ドメスティックな彼女 101話 それだけ?

公開日: 

夏生の発言にピクッと反応した樹里は
「やっぱ取材の件・・・なかったことにしてもらえる?」

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夏生
「どうしたんですか?急に・・・
俺、何か気に障るようなこと・・・」

ドメスティックな彼女101

夏生「!?」

樹里
「夏生くんきてるからかっこよく仕事してるとこ見せたかったんだけどさ・・・
なんかかなりみっともないとこ見られちゃったし。
夏生くんはプロ意識なんて褒めてくれたけど、お客さんをなだめられずにこんなことになるなんてプロ失格だよ。」

夏生
「でも、そういう部分も含めて・・・」

樹里
「あたしがヤなの!
”これも書かれるかな”って思うとプレッシャーにもなるし。
くるみん先生の時はお店に来たときに話をするだけだったからよかったけど、単独でこういう密着取材になると向いてないみたい。
どうしてもこの世界が取材したいのなら、他のキャストの娘紹介するからさ・・・ごめんね?」

翌日。

夏生は資料整理をしながら先生に経緯を説明。
「・・・て感じで急に取材拒否されてしまって・・・
昨日は店の手伝いをしてそのまま帰って来たんですけど。
どうしたらいいかわからなくて・・・
先生はどう思います?」

先生
「取材対象をどう説得するかなんて、取材してない俺に解るわけないだろ!
それとも急変した女心について聞いてるなら尚更お門違いだ。
ただ・・・俺なら対象を変えない!

ドメスティックな彼女101

夏生「財宝・・・」

先生
「人間味に溢れた良い取材材料だ。
隠しごとがある人間ほど、ドラマを持っている。
そこをどう掘り進めるか、どう削り出すかが、取材の腕の見せ所だ。
まあ、どうせ今日はその資料のファイリングが終わるまで帰れねえんだし、ゆっくり考えりゃいい。
手は止めるなよ。」

「はい・・・」」

夏生、家に戻りながら
(どう掘り進めるか・・・か・・
難しいな。
ああいう事割勝たされたら食い下がりづらいし・・・

家に帰ると・・・

ドメスティックな彼女101


「良かった間に合って!
都樹子さーん!
夏生帰って来たよー。
これ都樹子さんが買ってくれたんだ。
どうだ?これ似合う?」

夏生
「いや・・・
日本にこんなオヤジは10万人はいそうだなってくらい似合ってるけど。
どっかいくの?」

ドメスティックな彼女101

都樹子
「ルイが帰ってきたら行こうと思ってたの。
夏生くんも今日は遅くなると思っていたから良かったわ!
一緒に行くでしょ?」

夏生
「そうだなー。
ちょっと色々行き詰ってるし、息抜きに・・・」

ルイが帰って来た。
「ただいまぁ」


「おっ!
ルイちゃんおかえり。
ちょうどみんな揃ったね!」

都樹子
「さ、ルイも帰ってきたし行きましょうか。
夏生くんもたった今帰ってきたところなの。」」

ルイ「あんたも行くの?お祭り。」

夏生「あ、うん、息抜きに行こうかなーと・・・」

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夏生「え、ダメ?」

「別に」

ルイは浴衣に着替えないで行くことに。

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「今年はステージの出し物もあるらしいよ!
行ってみない?」

ルイ
「あー、あたしちょっとお店見て回りたいかも。」

夏生
「俺もぶらぶらしてるわ。」


「じゃあ後で待ち合わせようか。
二人とも携帯は持ってきたよな?」

歩き出す二人だが・・・

ドメスティックな彼女101

ルイ
「ついてこないでくれる!?」

夏生
「参道一本道だから仕方ねーだろ!」

ルイ
「なんか一定の距離保たれると尾行されてるみたいでヤなんですけど・・・」

「お前尾行して俺になんの得が?」

ルイ
「先に行ってよ、あたし苺飴買うし」

夏生
「言われなくてもそうしますよ!」

一人で先に歩き出した夏生。

金魚すくいの屋台を見て陽菜との思い出に浸る。

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そんな夏生の後ろ姿を後ろから見ていたルイは

「泣いてんの?」

夏生
「泣いてねーわ」

ルイ
「あっそ、てっきり陽菜姉を思い出してウルウル来てんのかと思った。」

夏生
「お前、容赦なく傷を抉るな」

ルイ「それはお互いさまでしょ」

ドメスティックな彼女101

ルイ「何が?」

夏生
「なんか・・・色々だよ」

ルイ
「謝んないでよ・・・

ドメスティックな彼女101

ポツポツと雨が降って来た。

少しすると強くなり、夏生とルイも濡れてしまう。

慌てて屋根のある場所で雨宿り。

ルイが母親に電話すると・・・
運営本部のテントにいるという。

夏生
「そっか。
じゃあ雨がやんだらあっちに・・・」

ドメスティックな彼女101

夏生は赤くなって目を背ける。

止むまで気長に待つことに。

しかし時間が経つと体が冷えてきてルイがくしゃみをする。

すると夏生が・・・

ドメスティックな彼女101

夏生
「いや、寒いかなと思って。
風邪引いてもダメだし・・・」

ルイ「汗臭い」

夏生
「悪かったなぁ!朝から先生の家で書類整理してたんだから仕方ないだろ¥」

ドメスティックな彼女101

ルイは、横目で夏生の腕や唇を見ている。

ルイ
「昨日のデート・・・
落ち合ってから早めにランチして映画見て、あんた達と別れてから代々木公園を散歩してプラネタリウム見て帰ってきた。
ランチの店もおいしいとこ調べてくれてて、食べられないものある?って聞いてくれたり、映画の階段で手を引いてくれたり、疲れたって言ったらベンチを探しに行ってくれたり。
すごく気を使ってくれて、すごい優しかった。」

夏生「そっか・・・」

ルイ
「それだけ?・・・・

ドメスティックな彼女101

夏生
「俺はあのあと、樹里さんが勤めるキャバクラに取材名目で入らせてもらってた。
そもそも樹里さんに連絡とったのもそのためで・・・
あの人凄いんだよ・・・
お客さんの楽しませ方が!
指名も1位、2位を争うくらいなんだって。
でも昨日は酔っぱらった客を怒らせちゃって、それでも笑顔で対応してるの見てホントスゲーなって思ったんだ。
だから”プロ意識すごいですね”って伝えたら、その後急に取材打ち切られてスゴスゴ帰ってきた・・・
カッコ悪いとこ見られるのやだって言ってたから、仕事の取材でトラウマ的なことがあるのかなって」

ルイ
「そういうことじゃないと思う・・・他に何か言ったりしなかったの?」

夏生「え?」

ルイ
「客商売していたらカッコいい部分だけじゃないのは当たり前じゃん・・・
それはきっと織り込み済み。
多分他にきっと、自分の中の柔いところに踏み込まれそうになったんだと思う。
自分でも消化しきれていない、核になる大事な部分・・・
きっとそこに触れられたら自分がグラついちゃうから、自己防衛的に取材断ったんだと思うんだ。
もしあたしが急に約束翻すならそういう時かな・・・」

夏生
「それだ!それだルイ!
仕事の出来不出来じゃない!
そこにヒントがあるんだ!

ドメスティックな彼女101

翌日。

樹里
「夏生くん。取材は断ったはずだけど。
待ち伏せなんてダサイことするほど私に惚れ込んだ?」

夏生
「そうですね・・・
簡単には引き下がれないくらいには・・・
ですから・・・

ドメスティックな彼女101

–101話ここまで

次回 ドメスティックな彼女 102話へつづく

○感想

妙な言い回しするなあ。

はあ?ってなるよね。

樹里さんなら上手く返してくれるでしょうが。

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