう事です?」

ハンターハンター350話

オイト
「護衛のプロはいかに要人を守るかに特化してはいますが、積極的に誰かをころす訓練はうけていないはずです。」

クラピカ
「!
それは・・.危険因子排除・・・の件ですか?」

オイト
「はい。
今回の渡航は王子が残り一人になるまでの、ころし合いの旅です。」

クラピカ「!!」

ハンターハンター350話

クラピカ
「反対するものや拒否する者はいないのですか?
お話しを聞く限りあなたは反対のはず・・・!」

オイト
「もちろん 抜けられるものならばそうします。
ホイコーロ国王は妻と子どもたちにも 王の一族に相応しい振る舞いを強く求めます。
”王の子”を育てるのが妻の役目。
”やがて王になることを信じて疑わない”それが”王の子”です。」

クラピカ「・・・」

オイト
「王になれる機会が来て当然と考え、そのチャンスを自分がものにして当然と考えるのが王の子。
その機会を自ら放棄するなどあってはならない。
”それはもう”王の子”ではない”と国王に教えこまれております。
敗走者の末路は想像に難くないでしょう?」

ハンターハンター350話

無理強いできる立場ではないので・・・」

クラピカ
「・・・
私は あなたが今おっしゃったいずれの立場でもありません。
ただ もしもこちらの条件を飲んでいただけるならば、全力でお二人をお護りすることを約束いたします。」

オイト
「わかりました。やってみます。
ころし合いと言っても他の乗船客もいるし、おおっぴらにやるわけではありません。
表向は平常を取り繕い 他のVIPとの晩餐会やパーティーも催されるはずです。
すれ違うくらいのチャンスは作れると思います。
ただご存知かもしれませんが表面上平等な分 裏では厳格な差が上位と下位との妻との間には存在します。
王子同士も同様でそれを破ることは大変困難です。」

クラピカ
「承知しています。
安全のためにも決して無理はしないで下さい。」

オイト
「・・・
愚かな私は 貧しい家の出身で・・
国王に見初められた時には 強く正妻にこだわりました。
当時・・・夢想し求めたものは 富と名声にまみれた 浅ましく贅沢な生活でした。
でも ワブルが生まれ今回の運命を知り、心底・・後悔し ようやく 何が大切か気づいたのです・・・
娘を 抱いていただけますか?」

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–350話ここまで

次回 HUNTERXHUNTER ハンターハンター 351話へつづく

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