ドメスティックな彼女 95話 嘘

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突然目の前に夏生が現れた陽菜は
「なん・・・で・・・」
と言ってドアを閉めようとする。

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夏生
「ちょっ・・待っ・・・」

夏生が扉に手をかけるが、陽菜はそのまま閉めてしまい、夏生は手を挟む。
「痛っ・・・」

陽菜
「うそっ!
やだやだ、大丈夫!?
ごめんごめんごめん!!」

夏生の手

夏生と陽菜

夏生
「・・・・
この島に来たのはたまたまなんだ。
今度桐谷先生の小説が映画化することになって、今、島の南側の砂漠で撮影してんだけど、文芸部の親睦会も兼ねて見学に来ることになってさ。
そこにいた時、車に乗った陽菜を見かけたんだ。
それで高校生の子に戸の宿舎の事聞いて・・・

しかし陽菜はスッと立ち上がると
「じゃあ、はやく戻らないとみんな心配するよ。
もう暗くなってきたし、タクシー呼んであげる。
多分すぐくると思うから、運転手さんが解りやすいように出ていった方がいいと思う。」

夏生
「陽菜・・・!

夏生と陽菜

いなくなってから、本当に・・・
本当に会いたかった・・・!
・・会って話せたら、顔を見れたら。
一日でもって・・・

夏生と陽菜

キスをした後、見つめ合う二人。

陽菜
「私も、ホントはずっと会いたかった・・・

陽菜

陽菜
「離れて冷静になって考えた時痛感したんだよね。
馬鹿なことしたなって。
思えば夏生くんのこと、気になりだした頃って柊さんと上手くいってない時だったし、優しい言葉をかけられて血迷っちゃったのかなって。」

夏生
「そんな・・・っ
だって・・・・だって陽菜結婚しようって言った時喜んでくれたじゃんか!」

陽菜
「その時はその時だよ。」

夏生
「小説の夢だって応援してくれた!
俺は・・・
早く陽菜を迎えに行けるような作家になりたいと思って必死で作品書いてた。
大きい賞ももらえたし、今月の「文藝夏冬」にも読み切りの小説を載せられるくらいになったんだ!
それも陽菜にはもう無意味なことなの・・・・?」

陽菜

そうなるとますます私たち別れてよかったよね。
私たちの噂がもし広まったら今時週刊誌がほっとかないよ。
”文藝賞受賞の高校生!教師と禁断愛”
そうなったら私も異動どころじゃない。
わかるでしょ?」

夏生「じゃあ、陽菜はもう・・・」

陽菜

落ち込んで帰る夏生。

一方陽菜は夏生の作品が載った文藝夏冬を抱えて泣き崩れる。

陽菜

宿舎にて。

またももがバルスをからかっている。

もも
「じゃーあ~、バルスは~、好きな娘とかいないの~?」

バルス
「修学旅行の夜トークごっこ始めんのやめてもらえますか。」

バルスともも


「バルスてめー、いい加減モモ先輩から離れろ!!」

バルス
「俺から近づいたんじゃねーわ!!
目ェ腐ってんのか!!」

バルス、ももに向かって
「大体そーゆーの聞き出すとしたらまず自分からでしょ。
先輩たちが話したら考えますけど。」

ももとアル

仲居さん
「ご夕食の用意できましたので、食堂の方にお越しください。」


「やったー、ご・は・ん」

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もも
「そういえば夏生君とルイルイは?」

アル
「なっちゃんは街の方行ってくるとか言ってたけど・・・」

ももが電話してみると・・・

夏生は出ない。

続けてルイに電話。

すると、出た!けど・・・
「今・・市街の方にいるんだけど、帰り道わかんなくなっちゃって・・・」

もも
「大変!
わかった。
じゃあスマホのGPSオンにして待ってて!
アルルお願い!」

アル
「Got it」

もも、ウィンクして
「アルル!
チャンスなんだから、手くらい繋いで来ちゃいなよ?」

アル
「モモちゃん・・・」

アルが行くとルイは歩道沿いののベンチに腰掛けていた。

アル
「ルイちゃん!
よかった、すぐ見つかって・・・」

振り向いたルイ

ルイ

アル
「どうしたの?
泣いてたの?
不安だった?」

「なんでもない・・・」

二人で歩く帰り道。

アルは思い切ってルイと手を繋ごうとするが、躊躇してしまう。

車が通りかかり、狭い道なので、アルがルイを引き寄せる。

「危な・・・
ここ歩道狭いからルイちゃん内側ある・・・」

ルイの方を見ると、

ルイ

アルはルイの手を握り・・・

ルイとアル

しばらくすると、夏生も宿舎に戻ってきた。

全員そろったところで、夕食をとる。

夜も更けたころ、アルがロビーの自販機の横で一人物思いにふけっていると、ルイがやってくる。
「ルイちゃん。
ね、眠れないの?」

「・・・そういうわけじゃないけど、喉渇いて。」

「その・・大丈夫?」

「うん・・・ごめん、さっきはみっともないとこ見せて。」

「そんなっ・・・
みっともないなんて全然・・・っ」

「大丈夫だから心配しなくていいよ。
おやすみ。」

歩いて戻っていくルイの後ろ姿を見ているアル。

突如駆け寄っていき・・

ルイとアル

–95話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 96話

○感想

陽菜の反応は大人としては当然のものでしょう。

けど、心の方が全く整理できていなくて・・・

これで終わる訳にはいかないので、二人はまた会わなくてはなりませんが、どういった成り行きになるのでしょうか。

諦めきれない夏生がもう一回会いに行くかな。

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