ニセコイ 215話 スキナノ

公開日: 

少し時間は遡り・・・

楽と小咲が終業式サボって屋上に上がったところから。

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楽がアーデルトからの電話に出て・・・

アーデルト
「千棘は今、ニューヨークにいるよ そこに華のグループの本社があってね。
あの子が会ってくれるか分からないけど。
それでも行くかい?」


「・・・はい あいつが今何を考えてんのか分かんないですけど、会ってみないと何にも分かりません
とにかく会いに行ってみます。」

通話終了。

小咲
「千棘ちゃん、お母さんの所に行ってたんだ。」


「ああ、日本で探しても見つからないわけだ 
とりあえず居所は分かった、でも今回は皆で行くわけにも行かなそうだな。
交通費もかかりすぎるし、ひとまずオレだけ会いに行って話してくるよ。
何かあったらすぐ連絡すっから。」

小咲
「・・・」


「あ、そうだ つぐみにも知らせといてやらねーと・・・」

小咲
「いっ・・・一条君・・・!
私も行く・・・!!」

小咲

そして現在。

楽と小咲は受付を済ます。

受付
「・・・ではあちらでお待ち下さい。」


「・・・大丈夫か小野寺。
疲れてねーか?」

小咲と楽

小咲
「大丈夫、こっちはすごく暑いねー。」


「・・・本当に良かったのか?
別にオレ1人でも・・・」

小咲
「ううん、いいの。
私も・・・どうしても直接会って話したいの。
話さなきゃいけない気がするんだ。」


「・・・そっか 
集達も少しカンパしてくれたけど旅費的にここに滞在できんのは今日1日だけだ。
なんとしてもあいつに会って色々問いたださないとな・・・!」

小咲
「うん・・・!」

物陰に身を隠す千棘。

千棘

千棘
(な・・・なな・・・
なんであの2人がここに・・・!?
あれは私が生み出した幻覚・・・
じゃないわよね。
本当に本当に楽と小咲ちゃん!?
一体・・・どうして・・・!
・・・決まってる。
私を探しに来たんだ。どうしてここがバレたんだろ。
つぐみにも教えてなかったのに・・・!
・・・バカ ダメなのに。
嬉しいって思ってる自分がいる・・・
わぁあ~!!
でも絶対会うわけにいかないし!!
だっていなくなった理由とか答えられるわけないもん!!
だいたいどんな顔して会えって言うの!?
ととと・・・とにかく逃げなきゃ・・・!)

千棘は華にメール。

“ごめんママ!ちょっと外で休憩してくる!!”


「・・・?
どうしたの急に。」

受付から連絡が入る
「社長、お客様がお見えになっています」

モニターの映像で楽と小咲を確認。
「・・・なるほど」

千棘は近くのカフェに一旦退避。

そこに華からメール。
“さっき一条のぼうや達が来たけど適当にごまかしておいたわ
今日1日はいられるらしいけど後はあなたの好きになさい”

ため息をつく千棘
「勢いで飛び出して来ちゃったけどどうしよっかなー・・・
やっぱり会うわけにはいかないし なんとかやりすごさないと・・・」
(・・・2人は今どう思ってるかな。
心配してる?怒ってる?
いきなりいなくなってわけ分かんないよね。
そりゃ文句も言いたくなるよね・・・
でも・・・でもね・・・
私もどうしたらいいか分からないの。
だから・・・)

千棘

千棘

千棘
「ごばっは!!」

そそくさと店を出ていく千棘
(ななな・・・なんでいるの~!?あああ危ない危ない油断してた!!
会社近くのカフェなんかにいるんじゃなかった!もう少し遠くへ行かないと・・・!!)

千棘はこそこそとカフェを出る。

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とりあえず広い通りまで来て一安心する千棘
(ここなら離れてるし人も多いし安全よね)

しかし・・・

千棘

その後、どこにいても2人と出くわす千棘。

千棘
(いやそれにしても出くわし過ぎじゃない!?
どういう追尾性能してるのこの2人・・・!!
か・・・かくなる上は かくなる上は~・・・!)

バッテリーパーク

自由の女神が見えるバッテリーパークまで来た千棘
(・・・ふう ここまで来れば大丈夫でしょ。
考えてみれば簡単な話 単純にものスゴイ距離を取ればいいのよ。
会社から3時間は歩いてるし これなら出会う確率皆無なハズ・・・
さすがにバッテリーパークはやりすぎだったかもしれないけど・・・

千棘

千棘

全速で逃げ出す千棘。

追いかける楽
「あっ、こらー!!
なんで逃げんだ!!
待てこらー!!」

小咲
「千棘ちゃん!?」


「お~い!!くそっ・・・!
相変わらず速ぇ・・・!
待てー!!千棘ー!!」

小咲も遅れながら後を追いかける
「・・・千棘ちゃん!話を・・・」

角を曲がって逃げる千棘


(出会って速攻ダッシュかよ・・・!
そんなにオレ達に会うのが嫌なのか・・・!?
わけわかんねぇけどここまで来たんだ。
キッチリ訳を話して貰うぞ・・・!!)

千棘

千棘

またまた逃げ出す千棘。

小咲
「あっ、待っ・・・(・・・ダメだ 私じゃ追いつけない・・・)」

どんどん小さくなっていく千棘の姿

小咲が叫ぶ
「私 一条君のことが好きなの!!」

立ち止まる千棘。

小咲
「・・・ずっと好きだったの 
千棘ちゃんはあの日・・・
天体観測の日・・・
やっぱり私の独り言聞いてたんじゃないの?
千棘ちゃんの好きな人って一条君のことなんじゃないの・・・?
だから千棘ちゃんは・・・
ねぇ教えて?
もしそうだとしたら・・・」

千棘は向こうを向いたまま
「・・・何言ってるの?私が?あのもやしを好き?
そんなわけないでしょ、あり得ないよ。
前にも言ったでしょ?
あいつとはただ恋人のフリをしてるだけでそれ以上でもそれ以下でもないの。
だいたいいつもケンカばっかだし趣味も合わないしそれに・・・」

小咲

千棘は会社のソファに寝転んでいる。

“逃げないでよ”

千棘
(・・・逃げるなって・・・諦めるなってこと?
小咲ちゃんは知らないんだよ。
だって楽は・・・小咲ちゃんのこと・・・)

千棘は座りなおして
(・・・分かってるよ このままじゃダメだって
本当は全部打ち明けた方が良いって分かってる
でも怖いんだ フラれるって・・・
傷つくって分かってて告白するのは・・・)

千棘

扉がノックされて


「千棘いる~?」

入ってくる華
「なんだいるじゃない。
戻ったなら声ぐらいかけなさいな。」

千棘
「ママ」


「ん?なーにそれ?」

千棘

鍵や絵本にまつわることを話す千棘


「・・・へぇ~ そういうことになってたの
じゃあもう坊やのペンダントが絵本に出てるのは知ってるのね?」

千棘
「うん あれから幾つかヒントも見つかったんだけど結局約束の女の子の正体は分からず仕舞いで・・・
まぁ楽は昔の約束なんて関係ないってハッキリ言ってたから私がそうだった所で意味無いだろうけど。
単純に気にはなるけどね。」


「・・・ふ~ん だったら会ってみる? 
その絵本の作者に。」

千棘
「え・・・?」


「もしかしたら何かヒントになるかもしれないでしょ?
あの絵本を描いた坊やのお母さんに。」

千棘

–215話ここまで

次回、ニセコイ 216話へつづく

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