火ノ丸相撲 102話 大典太光世と國崎千比路

公開日: 

ダチ高、試合前のミーティング。

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桐仁
「金沢北高は強い。
だからこそ出し惜しみはしない。
強気のオーダーで早めにケリをつける。
おそらく先鋒で来るであろう相沢には引き技に強い部長を当てる。
強敵だが、勝てば流れは一気にダチ高だ。
二陣選は五條さん。
瀬良か小森あたりなら相性は悪くない。
ハマれば十分に勝機はある!
問題は中堅戦・・・」

火ノ丸相撲102

國崎
「待ちな!大典太とは俺がやる」

石神高校相撲部員
「てってめえ、沙田・・・
今なんつった・・?
チハルが天才・・・
だとぉ・・・?」

金盛
(・・・
こいつが人を認めるのは珍しいことじゃねえが・・・
それでも心の底から認めてるのは国宝の連中くらいのもんだ・・・
・・・その沙田が口にする。
それは軽くねえぞ・・・)

沙田
「会場にいる人達も気づいたんじゃないかな?
彼の持つ雰囲気・・・異質な存在感に・・・」

典馬
(前に二戦もそうだったが、十分に対策を立てていたはずなのに上回られた・・・
どうやらこいつも・・・
いや、関係ねぇ・・・
いま感じている印象が全てだ。

火ノ丸相撲102

オレのやることは変わらねえ。
負けるわけにはいかねぇ・・・
尽魂必勝・・・
全力で叩きつぶすのみ!!)

行司
「手をついて!」

名塚
(・・・あえての國崎君・・・
確かに彼ならもしかして・・・
そう思わせる何かがあるけど。
・・・
ここで流れを持っていかれたら一気にダチ高の3連敗も有り得るわよ!
君たち(ダチ高)が鬼丸不在に燃えているのと同じように、今の日景君は、先輩たちの無念と・・・
負けが許されないこの状況に・・・
燃えてるわよ・・・・!!)

國崎
(身長差は20㎝以上・・・これがいつも火ノ丸が見ている景色か・・・)

観客席がざわつき始める。

その訳は・・・

火ノ丸相撲102

石神高校・真田
「・・・?
離れれば高校ナンバーワンと言われる日景の突き押しの餌食じゃねえか。
長い助走で一気にかいくぐるつもりか?」

金盛
(・・・
見せてもらおうじゃねえか・・
國崎の才能が今・・・
国宝相手にどこまで通用するのか・・・)

國崎
「レディー・・・」

はっっきよい!!

ドゴ!

開始と同時に國崎の顔面を典馬の突きが襲う。

火ノ丸相撲102

踏み込めばその間合いは、土俵内は全てが射程圏内。
安全地帯はない・・・
そして腕が長いということはつく筋肉量も多いという事。
そのパワー、スピード・・・
全てが桁違い。

火ノ丸相撲102

駿海
「うおっ」
(名古屋の時よりキレてるぜ・・・)

真田
(・・・
やっぱり最初に離れたのは悪手だろ・・・
案の定いい的だ。
一度離れちまったらもう近づけない・・・
惨めに土俵際を逃げ回るのみ・・・)

名塚
(噂通りなら鬼丸はこの乱打を掻い潜ったということになるけど・・・
國崎君の機動力・・・
トリッキーさを持ってしてもこれは・・・
並みの相手ならともかく、国宝レベルでは通用しない・・・?
やはり・・・

火ノ丸相撲102

観客
「うわ・・・」
「もうこれ・・・
なぶりごろしじゃん・・」

金盛
「國崎を認めてないわけじゃない・・・
だがそれでもやっぱり・・・
国宝を相手にするにはまだ早すぎたんじゃねぇか?」

沙田の回想。

國崎が沙田に声をかけた所。

國崎
「わかってんだよ・・・
俺が力士として未熟だってことは。
俺が県予選団体決勝で倒したゲンゴロウ。
奴も強かったが力士ではなかった。
全国レベルの力士・・・
例えば真田や金盛が相手だったらどうなっていたか・・・
俺には力士としての積み上げがあまりに少ねぇんだ・・・
ならどうするか。
悪いがコツコツ積み上げてる時間は俺にはねぇ・・・だから・・・」

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更に典馬の突きが國崎の顔面を捕らえようとした瞬間

火ノ丸相撲102

金沢北「え?」

典馬は少しグラつく。

回想続き。

國崎
「国宝三日月宗近・・・
全国トップクラスの力士であるお前の相撲を吸収して飛び級で上に行くまでよ!」

観客
「何だ?
國崎の動きが急に。」

金盛
(・・・ 何が起きてる!?

火ノ丸相撲102

名塚
(ま・・・まるで沙田君のいなし・・・!!
まさか、最初に距離をとったのも日景君の突きの軌道を見極めるため・・・?

沙田
「かなり食らっちゃいましたけどね。
実際に体感する高校ナンバーワンの突き押しは想像以上・・・
見切るのに手こずるのも当然でしょう」

金盛
「ちょっと待て・・・
確かに奴は県予選で数度見ただけの沙田の出し投げをコピーして見せたが、これは・・・技を一つ抜き出して上辺だけ真似て見せるのとわけが違う!
”いなし”や”おっつけ”は沙田の技の本質!
沙田の相撲そのものを奴はコピーしてしちまったってのか・・・!?」

沙田
「あの人を相手にしているとだんだんと気味が悪くなってくる・・・
俺にやられている最中も、じぃーっと一時も俺から目を離さない・・・」

國崎
”レスリング主体の俺にとって突き押しは天敵!
俺の知る限り突き押しへの対応が一番上手いのはお前の相撲だ・・・”

沙田
「総合格闘技の頂点を目指しているだけあって・・・
誰より色んな格闘技を目にしてきたんでしょう・・
その過程で磨かれた技を習得する勘・・・
動きのツボを見抜く”目”・・・

火ノ丸相撲102

沙田
「・・・不愉快ですよね。
俺は県予選で消えたはずなのにまるでそこに・・・

火ノ丸相撲102

典馬も國崎の動きが三日月宗近に見えていた。
(三日月宗近・・・!?)

國崎
(これが高校一の突き押しか・・・
なら俺にはもう・・・恐いもんはねぇぜ!!!!)

火ノ丸相撲102

–102話ここまで

次回 火ノ丸相撲 103話へつづく

○感想

國崎の反撃!

その反撃に典馬は当然対応してくるでしょう。

最終的に勝つのは・・?

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