食戟のソーマ 165話 二つの表情

公開日: 

甘栗や炭火を使用するなど、奇をてらった感の創真の料理が出来上がった!

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創真
「おあがりよ 司先輩!」

創真の料理


「・・・ちょうどソースが煮詰まるのを待ってた所だ。
いいぜ・・・頂こうか」

創真
「あ!」


「?」

創真
「そーいや判定のやり方どうするか決めてませんでしたね。」


「え・・・俺達2人しかいないんだからお互いに食べあうしかないんじゃ。」

廊下の窓を開ける創真
「なーなーお前らも食べてくんねーか?」

えりなと秘書子
「!」
(バレてたー!)


「び・・・ビックリした・・・!
2人ともずっと居たのか?」

創真
「つーかお前ら何で隠れてたんだ?」

秘書子
「え!?えっとそれはホラ・・・
どうしてでしょう・・・?」

えりな
「わ、私にもわからないわよ・・・」


「じゃ、じゃあ2人に審査を任せることにしようか。」

創真
「つーわけでよろしく頼むわ~
丁度よかったな2人がいてよー」

秘書子
「ちょ・・・っ、ちょっと待て幸平!
そんなこと安々と受けられるわけないだろう!
私達の判定によっては・・・
貴様がセントラルに入ることになるのだぞ!」

創真
「でもさ、あんな事まで言われたら引き下がれねーだろ。」

“セントラルの今後の目標は日本中の料理店を潰すこと”

創真
「この勝負はもう、きっちり決着つけなきゃおさまんねーよ。」

秘書子
「・・・っ え、えりな様・・・」

えりな
「・・・いいでしょう そこまで言うのなら・・・

えりな

秘書子
「むう・・・炭火のおかげで香ばしく濃厚・・・
匂いは素晴らしいが・・・?」


(甘栗むいちゃいました・・・
そして炭火。
それらをフレンチというフィールドでどこまで駆使出来たのか・・・?)

実食

秘書子
「こ・・・これは~っ!?」

司


「しかし何故だ・・・!?
炭火が持つ苦味にも似た独特な風味は本来、フレンチに落としこむのは甚だ難しい物だ!
なのにこの品はそれが見事に成り立っている!
まだ何か・・・秘密があるのか!?」

えりな
「・・・コーヒーですわ。」

司と秘書子
「コー・・・ヒー!?」

創真
「その通り!さすが神の舌! 
四宮師匠の店で教わったんだ・・・
ジビエにはカカオがすごく合うってな。
正直カカオはあんまし使った経験なかったんだけど・・・
そこでインスタントコーヒーだ!
コーヒーの持つカカオにも通じる苦さはジビエにも炭火にもバッチシ噛み合うし、深いコクと渋味はフレンチのソースにもピッタリだ!
だからジョイントとしてソースの隠し味にしてみたって訳さ!

創真の料理

この料理は奇抜!
あまりに奇抜だけれど・・・
間違いなくフレンチと呼べる一皿だわ!
まるで人の常識の殻を剥き去っていくような・・・ 
くっ・・・!
認めたく・・・ないのに・・・)

えりなもう一口食べて

えりな

「ふ、ふん・・・!
まぁ幸平くんにしてはフレンチとして認められる要素を・・・
それなりに揃えられたのではなくて?」

秘書子
「!」
(えりな様がここまで仰るなんて・・・!
いける・・・いけるぞ!
どうだ!?司瑛士!)

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料理を食べ終えた司。
しばし無言で考え事。

司、ハッとして
「・・・あぁそっか!俺も料理出さなきゃだめだよね。
も、もうちょっと待っててねっ」

司、あたふたと料理を仕上げて盛りつける
「お口に合いますように。

司の料理

秘書子
(切り口は一面、見事な薔薇色・・・
まるで肉自体が輝いているようだ・・・!)

ナイフを肉に当てると・・・

秘書子
「ナイフの重みだけで切れた・・!!」

秘書子、肉を口に入れると

秘書子

秘書子
「何だこの肉は・・・!
全く濁りのない肉汁が、香ばしくもさっぱりとした赤身肉からじゅわじゅわとあふれる!
これがあの慈しむような火入れの効果か!
そしてそれ以上に恐ろしいのはこの2種類のソース!」

創真、一口食べて
「どーなってんだ・・・
何だよこのとんでもねぇソースは・・・!?」


「右側は “ソースポワヴラード” ・・・
鹿などのガラをベースに作る、荒々しくもすうっと伸びるような透明感を持つソースだ。
ポワヴラードとはフランス語で胡椒という意味の “ポワヴル” から来てる言葉だね。
ピリリと胡椒の効いたこのソースが鹿肉のすっきり淡白な肉質に重層感をもたらしてくれる・・・
そしてそれに数種類の果実を加え、酸味と爽やかな甘味を演出したのが左側・・・
“ソースポワヴラード・ベリー”
果実の種類は・・・」

えりな
「ブルーベリーに赤スグリとブラックベリー・・・
そしてカシスリキュール・赤ワイン・ブルーベリーヴィネガー・ラズベリージャム・・・といった所ですか?」

拍手する司
「すごいな・・・全部言い当てた!でも薙切なら当然かもな」

えりな
(話はそれほど単純ではないわ・・・!

えりな

創真
「やべーわ・・・
とんでもねぇ・・・ッ!」

も実食が終わり、いよいよ判定。


「・・・それでは判定だ。
勝者側の皿を前に出してくれ。」

秘書子
「くっ・・・!」
(簡単に選べるわけもない・・・!
本来この2つの品は比べられるものではないのだから!
同じ鹿という題材で調理したにも関わらず 両者の創り出した品はあまりにも別種すぎる!
だが・・・)

えりな
「緋沙子・・・
あなたはもう決まったかしら?」

秘書子
「・・・はい」
(どちらかを選択しろと言われれば、より鹿の力を引き出していたのは明らかに・・・)

えりな

–165話ここまで

次回、食戟のソーマ 166話へつづく

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