クダンノゴトシ 31話 辻元光其の八

公開日:  最終更新日:2016/05/16

千鶴の父の手帳(日記)に挟んであった光の出征の写真。
そしてその日記の内容は・・・

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7月2日。
”やけに霧の濃い夜だった。”

タクシーを止め、自販機で飲み物を買い、一息つく千鶴の父。
後部座席に1枚の写真が落ちているのに気づく。
それは例の、光が出征する時の写真。

濃い霧の中、フォグランプをつけて走る。
「大事な写真なら、営業所に連絡来るだろうが・・・
にしてもあんな古い写真・・・・」

千鶴父は道路に動物らしきものがいるのを見て車を停める。

降りて見てみると、それはクダン。

クダン

日記
”疲れが溜まっていた。
あれは恐らく幻覚だったに違いない。”

現在。

伸司
「クダン・・
クダンに予言されている・・・」

ミーちゃん
(クダンて何・・?
て言うかこの人達、大怪我してるはずなのに・・・)

7月6日。
”子供を撥ねてしまった。

日記

現在。

日記はそこまで


「ここで終わり・・?」

千鶴母
「様子がおかしいから問いただして・・
事故の話を知ったのが7月9日の朝・・
すぐに2人で警察へ出頭した。
少年の名は”辻元光”
すでに亡くなっていた。
その日が葬儀だと聞いた。
懇願し、特別の計らいで謝罪しに行ったわ・・・
地獄だった。
当然お線香など供えさせてもらえるわけもなく、警察と一緒でなければどうなっていたことか・・
刑事さんに少年の写真を見させてもらった。
それを見たお父さんは・・
異常なほど恐れおののき、その場から逃走した・・・
そして家で首をつった。」


(亡くなったのは事故当日じゃなかった。
クダンに遭遇した7日後・・・
予言された日。)

千鶴母
「四十九日・・・
なぜかその手帳が出て来た。
挟まれていた古い写真を見てお父さんが恐れた意味が分かったわ・・・
だって亡くなった少年にそっくりで、名前は辻元光。
これはただの事故なんかじゃない。
私は辻元光について調べた・・・

千鶴母

家もない・・
近所の人も、学校の人も知らないという。
さらに事故も葬儀もなく、お父さんはただ自ら命を絶ったという事になっていた。」


「ど・・・同姓同名や似た顔があったっておかしくない。
いろんな偶然が重なって・・・」

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千鶴母
「私だってそう思うようにしていたわ。
千鶴にもこのことは話さず、考えないようにして生きて来た。
なのに・・・
昨日あなたが現れた。
薬で眠らせて、その間に改めて調べてみた。
やはり・・あなたの実家はなかったわ。
そして・・・大学にも在籍していない。」


「さすがにそれは・・・
だって私たち一緒に4年間・・・」

伸司
「いや・・・
集団幻覚。
初めにクダンに遭遇しちまった時の考え方だ。
あながち間違っちゃいなかったんだ。
光は何度も生しを繰り返す実体のない存在。
現れる度にその時関係する人間たちに集団幻覚を見させている。」


「う・・嘘だ・・
オレは・・ちゃんとここにいる・・・」

伸司
「光。
やっぱりお前が呪われた一人だ。」

「嘘だっ・・・」

光は叫んで走り出す。

車に乗り込み、実家の方向へ走る。

光

光

○感想

クダンが・・いや、いろんなことが千鶴父を陥れるような形で動いたのには訳があるはずです。

そして千鶴父なき後も千鶴と同じサークルのメンバーの命を奪っていくのにも。

光はその為に作られた存在?

あと、クダンは自ら命を絶つのは認めない筈なのに・・・

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