アクマゲーム 163話 閃光

公開日: 

照朝対毛利。

二人同時に10秒の硬直。

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ギャラリーが固唾を呑み、緊張の汗が頬を伝う。
10秒はそれで終わる。

だがその10秒は二人にとって永久(とわ)ほども長く・・・

照朝
(違う違う違う!!
10秒しかない。
無駄なルートを考えている暇はない。
必要な思考だけにリソースを割け!!

アクマゲーム163

硬直明けに毛利が繰り出す策!!
俺の不意を衝く逆転の一手!!
あるか!?
そんな策が・・・
そんな逆転の余地が・・・
ある・・!!
相手は毛利明なのだから・・・!!
・・・・ッ
だめだ・・・
現実味のない策ばかりが浮かぶ・・・!!
そもそもオレが毛利明の策を想像することは無謀か!?
それより臨機応変に対応できるよう、心の準備に時間を割くべき!?
脳の酷使と焦りで頭が焼き切れそうだ・・・
糖分・・・
モグチョコ食べたい・・・
モグチョコ・・・
あらゆるスペースに常に携帯しているが、この運動着にはその隙が無かった・・・

なぜ今こんなことを・・・
もっと重要な事を考え・・・)

ここで照朝はハッと気づく。

(こんなことを考えるのは今更過ぎる・・・
だが、今だからこそか。

アクマゲーム163

照朝
(準備した策・・
知覚消去・・・)

照朝はハッキリと毛利の次の行動が読めた!

10秒たった!!

動き出しは毛利明の方が早かった。

毛利は懐に手を入れるとあるものを取り出す。

アクマゲーム163


「な、何あれ!?」


「手榴・・いや、閃光弾!?」

毛利
(君なら・・・
コレの使途を察せるはず。
あるいは既に予想しているか・・・)

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ゲーム前の打ち合わせ

潜夜が毛利に話してる
「きらりんの知覚消去を静さんに使った時さぁ・・・
奥さんが触れても声をかけても、きらりんは感知できなかったんだよね?
それって例えばさ、閃光弾に能力使えば・・・
閃光弾から出る光で、皆眩しいのに自分だけ無事・・・
みたいなことも出来る訳だよね?」

毛利は閃光弾を後ろに投げた。

毛利
(潜夜君が蒔いた疑心暗鬼の種が・・・
今花開く。)

閃光弾炸裂!

照朝は目をつぶらない!

まともに光を受け止めている!

毛利
(照朝君が取れる行動は限られている。)

アクマゲーム163

しかし照朝は目を閉じることも、背を向けることもせず、毛利から目を逸らさなかった。
光は予想し、覚悟していたから、驚きによる体の硬直はなかった。
だが、目はしばらく使い物にならない。

照朝
(毛利は閃光弾を使った。
だが毛利は悪魔の能力を使わない。
彼は約束を守る。)

アクマゲーム163

照朝
(そして毛利は自身も光に備えるため、剣の光を注視して、瞳孔を調節した!!
閃光弾は右手で投げた。
今あなたの左手は

アクマゲーム163

毛利
(策も、僕の拘泥も全部・・・
全部読み切られたー・・)

アクマゲーム163

–163話ここまで

次回 アクマゲーム 164話へつづく

○感想

途中のゲーム(特に絵しりとり)では照朝が残念な人にしか見えませでしたが、やっぱり天才でした。

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