山田くんと7人の魔女 209話 そういう目で見てますよね!?

公開日: 

消えた記憶の鍵を握る火野さん
彼女のケータイには覚えのない写真がたくさん保存されている。

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このことについて山田たちに
「何か知ってるんですよね?」
と詰め寄った火野さん。

火野
「全員の記憶がない・・?
それってつまり・・・
1年生の終わりころの事はみんな覚えてないってことですか・・?」

山田
「ああ・・・そういうことだ。
俺たちも最近そのことに気付いてさ。」

火野「・・・」

山田
「それで、なぜそんなことになったのか追及してたところなんだよ。」

宮村
「そんな中、知らねえメアドが見つかって・・
出てきたのが火野さんだったってワケ!」

火野
「・・・そう、だったんですね・・・
わたしもずっとおかしいと思ってて・・・
だって撮った覚えのない写真がたくさんスマホにあるじゃないですか・・・
誰かに貰った記憶もないし・・・
そしたら山田君からメールが来て、そういえば写真に写ってたなって。」

宮村
「それで思い切って返信して見って訳か・・・
あのぶっきらぼうなメールを・・・」

火野
「メール苦手だしイタズラかもって思って!!」

宮村
「それでさ・・・
もう一度持ってる写真見せてくれるかな?」

火野「あ・・はい」

写真

山田
「ふ~ん、オマエがねえ・・・」

「な・・何か?」

「聞いてるよ。
すげえ人見知りなんだろ?
学校じゃいつも一人なんだって?」

「え・・・あ・・・はい・・・」

火野

山田
(だからあんなに避けられてたのか・・・)

宮村
「だったら何で共学のウチに来たの?」

火野、泣
「女子高に落ちたんですうぅぅ」

宮村
「・・・・あ」

山田
「だとしたらどうして昔は平気でみんなと写真撮ってたんだよ・・・!?」

火野、立ち上がり
「ですからそれを知りたくてこうして勇気を出してですね!!」

山田
「あ・・・そ、そうか!」

宮村
「フム。
山田に送ったような球技大会当日の写真は?
こんなに沢山日常を撮った写真があるなら球技大会の当日に撮った写真もまだあるんだよね?」

火野「・・・」

宮村
「そこに何か手がかりがありそうなんだ。」

火野
「えっと・・・
それは・・・・
その・・・
あの・・・・
私の家に来ませんか・・!!」

火野、真っ赤になている。

山田
「え?」

火野
「で・・・ですから
そういうことじゃなくて!!」

山田
「どういうことだよ?」

火野
「違うんです!!」

火野

火野
「見ていただきたいものがあるんです・・・!!
今日の放課後・・・
待ってます!」

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火野の部屋。

火野
「・・・いいですか?

火野

火野
「たまたま今日は家族がいないからって・・
だから男子は汚らわしい~~ッ」

山田
「汚らわしいのはオマエだろ。」

宮村

山田
「それで、見て欲しいものって?」

火野
「あッアレです!」

それはボードにたくさん貼ってある写真。

火野
「これはスマホにはないものなんです。
わざわざ現像して加工して、壁に貼るなんて、当時よほど気に入っていたんだろうなって・・・
それにホラ!
真ん中に球技大会の時のものが・・・」

山田と宮村「え・・・」

写真

宮村
「白石さんに・・
小田切と山田・・・?
な・・何で・・・
一緒に写ってるんだよ・・・
す・・・すげーぞ山田!
これってつまりお前らが出会う前から知り合いだったってことだよな!?
そういう事になるよな!!?」

山田

山田
「いや・・・
落ち着けよ。
これだけじゃ何とも・・・
たまたまそばにいたから写っただけかもしれないし・・・」

宮村
「小田切なんて馴れ馴れしく腕乗せてるのに!?」

山田
「あいつは出会った時から馴れ馴れしかったろ。」

火野
「見せたかったのはその写真なんです。
みんな楽しそうですよね。
私もお気に入りの1枚なんです。
球技大会で山田さんが写っているのはこれだけでした。」

山田「そっか」

火野
「私にはずっと友達がいなかったはずなのに、この写真は何だろうって思っていました。
全部・・・本当にあったことなんですよね。」

火野

いつかまた、こんな日が来ればいいのに・・・・
みんなの記憶・・・
もう戻らないんですかね・・・?」

帰りの電車で。

宮村
「何だかなぁ・・・
俺たちはカンチガイしてたのかもしれねえな。
だって記憶がまるっと消えてたら、何かよからぬことが起きたせいだって思うだろ。
でも実際はそんなんじゃなかったのかもしれねえな・・・
仕方ねえ。
ここは一度玉木の指示があるまで大人しくしとくか!
何か見つけて来るのに期待してやる・・・!」

山田
「だな。
結局・・・
俺のつきあってた奴は誰かわからなかったけど。」

宮村
「はぁ!?
何言ってんだよ。
どう見ても小田切だろ。」

「なんでそうなるんだよ!?」

「だって腕くんでしたし。」

「組んではいねえだろ!!」

白石

山田
「・・・・
あれ、怒ってる?」

白石
「・・・別に。」

山田
「いや、怒ってんじゃねーかよ!!
お詫びに何でもいう事聞くからさ!」

白石

白石
「どうかしたの?」

「いや・・・別に!?」

「あのね・・・文房具屋さんに行きたいんだけど。」

「げ・・・また!?」

–209話ここまで

次回 山田くんと7人の魔女 210話へつづく

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