DAYS 152話 ラン

公開日:  最終更新日:2016/06/04

聖蹟リードでハーフタイム突入!
互いに後半に向けて秘策アリ!!

スポンサードリンク

観客
「前半2対1か。聖蹟は前半、最高の終わり方だったな」
「押されている時間帯も多かったしな」
「大柴の1点目も、君下の2点目もすごかったぜ」
「ああ、あれはハンパなかった。
「逆に一星は痛い失点だな。
相庭の1点目はヤバかったけど」
「臼井が後半もマンマークしてくるとなるとどうなるか・・・」

トイレの個室の相庭。

相庭
「ほっ、助かった。あっぶねー、マジ漏れるかと思った。」

そのとき携帯にメールの着信。

days152

相庭、微笑んで
「何だよ『無視』って、『無理』せずだろ」

外で大勢が入ってくる気配。

「やべー漏れる漏れる」
「だから試合前に言っただろ、水飲み過ぎだって」
「南部の話が長えんすよ」

相庭
「!!」

days152

新納
「でも楽しいスよねこの試合。
これまでこんなに胸踊る奴らいなかったじゃないスか。」

神村
「確かに」

知念
「はっは、たまには良いこと言うじゃねえか。」

個室で聞いている相庭
(これが負けているチームか。)

新納
「っていうか、聖蹟の10番と11番、相庭さんの事知ってるみたいスよー。」

知念
「知ってんに決まってんだろ、あいつは全国的に有名なんだから」

新納
「いやー、そんな感じじゃなくて知り合いみたいな感じなんスけど、まああの人謎多いからなー。
じゃーお先ー。」

知念
「あ、手洗えよ、てめえ。
ったく、過去の話なんてどうだっていいんだ。
ただ、覚えてるか?
俺らが1年の冬、来年ウチに来るって未蘭が練習に参加しに来た時のこと。
当時の3年ぶち抜いて一人でゴール決めやがった。
その時のセリフが『大したことない』だぜ。」

神村
「笑ったな、あれは。」

知念
「笑えねえよ、俺はお前らと違ってベンチ入りもしてなかったから冗談じゃねえ。
こんな生意気な奴って思ったよ」

相庭
(あったっけ、そんなこと・・・・・・)
知念
「でもあいつは将来、火ノ丸を背負う。
俺は本気でそう思っている。」

days152

days152

知念
「過去何度もマンマークでつかれたけど最後まで封じこまれたことはなかった。
今度だってそうさ。」

神村
「どうかな、あの臼井ってのも只者じゃない」

知念
「どっちの味方だよ」

神村
「もちろん相庭さ。
ここまで来れたのは間違いなく相庭のおかげで、一星全員あいつに恩がある。
次の梁山戦のためにもなるべく相庭を消耗させるわけにはいかない。
この試合は俺たちで決める。
言いたいことはそういうことだろ?」

知念
「わかってんじゃねえか」

知念は手を壁にこすりつけながらトイレから出て行く。

神村
「なすりつけるな」

神村、奥に
「プロって考えたことあるか?」


「ある」

神村
「へえー」


「正確には”相庭に出会う”までは・・・だ。
あいつは俺たちとは違う、もっともっと上に行く奴だ。
だからこそこの大会で勝ち上がって、欲をいえば優勝旗を掲げさせたい。
相庭未蘭をたくさんの人に見て欲しいんだ。
そのために俺たち3年は踏み台になっても構わない。」

神村・奥「・・・・」


「忘れてくれ、キャプテン失格だな。」

神村
「いや、同じことを考えていた。」

と2人はトイレを出て行く。

相庭はようやく個室から出る。
「ちっ、ションベン長えーよ。」

そして相庭もトイレから出たのを見計らって風間が個室から出る。

風間
「・・・あちらさんも相当気合が入っているようだな。」

生方
「何トイレから出てカッコつけてんのよ。」

風間
「うお!?イノッチは?」

生方
「ここの医務室」

風間
「医務室?病院行かねえの?」

生方
「試合が終わるまではこの会場から1歩も出ないって。」

風間
「はは、あの人らしい。」

生方
「勝ったら直行で病院に検査させに行くつもり」

風間
「あったり前、楽勝、楽勝」

控え室のドアを開けようとして風間が立ち止まる。

生方
「何?」

風間
「・・・と言いたいとこだけど・・・」

ドアを開けると・・

days152

風間
(・・・・・・勝ってるって雰囲気じゃねえんだよな。)
「ニトー、どうよ調子は?
ちゃんと動けてんじゃん、緊張してねえな」

新戸部
「そんな暇なんてねえよ!!
いっぱいいっぱいだよ、マジで!!」

風間
「レッドカードもらうなよ」

新戸部
「もらわねえよ!!」

スポンサードリンク

風間
「ナッキー、リラックス。
1点ぐらい取られても2、3点取ってやるからいつも通り行こうぜ」

今帰仁
「う、うん」

風間
「あれ?今、2対1か?結局イノッチのいる間は敗けてねえんだよな」

今帰仁
「うん」

days152

君下
「そんなことより準備しておけ。
早めに出番あんぞ。」

来栖「え?」

days152

中澤監督
「ああ、立たなくていい。
呼吸を整えて聞け。
試合前、走り負けるなと俺は言ったが、全員よく走った。
とりわけ2点目に関しては気持ちの入った美しいカウンターだった。
特に柄本の中盤の底での守からの功への素早い切り替え、あれで一星のディフェンスを置き去りにできた結果・・・
ウチはチャンスをものにできた。」

つくしの息は荒い。

生方
(確かに、君下先輩のゴールもすごかったけど起点はあいつだ)

中澤監督
「そしてあのプレー以外でも前半を通してよく走っていた
走ることは誰にでもできそうだが、俺はそうは思わない。
忍耐と献身性。
そして何より強い意志が必要だ。
柄本の走りはチームを鼓舞してくれた。
想像以上に頑張ったと言っていい。
だがもう限界だろう。」

days152

つくし
「うぷ。走れます!!」

風間
「ぷは、やらせましょうよ」

水樹
「ダメなら交代すればいい」

灰原
「そうだ、いいじゃないスか」

早瀬
「波に乗ってるしな」

大柴
「俺の方が走る」

days152

中澤監督
「・・・・・・わかった、柄本はそのまま下がって中盤に入れ」

来栖
(・・・・この状況でまだ走れるって普通言えるか?)
「柄本!!」

つくし
「来栖くん?」

来栖
「行ってこい!!」

days152

–152話ここまで

次回 DAYS 153話へつづく

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑