銀魂 585話 名前

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かつての闘いの後に・・・

回想。

銀時と星海坊主が鳳仙の墓の前で話している。

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星海坊主
「神楽は やつ(神威)を救いたいと思っている。
憎まれ口を叩いても、奴が以前のような兄に戻る事を望んでいる。
お前とあいつ(神威)が 対峙する時がきたとしても、きっと。
地球人ってのは妙な連中だ。
憎んだ相手の墓も作る。
憎しみの裏に同じだけの愛情も隠している。
もしかしておまえ(地球人)なら 俺と違う答えが・・・」

現在

星海坊主は銀時と神威の闘いを見ている。

星海坊主

星海坊主
(アイツ、神威の敵意を 俺からそらし、その拳を自らに 向けさせようとしているのか。)

銀時
「”最強”なんて大層な名前なくても、てめェにゃおあつらえ向きな名前があんだろ。
“バカ兄貴”ィ!!」

拳を突き合わせる神威と銀時。

その勝負を神楽も見守る。

星海坊主
(オレたち(家族)を・・
神楽の思いを護るために)

銀時と神威

神威
「バカ兄貴・・
もしそんなものがまだ俺の中に残っていたとしても、」

銀時と神威

後ろによけた銀時に、背後へ飛んでいた神威が強烈な蹴りを入れる!

神威
「アンタと、地球のバカ兄貴と一緒に」

岩に叩きつけられた銀時に強烈なパンチを叩き込む神威。

銀時の口から血しぶきが。

星海坊主と新八

神威は銀時の顔面を掌で岩に押さえつける。

神威
「俺は、自ら望んで空っぽになったのさ。
最強の称号は 空っぽぐらいじゃないと器におさまらないだろう。
お前は小さな星で、自分の小さな家族だけ護っていれば良かったんだ。
空っぽになる覚悟もないのに、俺の前に何故立った。
だからお前は何も護れずにしぬ。
神楽から全てを奪ったのは 俺とお前。」

「二人のバカ兄貴だよ」

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神威がさらに銀時に拳を叩き込もうとすると、。

神楽「銀ちゃんんんんん」

銀時と神威

銀時と神威

銀時
「空っぽになるのに 覚悟なんているかよ。
神威。
俺はお前の言う通り最強とは程遠い男だ。
お前の方がよっぽどそこに近いのかもしれねェ。
だが 負ける気がしねェ。」

最早木刀を握ることも出来ない銀時は着物を破いて木刀を手に固定する。

銀時

銀時
「護る覚悟も失う覚悟も失くしたお前には 俺から何者も奪えねェよ」

神威はニヤリと笑うと、再び銀時に殴りかかる。

神威
「自分も護る事もできないお前が、俺から何を護れる。
護れもしないなら そんなものハナから持つなァ!!」

銀時と神威

銀時をさらに蹴り飛ばす神威。

神威の表情の変化を星海坊主は見逃さなかった。

星海坊主
(怯え?
まさか あの神威が・・
そんなはずは・・
現に奴の優位は崩れていないではないか。
――いや・・
優位であるがゆえに感じているんだ。
怯えではなく、違和感を。
覆しがたい劣勢の中、何度も蘇る あの男の目に。
その度に にじり寄る、あの男の刃に。)

銀時と神威

二人が同時に倒れる。

星海坊主
「あの男は・・・何だ」

新八
「同じですよ。
神威さんと。
神威さんが”最強”の名を手に入れるために、強敵を求め戦い続けてきたように、あの人も戦い続けてきた。
最強とは違う、別の名のために。」

お互い限界を迎えながら立ち上がる2人。

神威
「何を見てる その目で。
お前はオレを見ていない。
最強の名に目もくれていない。
鳳仙と戦っていた時も、晋助と戦っていた時も、お前は一人別の場所で戦っていた。
お前の敵は誰だ。
その敵を倒し、得たい名はなんだ。」

銀時
「・・・・俺もお前と同じだ。
空っぽだった。
何もかも失って、失う恐さをしって、空っぽのまま生きてた。
意味も名前もなく生きてた。
その空っぽの器にもう一度意味をくれたのは、いつの間にか俺の中にいた。

神楽と新八

よろづや

そん時になって気づいた。
俺は何も失くしてなんかいねェ。
ただビビって逃げたただけなんだってな。
てめェの内にある弱さから目ェ背けてる奴が、いくら外を捜し回っても強さなんて見つかるワケもねェ。
俺はもう逃げねェ。
護る事からも、失う事からも。
俺の敵は 俺(ここ)にいるよ。
“最強”なんて大層な名も “地球のバカ兄貴”なんて貧乏臭ェ名もいらねェ。

銀時

–585話ここまで

次回 銀魂 586話へつづく

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