風夏 115話 ツアーと仲間

公開日: 

全国ツアーに出発したThe Blue Wells。

ただいま高速道路を走行中。

スポンサードリンク

那智
「とりあえずCDは無くなったら社長に送ってもらうかぁ」


「さすがに5000枚は積めないですもんね、この車じゃ。
でも那智先輩が免許持ってて良かったです。
助かりました。」

那智
「ああ、卒業の前に取ったんだ。
引っ越しのバイトも免許あった方が時給高えし。
しかしまさかその経験がこんな所で役に立つとは思わなかったけどな。」

青葉
「もし疲れたら言って下さいねー。
一応私も運転できますので!」

那智
「ほんとかよォ
何か怖えな。」

三笠が隣の席の碧井に話しかける
「碧井さんどうしたんですか?
ずっと大人しいですけど」

風夏115

三笠
「あ・・・
わかります。
僕も自分たちのCDができた時はそんな気持ちでした。」

碧井
「これで全国回るんだと思うとワクワクするね!」

青葉
「ですね!
なんだか大冒険の始まりって気がします!!」


「確かにテンション上がるね。
全国ツアーなんて。
ご当地のおいしいものとか食べられそうだし」

青葉
「あ、いいですね!
私手羽先が食べたいです!!
あとお好み焼き!
それからえーっと
石見さんは何かありま・・・」

風夏115

青葉
「ほ・・・!!
ほわぁぁ!!
ごめんなさい、調子に乗りすぎました!!
真面目にやりますからころさないでください!!」


「僕も少し浮かれていました。
沙羅先輩くらい気を引き締めないとダメですよね」

沙羅
「・・・そんなことより

風夏115

那智
「はぁ?なんだお前、ウンコかよ!!
早く言えよ、体に悪ぃぞ?」

沙羅
「違うわよバカ!」

那智
「運転中に暴力は止めろ!!」

碧井
「ナッチーサイテー」

ということで、パーキングに入って、トイレ休憩、も兼ねて軽く食事をとることに。

風夏115

沙羅
「すみませんでした・・・ご迷惑おかけして」

碧井
「気にすることないよ沙羅さん」

三笠
「お腹もすいていたから丁度良かったです」

那智
「いやぁ・・・しかしすげぇよお前。
よくウンコしたあとカレーなんて・・」

沙羅は那智の顔にコップの水をかける。

那智「なにしやがる!」

沙羅「してないわよ」

碧井「最っ低!!」

風夏115


(よかった・・・
碧井もみんなと馴染めたみたいで。
これならきっとツアーも大丈夫じゃないかな。)

「じゃそろそろいこっか、時間もないし。」
「誰かさんのトイレ休憩のおかげでなー。」
「うるっさい!!」


「あ、すいません。僕もちょっとトイレ行っときます」

那智
「はァ?
じゃあ先に行ってるぜ。」


(このツアーが終わるころにはもっと強い絆ってゆーか・・
そんな感じになれてるといいなぁ・・・僕たち・・・)

などと考え事をしながら歩いていると後ろから走ってきた女の子(20歳くらい?)が優にぶつかる。

ドンッ

優「うわっ」

女の子は頭から床にダイブ!

「いった~~い」

スポンサードリンク


「大丈夫ですか?すみませんぼーっとして」

女の子
「あ、ヘーキヘーキ
私いつもこんなだから気にしないで!

風夏115


(めちゃくちゃかわいい子だなぁ・・・)

女の子
「君こそ大丈夫?ごめんねーいきなるぶつかっちゃって」

優「いえ、僕は・・・」

優、ギターに気づいて
「あれ、ひょっとしてバンドやってるんですか?」

女の子
「あららーわかっちゃった!?私”LOVE God”ってバンドの知沙!!知ってる?」


「すみません。存じ上げませんが・・・」

知沙
「もーっ!
今ねー3回目の全国ツアー中なの!
ハイこれ!もしよかったら友達と遊びにきて」

知沙はチケットを二枚渡す。


「あの、僕も実はバンドやってて、今日からツアーなんです!!」

知沙
「え?やだーそうなんだぁ!!」


「こんな所でツアー中の方にあえるなんて思いませんでした!!
どんな感じなんですか全国ツアーって!!」

知沙
「うーんそうね・・・
なんかメンバー間の結束はが強くなるかなー
一緒に日本中回ってるウチに。
あとねーあとねー、ライブ後の打ち上げはチョー楽しい!!」


「ヘーそうなんだぁ!!
じゃあ、逆に辛かったコトってあります?
ぜひ参考にさせてください!
あ・・・てゆーか、どんなに辛くてもメンバーと一緒なら大丈夫ですよね!」

知沙
「え?んー・・・
てゆーか、てゆーかぁ

風夏115


「え?な・・・なんで別れなきゃいけないんですか・・・?」

知沙
「なんでって・・・そんな特別なことじゃないでしょ?
お金だったり恋愛だったり、方向性の違いだったり。
理由はバンドの数だけあると思うけど。
ちなみにウチの場合は練習してもぜんぜん上達いないメンバーに申し訳ないけど抜けてもらったかなー」


「でも、仲間じゃないですか?どうしてそんな簡単に!」

知沙
「だからもちろん辛かったよ?その時は。」

「じゃあなんで・・」

風夏115


「だけど・・・」

知沙
「キミたちだって今回のツアーでそんなコトになっちゃうかもだよぉ?
ちょっとしたきっかけひとつで。」


「!!絶対にそんなことにはなりません!
僕たちは仲間です!!
ずっと一緒です!!」

風夏115

知沙は優に渡したチケットをぱっと取って
「そっか!だとイイね!
じゃあ、どこかであったら教えてね。
初ツアーがどうだったか!」

那智が様子を見に来た
「おい、何してんだ・・・
榛名ー。
おいてくぞー」

風夏115

–115話ここまで

次回 風夏 116話へつづく

○感想

相変わらず優は楽観主義者というか、甘いというか・・・

色んな可能性を想定しておかないといけないのに・・・

それにしても知紗かわいい!!

八重歯がいい。

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑