コウノドリ 156話 なんで?どうして?

公開日: 

シリーズ ”出生届”6話

朝。

シンジと父親が一緒に歩いている。

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シンジ
「・・・ねぇパパ。
なんで赤ちゃんしんじゃったの?」

「なんでかな。」

「二人が合体したんじゃない?」

「しないよ・・・」

「じゃあ、しんじゃった赤ちゃんはどうなるの?」

「・・・どうなるのかな。」

「でも二人とも死ななくてよかったね。」

「シンジ・・・ママには絶対そんな事言うなよ。」

学校にて。

シンジのクラスは体育で、もう全員校庭に集まっているが、シンジ一人が教室で自分が描いた家族の絵を見ている。

先生
「おいシンジ、何してんだ・・・!
もうみんな校庭に行ってるぞ!」

シンジ
「・・・・
先生・・・
この絵、描きなおしていい?

コウノドリ156

シンジの母親(横山さん)。

縁側で母親と電話している。

母親
「あなたがつらいのもわかるけど・・
お腹の中でもう一人頑張ってるんだから・・・
しっかりするのよ。」

横山
「大丈夫だよ、お母さん。
うん・・・・
わかってるって。
今ちょっと忙しいから切るね。」

ここでまた胎動を感じる横山さん。
「大丈夫・・・
ママ頑張るから。
・・・・

コウノドリ156

横山さんの夫。

会社の休憩室で同僚と話している。

同僚
「・・・・まぁ、それはしんどいよな。」


「嫁さんもそのことは何も言ってこないからさ・・・
オレも気を遣ってお腹の子供のことは避けてるっていうかさ・・・
でも本当にそれでいいのかな?」

同僚
「まあ・・・
男には何もできないしな。
無事に赤ちゃんが産まれたら状況も変わるさ。」

「・・・・」

先生
「・・・そっか。」

シンジ
「うん・・・
だからこの絵はもう間違ってるんだ。」

先生
「・・・・
先生はこのままでいいと思うな。」

「なんで?」

「もしもシンジがお腹の中にいる双子の男の子だったとして、お兄ちゃんがこの絵からシンジを消したいって言ったらどう思う?」

コウノドリ156

サクラの診察室で横山さんが健診中。

サクラ
「30週・・・
切迫早産の兆候もないですし、順調です。
女の子は1300gありそうで元気ですね・・・
男の子の方は、後ろに回ってしまったのもありますが・・・
もうエコーではよく見えません。」

横山
「・・・
先生・・・・

コウノドリ156

せめて母親の私が悲しんであげなきゃ男の子はかわいそうですよね。
でもそれじゃあ・・・
元気に頑張ってるこの子には良くないのもわかってるんです。」

サクラ
「・・・・
僕は横山さんのお腹の中に
赤ちゃんが二人いると思ってますよ。
だからこのお産が終わるまでは、横山さんを双子のお母さんだと思って診させてもらいます。
二人の赤ちゃんの事を考えながら無事にお産を迎えましょう。」

横山さん、お腹に手をやり、
「・・・・
男の子にも、会えたらいいな・・・」

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夜、横山家。

リビングでシンジが絵を見せている。

パパ
「おぉ~、上手に描けたじゃんかシンジ・・・」

シンジ
「うん、先生にもほめられた。

コウノドリ156

二人の赤ちゃんの名前は何?」

パパ「・・」

シンジ
「わかんないから下に名前書けないんだよ。」

パパ、妻を気遣い
「おい、シンジ・・・」

ママ
「そうだね。」

パパ「ママ・・」

コウノドリ156

パパ
「よし!考えよう!!」

シンジ
「パパ声大きい!」

ペルソナ、昼の11時。

小松
「横山さん39週・・・
子宮口3cmか・・・
経産婦だし、夕方前には生まれるかもね。」

サクラ
「・・・・そうですね」

コウノドリ156

横山
「シンジがもうすぐ学校から帰ってくるから・・・
一度家に帰ってあげて・・・」


「え・・・でも。」

横山
「私なら大丈夫だから・・・
早く行って。
ぐっ・・・」


「す・・・・すぐシンジ連れて戻るから!
頑張れよママ!」

「ぐ・・・・ぐぁ・・」

夫、走る!

家につくと伸司が塀の前で座っている。

シンジ
「パパ、カギが閉まってるんだけどママは?」

パパ
「すぐに病院に行くぞ。」

分娩室。

小松
「横山さん、次で生まれます・・・
はい、いきんで!」

コウノドリ156

サクラ
「横山さん、おめでとうございます。」

横山
「鴻鳥先生。」

サクラ
「今、胎盤と一緒に男の子が生まれました。
ちゃんと姿を残して生まれてきてくれましたよ。」

コウノドリ156

–156話ここまで

次回 コウノドリ 157話へつづく

○感想

先生の言葉、ジーンときました。

こういう感性の人、いいですね。

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