銀魂 592話 グチ

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曼珠沙華が咲く野原に1人立つ江華の後ろ姿に星海坊主が話しかける。

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銀魂592

星海坊主
「江・・・華
・・・そうか
どうやら俺は下手うっちまったらしいな
だが これでようやくお前の所へ・・・」

銀魂592

もう俺にはお前を引き止めるための腕も あっちにしがみつくための腕もねェ
悪ガキどもをゲンコツする事も抱きしめる事もできねェ親父に
一体何ができる」

「なぁ江華
教えてくれ」

背を向けたまま、どこかへ消えていく江華。

星海坊主はベッドの上で目を覚ます。

銀魂592

陸奥
「帰って来ると思っていたぞ
そなたは いつもそうであったな
今度ばかりはもう生きて戻るまい
そんな死地からフラりと帰り 胸のすくような冒険譚をきかせてくれた」

銀魂592

星海坊主はまた目をとじる

星海坊主
「胸のやけるようなグチでもいい?」

星海坊主がいるのは快援隊の航の中。

親子喧嘩が終わり・・・

銀魂592

今スグのびてェのは誰かって話だよ
こっちはお前らほど頑丈にできちゃいねェんだぜ」

隣には、銀時に肩を貸してる新八が。

銀時
「へッ 違ェねェ
美女の膝枕があるなら今スグ飛び込みてェ気分だが
生憎 そいつは先になりそうだな」

周囲には春雨の集団が集まっていた。

銀時
「野郎の汚ェ股ぐらしか見えやしねェ
ここじゃ夢見が悪そうだ」

阿伏兎
「今でも充分悪夢を見てる気分だよ だったら目がさめるような活躍を期待したいねェ」

春雨のもとへ飛び出そうとする銀時と阿伏兎。

そこに
「待ちな!!」と二人を止める声が。

猩覚
「早とちりはよくねェな

銀魂592

阿伏兎
「三凶星 猩覚!!」

猩覚
「だったのはさっきまでの話だ」

さらに現れた馬董。

馬董
「侍どもに負け 主人に捨てられた今ではお前達と同じようなもの」

阿伏兎
「捨てられた?捨てたの間違いだろ 気にくわなきゃ掟も命令もお構いなし それが三凶星(てめーら)だ」

猩覚
「少なくとも 海賊の矜持ももちあわせねェあの男に 捨てる程の忠誠心も持っていなかったのは確かだ」

背景には虚の姿。

「支配者の玩具として戦うのが海賊か
海賊ってなァ もっと自由な生き物だろう
支配者(アイツ)と戦うお前達を見て思ったのさ」

「あっちの方が随分楽しそうだってな」

馬董
「海賊とは本来体制と戦う者だ あそこに我等の求める戦いはない
そこで問おう 第七師団
春雨の雷槍は まだ折れていないか」

背景には倒れている神威の姿。

そんな神威をのぞきこむ阿伏兎。

阿伏兎
「・・・・・・ さあな 俺にも解らんよ
ここに転がってんのが まだ第七師団団長なのか それとも・・・ただの兄貴なのかも
ただ 一つだけハッキリ言えんのは」

「似合わねェな
戦場だろうと妹の膝だろうと
お前が転がってんのは
やられたまんまで 負けたまんまで 転がってんのは」

銀魂592

神威
「もう・・・負けないさ
誰にも・・・」

伸ばした神威の手をとる阿伏兎。

神威
「俺は・・・息子としてより兄貴としてより
海賊として長く生きてきた
今さら 引き返すつもりは毛頭ない」

阿伏兎に支えられながら春雨の方へ歩いていく神威。
三凶星もそれに続いていく。

神威
「妹が追いつけない程 ずっと先へ
親父を見下ろす程 ずっと高みへ
母(あのひと)に届くくらい はるか遠くへ

銀魂592

そして春雨達と行ってしまった神威

という話を陸奥から聞いた星海坊主

星海坊主
「そうか
悪ガキは悪ガキのまま 結局海賊に還ったか」

陸奥
「どうやらそなたの息子は まだ最強を求め戦い続けるつもりらしい」

星海坊主
「打倒した最強がこのザマでもか
一体奴は何と戦おうとしてる」

陸奥
「そなたらとの戦いの中で見つけた何か
己の弱さをしったがゆえに見えた最強(つよさ)もあるのかもしれん」

星海坊主
「・・・俺は自らが生み出したあの獣を止めるためにここへ来た
止められねェなら殺す事も厭わん それが親父の責任だと思ってた」

「だが 殺れなかった
恐らく 神威(アイツ)も」

背景には神楽が神威を抱きとめた時の様子

「どこまでいっても俺達は家族だったよ」

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神威が家を出る前の仲の良かった頃の星海坊主 神威 神楽の姿

「俺達が決めなきゃいけなかった覚悟は 家族の縁を断ち切る覚悟じゃねェ
どんなになってもちぎれないその縁(いと)に 身を絡まれ時に苦しむ事になろうとも」

神威が初めて星海坊主に襲ってきた時の事を思い出す

「そいつをたぐり寄せ続けようとする 家族(そ)の隣にあらんとする そんな覚悟だったのかもしれん
そいつを教えてくれたのは 俺達によってその糸によって首を締め続けられながらも
糸を離さないでいてくれた 娘(アイツ)だったよ」

星海坊主の寝かされてる部屋の外では、神楽が二人の話を聞いていた

「そんな娘(アイツ)とつながり続けてくれた 奇妙な糸だったよ」

甲板で外を眺める銀時と新八と定春

「神威(アイツ)を・・・家族(オレたち)を護ってくれたのは

銀魂592

定春に頭をかじられている神楽は俯く

神楽
「・・・・・・ ごめん
勝手なマネして 私・・・みんなを巻き込みたくなくて でも・・・」

銀時
「どんな所で生まれたらお前のようなガサツなガキが育つんだろうと思っていたが 疑問が晴れたよ」

洛陽を眺める銀時
「うす汚ェ街だな だが・・・俺達の街にそっくりだ
お前の育った故郷と家族が見れたんだ 悪かねェ休暇だったさ
だから 退職届(そいつ)をしまえ」

神楽の手には封筒が

新八
「星海坊主さんをおいては帰れない・・・でしょ?だとしても退職届は受け取れないよ
休暇届けで・・・いい
だからまた必ず帰ってきてよ 君のもう一つの故郷へ」

銀魂592

すかさず神楽を海へ突き落とす一同。

神楽
「怪我人に何するアルか外道ども!!」

銀時
「万事屋(うち)にとって有休届は死亡届と同義だ しっかり承ったよ」

神楽
「安月給のせいで休暇中に財布が空っぽネ ちょっと位肩代わりしてくれてもいいだろが」

銀時
「一体何に使ったんだ」

神楽
「ホテル宿泊費 美術品の購入 書道のためのチャイナ服 全て必要経費ネ」

銀時
「どこの都知事!?」

神楽
「これから星海坊主(ハゲ)の治療費もかさむし第三者のぬるい目で見ろや!!」

銀時
「ハゲの治療って何だ そんなもんお前の大好きな書道の墨汁でもぶっかけとけ都知事」

新八
「いや都知事の話じゃねェよ」

神楽
「ハゲを治すんじゃなくてハゲの怪我!!」

銀時
「だからハゲの毛が何だ その残り毛で筆でも作っとけ都知事」

新八
「都知事もういい!!
ニュースだけでウンザリ!!」

銀時
「そもそも腕の一本や二本失くたって あの星海坊主(ばけもん)は大丈夫だろ
アロエでも塗っときゃそのうち生えてくんだろ」

神楽
「毛じゃねーんだよ!!」

銀時
「毛はもう無理だろ」

新八
「何で腕より毛の方が絶望的!?」

とそこで、銀時たちが爆破されてしまう。

現れたのは車いすの星海坊主
「ホントだ~」

銀魂592

陸奥
「うむ そなたには やっぱり戦闘用の義手がいいと思ってな」

星海坊主
「もう少し威力がほしいな 改良してくれ ああ代金はアイツらにツケといて」

陸奥
「まいどー」

容赦なく銀時らを撃つ星海坊主
叫びながら逃げ回る銀時と新八

銀時
「ふざけんな!! アイツピンピンしてんじゃねーか!」

新八
「誰かァ・・・ 僕らの治療費払ってくらださい」

船からおりてる桂と坂本 銀時達を見上げている

坂本
「ガッハハハハ 解った!! 船の修理費もお前らにツケとくぜよ!!
さて・・・商談も終わったし こっちの話もさっさと終わらせようか
挨拶もなしに勝手に消えた 礼儀しらずの鬼兵隊の諸君よ」

目の前に現れたのは武市と鬼兵隊の兵数人

武市
「・・・・・・ 晋助殿から言伝が

銀魂592

–592話ここまで

次回 銀魂 593話へつづく

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