銀魂 594話 解放

公開日: 

虚が柱に縛り付けられている。
天導衆が取り囲んでいる。

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「私は無数のしと無数の生を越えるために 無数の人格(わたし)を作った
無数の『虚』を作った

銀魂594

「だからころしたのです 人になろうとさつ戮に身を浸し続けた虚(わたし)も
人になろうとさつ戮を止め変わろうと抗い続けた吉田松陽(わたし)も
全ての虚(わたし)をころして全てを終わらせるために」

銀魂594

天導衆
「つまり虚 そなたの望みは不しである自らの終焉であると
だとしたら残念な事だ その力を解明し活用できれば我等は・・・宇宙はさらなる進化も望めよう」


「私のころし方を見つけてくれるのであれば この身体コマ切れにしてその血の一滴にいたるまで調べ尽くしてくれて構いませんよ
ただ心に留めておいてほしい 私は自分の終わらせ方もしらない男ですが この枷から腕をひきちぎり
くだらない実験(あそび)を今すぐ終わらせる方法ならしっている」

虚は怪しく微笑む
「自分以外の者を終わらせる方法なら恐らく地球上の誰よりもしっている
そしてこの不しの力を望む者があるならば それを与える方法もしっている」

背景には朧

「こんなマネをしなくても私の力に興味がおありなら 私はいくらでも強力しますよ・・・ただ代わりに
私にも力を与えてほしい
私を滅ぼせるだけの力を」

銀魂594

天導衆は虚の不し(ちから)を欲していたが それ以上に虚(あのひと)に恐れを抱いていたのだ
懐柔という名の監視 ゆえに天導衆は虚(あのひと)にその地位を与えはしたが 権利までは与えなかった
全宇宙で天導衆だけが持つ特権 つまり龍脈(アルタナ)を自在に操る力」

武市による説明

武市
「虚が欲していたのはそれです アルタナ保全協会 つまり天導衆とは
星の力『龍脈(アルタナ)』を管理する組織でありながら それを独占する事で強大な力を得ました
各星にある『龍穴(あな)』と呼ばれるアルタナの噴出口を制御する門は 彼等をもってしか起動も停止もできません
それを可能にしているのが 『鍵』と呼ばれる掌の刻印 協会最高幹部天導衆にのみ与えられる証にして門を開閉できるコード」

銀魂594

「くわしい製法は伝わっていませんが 鍵の入手には天導衆の総意が必要とされています
一度鍵を刻印すれば これを取り除く事は不可能
鍵は刻印されると同時に心臓に回路をつなぎ これを引きはがせば命を落とす事になります
また鍵をもつ者がし亡した場合も『鍵』は消滅します
つまり正式に天導衆の許しを得る以外に鍵を入手する事は不可能 虚には龍脈(アルタナ)を操る事はできない
・・・はずでした」

虚と天導衆のシーン。

天導衆
「しらせはきいたか
虚 お前の遠征中に由々しき事態が起こった

銀魂594

丹煌の住人達が逃げ回っている

「門とターミナルは一瞬にして消滅 管轄していた協会支部も壊滅した 被害の全容は掴めていないが協会設立以来の未曾有の被害と思われる」


「何故そのような事故が?」

天導衆
「事故ではない」

「暴走が起こる前にしらせがあった
正体不明の軍隊によって門が侵攻をうけていると これは明らかに天導衆(われわれ)への反逆だ」

虚「暴走は人為的なものだと?だとしたらそんなマネができる者は」

天導衆
「そう
龍脈(アルタナ)を自在に操る鍵をもつ 天導衆(われわれ)以外にありえない」

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「我々の中に裏切り者がいると だとしてもそんな者に従う軍隊など どこにいるというのです」

天導衆
「確かに いかなる国とて門を所有する以上 協会(われら)の管制下 門を質にとられているから協会(われら)にこんな真似をする者はいないだろう
だがその勢力がどこの国にも依らぬ軍隊だとしたら
たとえば虚 そなたが手に入れた海賊(へいたい)のように
此度のそなたの遠征 春雨を管制下にしき それをもって反乱分子を掃討する目的であったな
だがその成果は?逆賊の首をもち帰るどころか旗下に加えた春雨の半数を失った
だが その失った半数の春雨が 別の目的で使われていたとしたら
此度の戦そのものが天導衆(われら)を欺くための餌 その裏で春雨の半数を動かし丹晃の門を占拠
アルタナを暴走させ星を破壊する事がそなたの真の目的だとしたら

虚 貴様鍵をどうやって奪った」

虚は笑みを浮かべて
「・・・私は何も奪ってなどいませんよ。
ただ与えただけだ。
あなた達に求められるまま、不しの血を。
そしてあなた達は手放した。
不しを手に入れる代わりに多くのものを。
もう鍵はあなた達だけのものではない。
奪われればしぬ、しねば失われる。
門外不出であったはずの鍵は、奪われてもしなない、しななければ失われることはない、不滅の鍵となった。
私はあなた達の落とした鍵を拾っただけです。」

天導衆
「貴様 まさかっ・・・
誰だァ!! この男に鍵を渡すなど
鍵を一体何と心得ている!!」

虚「あなた達はあまりに多くの血を求め過ぎた 私の血は確かに『不しの血』に違いないが その血は『不しの身体』を流れて初めて安定する
たとえ血を得ようとあなた達の身体は不しではない 脆き器に煮えたぎるマグマを入れるようなもの さらにあなた達はそれを溢れんばかりに注いだ
肉体(うつわ)は溶けだすでしょう
腕だけじゃない やがて足も落ちる
頭も落ちる だが魂(こころ)がかき消えるような苦しみを味わっても」

天導衆の何人かは手が無いようすで焦った表情

「・・・・・・・・・私は何も奪ってなどいませんよ
ただ与えただけあ あなた達に求められるまま 不しの血を」

ベッドに横たわり全身チューブだらけの虚 血が抜き取られている

「そしてあなた達は手離した 不しを手に入れる代わりに多くのものを
もう鍵はあなた達だけのものではない 奪われればしぬ しねば失われる 門外不出であったはずの鍵は」

懐からひからびた“手”を取り出す その掌には鍵の印

「奪われてもしなないしななければ失われる事はない 不滅の鍵となった」

「私はあなた達の落とした鍵を拾っただけです
あなた達はしねない その身体が朽ち果てるまで終われない」

気味の悪い笑みをうかべる虚

天導衆「虚 貴様!! 鍵を差し出せば我等を救う算段があると申したであろう!!」

手を奪われた天導衆の男達が次々に叫び出す

「約束を違うつもりか!!
我々の身体はこのままどうなる!!」

ショックを隠せない天導衆の男(裏切ってない方)

「・・・・・・バカな これだけの裏切り者が・・・
では奪われた鍵は」


「ありますよ まだ たくさん
直 しらせが入るでしょう
あなた達が落とした鍵と同じ数だけ」

あちこちの惑星で反乱が

黒いマントの男達が鍵印のあるひからびた腕を龍穴にかざすと爆発がおこる

「星が 壊れたと
そして生き残った者達は思う 天導衆(われわれ)を許しはしないと」

背景には惑星で逃げ回る住人達の愕然のした様子
「他の星の者達は思う 天導衆(われわれ)に門を任せてはいられないと」

背景には爆発のおきていない惑星の住民が思案している様子
「彼等はやがて来る 天導衆(われわれ)のいるこの地球へと」

天導衆
「きっ・・・ 貴様・・・!」

焦った表情の天導衆
「全宇宙に・・・戦争でもしかけるつもりか!!」


「私はこの地球が生み落とした怪物です
この星に漂うアルタナを食らう限り しぬ事ができない
私の苦しみも あなた達の苦しみも この星でくり返され続けてきた 数々の苦しみも
この星がある限り 終わる事はない
ならば終わらせばいい この地球(ほし)を」

背景には地球

朧は高杉に言う


「天導衆の支配からアルタナを解放し 宇宙規模の暴走・戦争を引き起こす それは虚(あのひと)の狙いだ」

背景には 銀時達
「松陽の弟子たちよ 吉田松陽は虚(あのひと)と戦い破れた だが その抗いは

銀魂594

–594話ここまで

次回 銀魂 595話へつづく

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